MacなどのApple製品がサポートするRAWファイルの調べ方

iOS・iPadOS・macOSはそれぞれ一眼カメラなどのRAWファイルをサポートしているが、メーカーやカメラによっては最新のmacOSなどにアップデートしてもRAWファイルを上手く扱えない場合がある。

iOS・iPadOS・macOSがサポートしているRAWファイルを知るには。

最新のiOS・iPadOS・macOSがどのメーカーのどのカメラのRAWファイルをサポートしているのかはこちらのリンクから確認できる。

画像出典 Apple

ちなみに上記のサポートページでは国によってカメラの名称やナンバリングが違ったりするため、日本在住・日本で購入したカメラを使用しているなら問題はないものの、海外版のカメラなどを使用している際などは念のため海外版のサポートページもチェックしておいた方がいいだろう。

例えば僕が使用しているPanasonicのLumix GX7MK3はアメリカだとGX9といったように、マーケティング上の理由から一部のメーカーの一部のカメラは日本と名称やナンバリングが若干異なることがある。

非対応のRAWファイルはどうなる?

もし自分のカメラのRAWファイルがiOS・iPadOS・macOSでサポートされていなかった場合はどうなるのだろうか?

結論としてはiOSやmacOSがRAWファイルをサポートしていない場合、「サムネイルが表示されない」、「写真アプリで編集ができない」などのデメリットが生じる。

OSがRAWファイルをサポートしていればサムネイルなどがFinderや写真アプリに表示される
サポートされていないRAWファイルは写真アプリに取り込んでもサムネイルなどが表示されない

例えば2021年12月17日に発売されたSonyのミラーレス一眼α7 IVはiOS・iPadOS 15やmacOS Montereyのリリース後に発売されたカメラであるため、現時点(2022年7月)では現行のOSでサポートされておらず、RAWファイルのサムネイルは表示はされないし、写真アプリで細かい編集をするといったこともできない。

もちろんiOS・iPadOS・macOSがRAWファイルをサポートしていなくても、例えばLightroomなどの外部アプリがそれらのカメラのプロファイルをサポートしているのならばもちろん外部アプリで閲覧や編集は問題なく可能だ。

ただ、RAWファイルをOSがネイティブサポートしていないので、前述のようにFinderや写真アプリからはサムネイルが見えないなどのそれなりに大きな弊害は生じてしまう。

新しくカメラを新調する場合はAppleのサポートページをチェックしておこう

iOS・iPadOS・macOSはマイナーバージョンアップやメジャーバージョンアップで各社のカメラのRAWファイルに対応していくが、それでもSonyのα7 IVの例のように発売から半年以上経ってもOSでサポートされていない場合があるため、もしカメラを新調するのであれば予め前述のサポートページで事前に自分の購入するカメラがOSにサポートされているのかチェックしておいた方がいいだろう。

また、iOS・iPadOS・macOSのRAWファイルのサポートはそれぞれ最新のOSでないと対応していないので、最新のカメラを使用するのであればiPhone・iPad・Macもそれぞれ最新のバージョンにアップデートしておこう。