Mac Studioのコイル鳴きについて

国内では指摘している記事が皆無だったのだが、少なくとも僕の購入したMac Studio M1 Max 24GPU 32GB 1TBの個体はGPUに負荷をかける動作(Lightroomでスライダーを調整したりマスクをかける)をした際に「キーン」、「ジーン」といったハイピッチのコイル鳴きが発生することがある。

GPUに負荷をかければ必ず発生するというわけでもないので再現性は低いし、部屋がほぼ無音の状態の際にようやく聞こえるといった程度なので個人的に特に気にしてはいないのだが、これだけ高価なマシンでコイル鳴きが発生するというのは残念だ。

このMac Studioのコイル鳴き問題については海外ではかなり話題になっておりMac Rumors Forumsのスレッドでは同様の症状が多数報告されている。

スレッドを読むとこのコイル鳴きはMac Studioの特にM1 Maxモデルで多く報告されていることがわかるが、M1 Ultraモデルでも少数ながら同様の症状が報告されているため、Mac Studioの全モデルでコイル鳴きが発生する可能性がある。

このコイル鳴き問題についてはフォーラムでは当初「ファンのノイズ」とされていたが、実際には「電源部分から発生している」という結論に落ち着いている。現に僕のMac Studioモデルもコイル鳴きのノイズは電源(Power Supply)ユニットが存在する底面から聞こえてくる。

Mac Studioは個体によって電源の製造元が異なることがYouTuberの分解により判明しているが、この電源の製造元の違いがコイル鳴き問題の根本的な原因なのかもしれない。

現状、このコイル鳴きについては具体的な対処法はなく、フォーラムでは返品した人もいるようなのだが、前述の通り僕の個体はそこまで気にするほどのノイズは発生しておらず、返品するほどではない。

ただ、もしMac Studioの購入を考えているのであれば特にM1 Maxモデルを検討している場合、コイル鳴きが発生する可能性があるということを頭に入れておいた方がいいだろう。