写真が楽しくなくなったら

鎌倉 長谷寺

写真を長くやっているなら恐らく誰もが経験をしたことがあると思うのだが、最初はあれだけ楽しかった写真撮影が全く楽しくなくなる時がある。

あれだけ毎日写真を撮っていたのに気づいたら最近はほとんど写真を撮っていないことに気づいたり、あるいは変わらず写真撮影は続けているが、写真を撮りだした頃と比べると楽しさが感じられなかったり、そういうことがある。

私も初めて一眼レフを購入した2016年、それはもう毎日のように外に飛び出し、色々な街や観光地に行き写真を撮りまくった。

1ヶ月で700枚ほどの写真を撮ったこともある。

しかしそうして写真撮影を続けていくうちに、写真撮影のペースが落ち始め、「写真を撮ってもイマイチ楽しくない」ということに気づき始めた。

理由は人それぞれあるのだろうが、プロでもない限り写真というのは続ければ続けるほど、写真に傾けていた情熱が落ちていく傾向にあるように思う。

写真は他の芸術と違って上達や手応えが感じにくいもの。

全くの写真の素人でもタイミングさえ完璧であれば美しい夕日の写真が撮れるだろうし、逆に写真を長く続けている人でも機会を逃せば退屈な写真ばかりになってしまう。

上達や手応えが(たとえ本当は腕前が上がっていたとしても)本人に感じられなければやがて写真への情熱は落ちていく。

私の周りにもあれだけ写真を撮っていたのに今ではスマホのカメラで時々写真を撮るのみ、という人も沢山いる。

では写真が楽しく感じられなくなった時どうすればいいのだろう。

私の行き着いた答えは簡単で「何もしない」ことだった。

写真に限らず、楽しくもないものを無理にやっても誰の得にもならないし、ただただ自分の中でストレスが溜まっていくだけだ。

写真で食べている人なら違ってくるだろうが、趣味でやっているなら無理して写真を撮る必要はないと思う。

写真が楽しくなくなったらまずは「何もしない」という時間を作り、心に余裕を作った方がいい。

そうしていくとふとした瞬間に「久々に写真でも撮ろうかな」という意欲が突然湧いてくる。

実を言うと私は2018年6月から今年1月まで全く写真を撮らなかった。

理由は上記にあるように「楽しさが感じられなくなった」からだ。

愛用していたカメラも売り払い、写真撮影はたまにスマホのカメラで撮るのみという状態が続いた。

その時の私はもはや写真の世界に戻ることはないだろうと感じていた。

しかし半年以上経った時、自分の中で「やっぱりもう一度本格的に写真をやってみたい」という意欲が突然湧いてきて、カメラを買い直し今に至る。

なぜ突然意欲が再び湧いてきたのかはわからない。

ただ猛烈に「写真をまた撮りたい」という衝動があった。

そして本当に写真が好きならば、たとえいっとき写真が楽しくなくなっても、いずれまた写真に対する情熱が湧いてくるものなのだとその時気づいた。

だからもし写真が楽しくなくなったとしても、無理して写真を撮らず、時間を置き、心に余裕を持つことが大事なのだと思う。

どんな趣味でも「自分が楽しいこと」が一番大切であって、楽しくないならそれは今やる必要はない。

心の底から写真を撮ることが好きなら、時間を置けばやがてそれらの情熱や楽しさは戻ってくるものだと私は思う。

もしあなたが今写真に対する楽しさが感じられないなら、写真のことはひとまず忘れて日々の生活を楽しんでほしい。

あなたが本当に写真が好きなら、いずれ必ず「写真を撮りたい」という情熱は再び湧いてくる

全ては時間が解決すると信じて、気張らずに情熱が戻ってくるのを待ってほしい。