横長パンチホールとDynamic IslandのためだけにiPhone 12 miniからiPhone 14 Proにアップグレードした話(ちなみに12 miniの前はiPhone Xを使用)。
まず僕は多くのiPhoneユーザーと違い、iPhoneのノッチが非常に気になるタイプの人間だった。
多くのiPhoneユーザーは「ノッチの存在を気にしたことはない」、「すぐに慣れた」と言うし、実際に僕が2017年に初めてiPhone Xを手にした時も「そのうち慣れるだろう」と思っていたが結果としてノッチに慣れるということは全くなく、iPhoneの画面を見るたびにノッチが目につくし、ノッチの存在によって消えてしまった画面表示(画面の回転ロックアイコンなど)に不便を感じていた。
特にサブ機としてパンチホールのPixel 6を使用していると余計にiPhoneのノッチの存在が気になってしまう。競合他社のスマートフォンがパンチホールに移行していく中でiPhoneにはノッチが実に5年も存在し続けているのだ。
そんなにノッチが気になるなら何故iPhone Xから買い替える時にSEではなく12シリーズにしたのか?と言われてしまいそうだが、当時のiPhone SEは5G非対応であったし、バッテリー持続時間も短く消去法で12シリーズになったのであって、当時のiPhone SEにそれらの弱点がなかったらiPhone SEに買い替えていただろう。
そんなノッチが異常に気になる病気にかかっている僕にとってiPhone 14 Proの横長パンチホールとDynamic Islandは正に「待ってました」と言いたくなるほど刺さるものだった。
人によってはノッチより横長パンチホールの方が気になるんじゃないか、という場合もあるかもしれないが僕にとってはこの横長パンチホールはありだ。少なくともDynamic Islandと組み合わさると煩わしさはないし、ノッチにくらべて面積自体も縮小しているため、僕はノッチより圧倒的にこっちの方が気にならない。
ノッチは良くも悪くもiPhoneの象徴のような存在になっており、競合他社にもバカにされていたが、横長パンチホールとDynamic Islandの登場によっていい意味でiPhoneの象徴となり得るデザインになったと感じている。
残念なのはこの横長パンチホール(Dynamic Island)を利用するためには価格が非常に高いiPhone 14 Pro/Pro Maxを購入するしかないという点だ。iPhone 14無印にDynamic Islandが搭載されていたら僕はそちらを購入していたことだろう。
iPhone 15では全モデルがDynamic Islandを搭載するという噂もあるため、僕と同じようにノッチが気になり、Dynamic Islandに魅力を感じているが価格的に手が出しにくいという人はiPhone 15を待ってもいいかもしれない。
いずれにしろこの横長パンチホールへのiPhoneの移行はDynamic Islandの出来の良さも相まって非常に喜ばしい流れだと思う。iPhoneが完全にノッチ・パンチホールレスの画面下Face ID・フロントカメラを実現するのは当分先の話だと思うので、iPhoneがこのような方向性で画面のデザインを変えてきたことは大いに歓迎したい。