GX7MK3用のDMW-HGR2互換グリップ「JJC HG-GX9」を買った

Panasonic Lumix GX7MK3では今までPanasonic純正のケース(DMW-BCSK7-K)を使っていたが、お粗末な作りの上にケースをつけるとSDカード・バッテリーのスロットが塞がってしまうという致命的な問題があったため、Amazonで4,199円で販売されていたJJC製のグリップ「HG-GX9」を買ってみた。

Panasonic純正のグリップ(DMW-HGR2)も候補に上がったが、そちらもSDカード・バッテリースロットが塞がってしまう上に「HG-GX9」よりも値が張るため、本グリップを買った次第だ。

なお、本グリップはAmazonなどでは単に「DMW-HGR2互換」と記載されているが、ボックスやグリップ底面に「HG-GX9」としっかりと型番が刻印されている。

GXMK3用グリップ「HG-GX9」

装着感・ビルドクオリティ

このグリップ「HG-GX9」は「DMW-HGR2互換」と謳われている通り、GX7MK3の他にGX7MK2にも対応している、JJC製のサードパーティグリップだ。

「HG-GX9」は土台部分はアルミニウム、グリップ部分はGX7MK3とマッチしたレザー素材で構成されており、非常に高級感がある。

正面・サイドから見てもGX7MK3本体と見事にマッチしており、とてもサードパーティ製とは思えない、しっかりとした作りだ。

僕のGX7MK3はシルバーカラーだが違和感はなく、GX7MK3がブラックでもシルバーでも本グリップはマッチするだろう。

グリップ感も非常に良く、Panasonic純正ケースで深刻だったガタつきや隙間、作りの甘さなどもほとんど感じられない。

ただ、感触としては土台部分に厚みがある純正ケースの方が若干握りやすい気はする。

グリップ底面

冒頭で書いた通りPanasonicの純正ケースや純正グリップだと、カメラ本体の底面にあるSDカード及びバッテリースロットの蓋が塞がってしまうが、本ケースはSDカード・バッテリースロット部分に穴が空いているため、グリップを装着したままSDカード・バッテリーの出し入れが可能なのが嬉しい。

また、写真を見てもわかる通り、ネジの部分にはハンドルが付いているため、工具なしで取り付け可能だ。

ネジによってカメラ本体の三脚穴は埋まってしまうが、すぐ下に補助的に三脚穴が用意されているため、本グリップを付けたまま三脚の使用も可能だ。

残念な点

本グリップは全体的に非常に精巧に作られていて、個人的にも大満足の製品だが、唯一の欠点として本グリップはカメラ本体底面まで保護されるため、スクリーンのチルトがしにくくなる。

上記写真を見てもらえばわかる通り、カメラ底面まで本グリップで保護されるため、スクリーンをチルトさせるには爪で引っ掛けて持ち上げるか、スクリーンのサイド部分を持ち上げてチルトさせる必要があるため、スクリーンを頻繁にチルト調整する撮り方だと煩わしく感じると思う。

まとめ

GX7MK3には本体に小さなグリップはあるものの、グリップが非常に浅く、長時間片手で持っていたり、構えたりする際の疲労が激しかったので、本グリップには非常に満足している。

純正グリップよりも安く、更にSDカード・バッテリースロットにアクセスできる穴も設けられている他、アルミニウムとレザーの高級感も素晴らしい。GX7MK3(及びMK2)用のグリップを探しているならとてもおすすめだ。