街角スナップの魅力

横浜市 西区

写真を撮る際に「どういった被写体が一番撮ってて面白いか?」と問われたら、僕は都会の街角の写真と答える。

確かに夕日や自然風景を撮るのも楽しいし、何より綺麗な写真が撮れる。

ただ、アマチュアのただの写真好きがこんなことを言うのは失礼かもしれないが、夕日や自然風景というのはタイミングさえ合えば誰でも綺麗に撮れるというのが僕の持論なので、最近は夕日や海の写真を撮っても同じような写真ばかりになってしまい、退屈を感じることが多くなってきた。

しかし都会の街角スナップは目まぐるしく街の状況が変化し、まるで人々の営みの瞬間を捉えているようで、撮影しててとても楽しいのだ。

僕が一眼レフからミラーレスに移ったのも、街角スナップを撮る際に一眼レフでは人々に威圧感を与える他、何よりかさばって鬱陶しいというのが理由の一つでもある。

街角スナップに小型のミラーレスというのはとても機動性に優れ、道ゆく人にそれほどの威圧感も与えないので、人の目が気になる僕にはうってつけだ。

通勤・通学中の人々、道ゆく車、工事が進むビルなど、街角スナップは”街の息吹そのものを切り取れる”という魅力がある。

街というのは被写体に向いてないと思われがちだが、観光地や自然豊かな場所と違って、生きている人々、ひいては社会の営みそのものが凝縮されている一種のアートだ。

あいにく僕は持病の関係で最近はあまり都会には出れていないのだが、これまで撮った街角スナップを見返していると、変化する街の様子が克明に記録されており飽きることがない。

自然や風景と違い、街というのはそれそのものが生き物であり、それらの瞬間を撮影するというのは大げさな話になってしまうが、”人類の積み重ねてきた営み”というのを肌で感じることが出来る手法だ。

もし写真が趣味で、主に自然風景を撮っている人がいるなら、是非とも街角スナップにも挑戦して欲しいと思う。

連綿と続いてきた人間の営みと歴史がそこには凝縮されているのだ。