OCCULTIC;NINE

PSストアのセールで購入したノベルゲーム”オカルティック・ナイン”をクリア。

ジャンルとしてはミステリー・ホラー・サスペンスを一緒くたにしたようなストーリーで、タイトル通りオカルト的な話が主軸になっている。

オカルティック・ナインは主にノベルゲーム作品や音楽作品を製作しているスタジオ”MAGES”の代表”志倉千代丸”原作のライトノベルだが、その後2016年にアニメ化し、2017年にゲーム化がされた。

僕は原作のライトノベルもアニメも見ていないので、新鮮な気持ちで楽しめたのだがどうやらこのゲーム、”アニメのストーリーをただなぞっただけの話”らしく、アニメ版視聴者はプレイする意味がないとのことだ。

そのためユーザーからの評判もすこぶる悪く、開発側は2017年末に「アップデートでストーリーを追加する」と発表したようなのだが、2019年現在においてもストーリーの追加アップデートは行われていない。

志倉千代丸が代表を務めるMAGESはどうにも最近あまり良い話を聞かない。

MAGESといえば過去に5pbというブランド名でSTEINS;GATECHAOS;HEADCHAOS;CHILDというゲームを開発した有名なメーカーであるが、STEINS;GATE以来ヒット作は(僕の知る限り)あまりなく、スピンオフやリメイク作品、あるいは他社のゲームのパブリッシングをするだけでイマイチ勢いがない。

志倉千代丸氏のビジネス手腕は凄いと思うのだが、いかんせんヒット作であるSTEINS;GATEに頼りすぎている気がする。

STEINS;GATE以降ヒット作がないために、STEINS;GATEのスピンオフやリメイク作品で急場を凌いでいる印象を抱いてしまうのだ。

今回プレイしたオカルティック・ナインも面白かったと言えば面白かったのだが、それは僕がアニメ版を視聴していないからであり、しかもアニメ版と同じく全ての謎はこのゲーム版でさえ明かされていないらしい。

アニメ版で明かされなかった謎を求めてゲーム版を購入した人は、そりゃこの内容では怒るのも無理はないだろう。

キャラクターや設定、ストーリーなどの土台がいいだけに、明らかに説明すべき謎が一切明かされないままエンディングを迎えるのはどうかと思う。

追加ストーリーのアップデートもないということはこの作品の企画自体がボツになったのだろうか。

いずれにしろ、この作品は恐らく失敗作として開発側からもプレイヤー側からも忘れられていく運命なのだろう。

MAGESの新たなゲームとしてANONYMOUS;CODEという作品が現在企画・開発中であるが、このオカルティック・ナインのような顛末は辿って欲しくないと感じた。