
本記事ではPC/Macでサードパーティーアプリケーションや拡張機能などを用いずに主にGoogleとFirefox、Microsoft EdgeでGoogle検索結果から特定のWebサイト(ドメイン)を除外する方法を紹介する。
また、本記事では例として日本語版Wikipediaを除外対象としている。
INDEX
サーチパラメータで除外指定
最も手軽なのはGoogle検索の際に検索語句のあとに下記のサーチパラメータを指定する方法だ。
-site:ja.wikipedia.org

「-site:」のあとに検索結果から除外したいドメイン(日本語版Wikipediaなら「ja.wikipedia.org」)を指定すれば検索結果から日本語版Wikipediaが除外される。
なお、検索語句とサーチパラメータの間には下記のように半角スペースが入っている必要があるので注意しよう。
アゲハチョウ -site:ja.wikipedia.org

ちなみにサーチパラメータ未指定(デフォルト)の場合は下記のようになる。

サーチパラメータを指定することで今回の例では上記画像のようなWikipediaの検索結果を丸ごと消すことができる。
ちなみに当ブログを検索結果から除外したい場合は下記のようになる。
-site:infornography.blue
また、下記のように複数のドメインを指定して複数のWebサイトを除外することも可能だ。
アゲハチョウ -site:ja.wikipedia.org -site:xxx.xxx.xxx
アドレスバー(オムニボックス)の検索結果でも除外指定する方法
Google ChromeやFirefox、Microsoft Edgeなどのアドレスバー(オムニボックス)から検索した場合にもサーチパラメータで除外指定するには下記の設定を行おう。
Google Chrome

Google Chromeの場合、まず環境設定から「検索エンジン」の項目を開く。

「検索エンジンの管理」をクリック。

「既定の検索エンジン」の右下にある「追加」ボタンをクリック。

「検索エンジン」には自分がわかりやすい名前(画像ではGoogle Exclude Wikipedia)」、「キーワード」にはGoogle、そして「URL」に下記のURLを貼り付ける。
https://www.google.com/search?q=%s -site:ja.wikipedia.org
「ja.wikipedia.org」の部分は自分が除外したいWebサイト(ドメイン)を指定しよう。
URLを貼り付けたら「追加」をクリック。

検索エンジンの一覧に追加した検索エンジンが表示されるのでハンバーガーメニュー(3つの縦の点)をクリックし「デフォルトに設定」をクリック。
以上でアドレスバー(オムニボックス)からの検索でも除外指定したWebサイトを除いた検索結果が表示される。
Firefox

Firefoxの場合、Google Chromeと違って簡単にカスタム検索(カスタム検索エンジン)を追加する方法がないため拡張機能の「Add custom search engine」を使おう。

「Add custom search engine」をインストールしたらアドレスバー右の「拡大鏡ボタン」をクリックしよう。

上記のような画面が表示されるので「Name」に適当な名前、「Search URL」には下記のURLを貼り付ける。
前述の通り「ja.wikipedia.org」の部分は自分が除外したいWebサイト(ドメイン)を指定する。
https://www.google.com/search?q=%s -site:ja.wikipedia.org
URLを貼り付けたら「Add custom search engine」という青いボタンをクリック。

続いてアドレスバー右の3点アイコンをクリックし「検索エンジンを追加」をクリック。

するとFirefoxの「デフォルト検索エンジン」に追加したカスタム検索エンジンが表示されるので選択して完了だ。
これであとはGoogle Chromeと同じようにアドレスバー(オムニボックス)からの検索結果には指定したWebサイト(ドメイン)が表示されなくなる。
Microsoft Edge

Microsoft Edgeの場合はGoogle Chromeと手順はほとんど変わらない。
まず「ユーザー設定」を開こう。

サイドバーから「プライバシー、検索、サービス」を開き、画面下部の「アドレスバーと検索」をクリック。

「検索エンジンの管理」をクリック。

検索エンジン管理画面が表示されるので右上の「追加」をクリック。

「検索エンジン」に好きな名前、「キーワード」にGoogle、「クエリの代わりに%sを使用したURL」の欄に下記URLを貼り付けて「追加」をクリック。
https://www.google.com/search?q=%s -site:ja.wikipedia.org
「ja.wikipedia.org」の部分は自分が除外したいWebサイトに適宜置き換えよう。

一覧に新たなカスタム検索エンジンが表示されるのでハンバーガーメニュー(横の3点アイコン)をクリックして「規定に設定する」をクリックする。
以上でアドレスバー(オムニボックス)からの検索結果に指定したWebサイトが表示されなくなる。
Safari

残念ながらSafariはGoogle Chromeのように検索エンジンを追加する機能もなければ拡張機能も無料のものは一切ない
一応「CustomSearch for Safari」という拡張機能はあるが1,220円もするため、とても割に合わない。
妥協案として下記のようなアドレスを開いてブックマークに追加し、Google検索を利用する際はブックマークから検索ページを開いて検索語句を入力するという方法がある。
https://www.google.com/search?q=-site:ja.wikipedia.org
Safariで自由にGoogle検索結果から特定のWebサイトを除外するにはサードパーティーアプリケーションやコンテンツブロッカーなどの機能拡張を利用する必要があるだろう。
まとめ
検索結果から特定Webサイトを除外する方法は一般的にサードパーティーアプリなどが推奨されることが多いが、本記事の手順ではSafariを除いて無料で、更にサードパーティーアプリなども必要ないため重宝するはずだ。