僕がDuckDuckGoを使い続ける理由

大分前にユーザーの情報を一切収集しない”DuckDuckGo”という検索エンジンについての記事を書いた。

半年間DuckDuckGoをデフォルト検索エンジンとして使った結果

上記の記事ではDuckDuckGoの検索エンジンとしての不便さ、プライバシー対策の有効性への疑問など、DuckDuckGoの良い点よりは悪い点に焦点を当てて書いたし現状では使い物にならないと結論付けたが、結局あれだけ大口を叩いたのにも関わらず僕は今でもMac、iPhone、iPadの全てのデバイスでDuckDuckGoをデフォルト検索エンジンとして利用している。

DuckDuckGoは検索エンジンとしてはまだまだGoogleには及ばず、広告が多いページやプライバシーの漏洩が懸念されるサイトはそもそも検索結果に出ないということもあって未だに快適とは言えない状態だが、それでもなお僕にはDuckDuckGoを使い続ける理由がある。

Googleアドセンス広告を貼って、Googleの恩恵を受けておきながらDuckDuckGoを使うというのは我ながら意味がわからないが、DuckDuckGoの魅力というものを再認識し始めている。

DuckDuckGoを使い続ける理由

DuckDuckGoをデフォルトの検索エンジンとして使い続ける理由として、僕が最も評価しているのは不快なサジェストやまとめサイトなどが検索結果に出ないか、極端に順位が低いことだ。

不快なサジェストの少なさ

例えば”ニュース”という単語をGoogleの検索ボックスに入力してみる。

”ニュース”という単語のあとに、いきなり”まとめ”というサジェストが2件も付く。

ではDuckDuckGoで同じ単語を入力してみよう。

Googleに比べてサジェストは割と均等な単語となり、”まとめ”という単語に至ってはかなり下位に表示される。

GoogleにしろDuckDuckGoにしろ、サジェストに表示される単語は最も検索される単語か、現在のWebでのトレンドを反映していると思われるが、GoogleとDuckDuckGoではそのアルゴリズムが異なるように思う。

もちろんアクセスする層がGoogleとDuckDuckGoで違うというのもあるだろうが、いずれにしろ僕としてはDuckDuckGoのサジェストの方が好きだ。

検索結果のアルゴリズム

当然検索結果にもGoogleとDuckDuckGoのポリシーの違いが明確に現れる。

冒頭でDuckDuckGoはまとめサイトがほとんど引っかからないと書いたが、ここではあえて直接的に”まとめサイト おすすめ”という単語で検索してみる。

Googleの場合はこのようになる。

Googleの検索結果では”まとめサイト おすすめ”という語句で検索すると2ch系まとめサイトかそれに関連するサイトが多く表示される。

ではDuckDuckGoで全く同じ単語を検索してみる。

DuckDuckGoでは大手まとめサイトは表示されるが、2ch系のまとめサイトはほぼ表示されなくなる。

スクロールして階層を潜っていけば、いずれは2ch系まとめサイトも表示されるが、かなり下の順位になる。

無論ブラウザの拡張機能を使えばGoogleの検索結果からまとめサイトを排除することも可能だが、拡張機能なしで2ch系まとめサイトなどが表示されないのは嬉しいポイント。

ただし、DuckDuckGoの場合、画像では加工しているがアニメを違法で視聴する方法を掲載したまとめサイトやブログが引っかかるようになり、”違法サイトの検閲”という意味ではGoogleに軍配が上がる。

マップのシンプルさ

DuckDuckGoは今年からAppleのマップを使用したマップサービスをリリースしている。

Googleとは違い、そもそもDuckDuckGoにはアカウントの概念がないのでマップサービスもGoogleのようにアカウントを作るように促されたり、パーソナライズされたおすすめスポットなどが表示されることもない。

Googleマップではアカウントの情報によってはおすすめスポットが表示されたり、近場の写真やホテルの情報も表示される。

これはこれで有用かもしれないが、少々情報過多に思える。

対してDuckDuckGoのマップは極めてシンプルであり、パーソナライズとも無縁だ。

これを不便に感じる人もいるかもしれないが、おすすめスポットや写真・宿泊施設などのサジェストが鬱陶しいと感じている人にとっては有用だろう。

言語切り替えが楽

Google検索だと言語を変更するには、設定画面で一度切り替える必要があり、デフォルトでは日本から検索した場合は日本語のサイトが優先される。

この切り替えが結構面倒で、「国内で情報が見つからないから海外のサイトを検索したい」と思ってもなかなか海外のサイトにたどり着けないことが多い。

対してDuckDuckGoでは検索結果画面に言語の切り替えボタンが用意されており、ワンクリックで日本語を優先するかどうかを切り替えることができ、海外のサイトの表示が簡単に行える。

まとめ

DuckDuckGoを利用することで、場合によっては不便に感じることもあるし、今の完成度では完全にGoogleの代用検索エンジンとして利用することは難しいが、検索結果もシンプルで、最近問題になっているプライバシー問題が気になるユーザーにとっては必ず得るものがあるはずだ。

一部の検索結果が全く表示されなかったり、検索語句と全く関係がない検索結果が表示されることもあるが、それでもDuckDuckGoには”パーソナライズ化なし”、”アカウントも不要”、”全てのユーザーに同じ検索結果を出す”という他の検索エンジンにはない魅力がある。

Googleの代用にならなかったとしても、Web上に溢れる情報にうんざりしている人にとっては一度利用してみる価値があるだろう。

現状ではメインはDuckDuckGoを使い、DuckDuckGoで満足のいく結果が得られなかったらGoogleで検索するという使い方が一番ベストではないかと思う。

結局Google使うんじゃん!と思われるかもしれないが、一般的な単語であれば大抵は表示されるし、不快なサジェストや検索結果が出ないというのは僕にとっては大きなメリットであると感じている。