DAYS GONEレビュー

PS4専用タイトル”DAYS GONE”をクリア。

【早期購入特典なし】 【CEROレーティング「Z」】

オープンワールドのゾンビゲームと言うとありふれたゲームに聞こえてしまうが、本作の特徴は数百体にも上る膨大なゾンビ(作中ではフリーカーという呼称)との戦いが描かれるのが特徴。

”無双ゲーではない”ので、ゲーム開始当初はこのようなフリーカーの大群に遭遇した場合は逃げるしかないが、装備が整ってくる中盤からは大群とやり合うのも、緊迫感と爽快感が同時に感じられてとても楽しかった。

ストーリーは2年前に突如起きたゾンビのパンデミック(世界的大感染)で荒廃した世界を舞台に”ドリフター”と呼ばれる、バイクで様々な場所を旅して、生存者キャンプの仕事を請け負うなどして生活している主人公”ディーコン”が、死んだと思われていた妻が生きていることを知り、彼女の手がかりを探しながらアメリカのオレゴン州を旅するというもの。

ゲームシステムについては、UBIなどのゲームに代表されるような良くあるオープンワールドゲームのシステムを踏襲している。

クエストをクリアして、キャラクターを強化して、お金を貯めて、装備を集め、メインストーリーを追うという特別な特徴があるわけではないオーソドックスなオープンワールドゲームにまとまっている。

基本的に他のオープンワールドゲームと同じく”お使いゲー”なので、そういった作業感があるゲームプレイが嫌いな人は向かないと思う。

僕もオープンワールドゲームは昔は好きだったのだが、最近はどれもマンネリ化している気がして、このDAYS GONEも例に漏れず途中で少しダレたことは否めない。

それでも数十時間に及ぶボリュームがあるストーリーと、広大なオレゴン州の世界をゾンビを相手にしながら走り回るのは楽しかった。

DAYS GONEの良かった点

  • グラフィックが綺麗。Horizon Zero Dawnほど凄いわけではないが、近年でもトップに入るほどコンソールではグラフィックに力を入れているゲームだと思う
  • ゾンビの大群と戦う緊迫感と爽快感は他のゲームではなかなか味わえない
  • キャラクターが魅力的。主要人物・悪役含めてキャラが立っている
  • マップが広大で探索し甲斐がある
  • バイクの操作は最初は難しいが慣れてくると面白い
  • ストーリー終盤の展開は洋画を見ているような盛り上がりがあって白熱する

DAYS GONEの残念な点

  • とにかくバグが多い。最新のアップデートを適用した状態でもかなりの数のバグを経験した
  • 日本語版は残虐表現に規制がある(ただし不自然さはない)
  • 良くも悪くも、どこにでもあるようなオープンワールドゲームのシステムなので中盤あたりでダレてくる
  • バイクの操作が慣れないと難しい。レースゲームが苦手な人は辛いかもしれない
  • 後半は強力な銃が手に入り、戦闘が若干簡単すぎる気がした
  • ストーリーの中盤でゾンビ化を引き起こしたウイルスに関して触れられたが、ゾンビウイルスの研究については結局謎を残したまま終わってしまう

とにもかくにも非常にバグが多いゲームだった。

クエストマーカーが消える、キャラクターが地面に埋まる、ストーリーが進行しない、NPCの体や体の一部が消失する、などバグを上げれば枚挙にいとまがない。

よくこの状態で発売したな、と思えるほどにバグが多かった。

本作で感じたフラストレーションの大半の原因がバグによるものなので、もうちょっとなんとかならかったのだろうか。

日本語版の表現規制については、もう日本では当たり前のことなので特に驚かないが、DAYS GONEの規制に限っては暴力的な表現があるシーンはカメラをずらすなどある程度の配慮がされていて”暴力シーンで突如として暗転する”などの不自然な規制表現はない。

このゲームが規制されていると知らなかった人がプレイしたら、そもそも規制に気づかないのではないか、というほど規制を感じさせない配慮がされていたのは良かった。

総評

総じてゾンビもののオープンワールドゲームとしてはボリュームもあり、ストーリーも興味深く、グラフィックはPS4専用だけあって美しく、近年発売されたオープンワールドゲームの中でもかなり上位に入る部類だと思う。

とにかくバグが多いのが残念でならない。

海外メディアでの評価がかなり低いのだが、もしかしたらこれらのバグを考慮してのことなのかもしれない。

ただ、そうだとしてもスコア70点台は低すぎるだろう。仮に僕が点数をつけるなら85点は行くゲームだ。

もしPS4を持っているならプレイして損はないゲームだと思う。

SEKIROのように難易度で人を選ぶゲームでもないので、オープンワールドやゾンビといったジャンルに抵抗がないなら是非遊んでほしい一本。