
スマホ・タブレット用のTwitter公式アプリ(クライアント)は度重なる仕様変更(多くのユーザーにとっては改悪)により「他の人のいいねが強制表示される」「おすすめ・ニュース・トレンドが検索欄に常に表示されて消せない」など、一部の人にとっては精神衛生上好ましくない情報が溢れている。
前回はスマホやタブレットのWeb版Twitterから「おすすめやニュース・トレンド」などを非表示にする記事を書いた。

僕は現在スマホやタブレットをほぼWeb版Twitterに移行することで不要な情報をシャットアウトしているが、Twitterライフが大幅に改善したのでWeb版Twitterのススメを書いていきたい。
INDEX
Twitterアプリを使わずWeb版(ブラウザ版)Twitterを使うメリット
プロモーション(広告)をブロックできる
テスト環境
・iPhone・Mac Safari + AdGuard, Wipr, AdFilter, 280 Blocker
上記のいずれのブロッカーでも現在はTwitterの広告がすり抜けて表示される場合があります。


280blockerやAdFilter、AdGuardなどのコンテンツブロッカー(広告ブロッカー)を併用してスマホやタブレットのブラウザからTwitterを利用すれば「プロモーション」などの広告を一括非表示(ブロック)にできる。
もちろんこういった広告ブロッカーはAndroidにも存在するのでプラットホームもほとんど選ばない。
時々すり抜けて広告が表示されることもあるものの、大抵の場合リロードすれば消滅する。
導入方法も簡単で280blocker(有料)あるいはAdGuard(無料)・AdFilter(無料)などをApp Store(またはGoogle Play Store)からダウンロードしてコンテンツブロッカーを有効にするだけだ。
iPhoneやiPadでコンテンツブロッカーを有効にするには上記のような広告ブロッカーをインストールした状態でSafariの設定でコンテンツブロッカーをオンにする。

iPhoneやiPadの設定画面を開き”Safari”をタップ。

次に”コンテンツブロッカー”をタップ。

全部オン(緑)にして完了。
コンテンツブロッカーの多くは例え有料版であってもTwitterアプリの広告を消せないがSafariなどで利用するWeb版Twitterからは広告を消せる。
おすすめ・ニュース・トレンドなどを非表示にできる
前述の広告ブロッカーのカスタムフィルタ(ユーザーフィルタ)を利用することでWeb版Twitterからおすすめやニュース・トレンドなどを綺麗さっぱり消すことも可能。


おすすめ・ニュース・トレンドなどを非表示にする詳しい手順は先ほども紹介した記事内で。

他人の「いいね」などの不要な情報が減る
悪く言えばTwitter社はあまりWeb版Twitterに力を入れておらず、主に注力しているのはスマホ向けのアプリだ。
結果としてWeb版Twitterは便利な機能に欠くことがあるが、その分不要な情報が表示されにくい。


例えば最近のTwitterでは他人の「いいね」が強制表示(表示回数を減らすボタンを押せば一時的に減るがなくなるわけではない)されたり、ランダムにフォロワーがフォローしているユーザーのツイートをこれまた強制表示したりするが、Web版Twitterではこういった他人のいいねやランダムツイートの表示回数が少ない。
またTwitterアプリだとタイムラインが時系列順に設定してもゴチャゴチャとした表示になることが多いが、Web版Twitterだと概ね時系列順に表示されタイムラインが非常にすっきりする。
Web版Twitterのデメリット
上記のようなメリットがある一方、当然Web版Twitterにもデメリットがある。
通知が来ない

一番のデメリットと言えるのが「通知が来ない」という点。
考えてみれば当たり前だがブラウザからログインしているのでWeb版Twitterを閲覧中は通知の確認が可能だが、スマホがスリープ・ロック時はいかなる通知も来ないのでDMやリプライなどの確認が遅れる可能性がある。
Twitterアナリティクスが把握しづらい


Web版Twitterだと自分のツイートごとのアナリティクスはタイムライン上に表示されず、サイドバーのパネルからPC版のTwitterアナリティクスページを開く必要がある。
アナリティクスはそこまで気にするほどのものではないかもしれないが「自分のツイートがどのくらい見られたんだろう」と思っても気軽にパッと確認できないのは不便だ。
まとめ

TwitterアプリとWeb版Twitterを長期間両方使ってみての感想だが、デメリットはあるもののWeb版Twitterの方が余計な情報もなく、仮にそういった情報が表示されてもコンテンツブロッカーでシャットアウトできるため、僕としてはWeb版Twitterのメリットはデメリットを上回る。
仮にTwitterの仕様が変更されたとしてもコンテンツブロッカーのカスタムフィルタである程度のコントロールが可能なのも嬉しい点だ。
Twitterアプリは通知など便利な機能がある反面「自由(融通)が利かない」のでWeb版Twitterに慣れるとTwitterアプリに戻れなくなるほど。
通知やアナリティクスなどが確認しづらい点に関しては、Twitterアプリは削除せず一応スマホに入れておき、通知やアナリティクスのみをTwitterアプリで確認するなどの方法を取れば極力不要な情報をシャットアウトした上である程度の利便性も確保できる。
ここまでしてTwitterを利用する意味があるのかと言われると僕としても何をやっているんだという気はするが、地域の防災情報なども最近はTwitterで発信されることが多いので、本記事の対策で精神面での負担を軽くしながらTwitterを快適に利用するのが一番だと思う。