鎌倉の観光客の多さ

鎌倉市稲村ヶ崎

鎌倉は写真を趣味としている人にはうってつけの場所だろう。

特に神奈川や東京に住んでいる人なら、写真が趣味でなくてもそのほとんどが一度は訪れることのある場所だ。

しかし最近は観光客、特に外国人観光客の方が多く、レトロな雰囲気で人気の江ノ電は観光客の増加に伴いキャパシティがオーバーしている。

平日でも混む時は混むし、特に土日は乗車が不可能になるほど混雑する。通勤時の都会のラッシュより酷いくらいである。

この外国人観光客の多さには理由があって、江ノ電の駅の一つである”鎌倉高校前駅”は台湾で昔アニメの”スラムダンク”が放映されていた時に頻繁に登場した駅だったため、特に台湾での認知度が高く、その景観の良さもあって人気があるロケーションなのだ。

よく「最近の鎌倉は中国人観光客が多い」という声を聞くが実際のところ鎌倉、特に鎌倉高校前駅に訪れる外国人観光客は台湾から来た方がほとんどである。

鎌倉高校前駅ではあまりの観光客の多さに、地元住民の方の車が苛立たしげにクラクションを鳴らしている光景も見てきた。

私自身は別に観光客に訪れてほしくないというわけではないが、江ノ電の車両が土日は乗車不可能になるほど混雑するという状況だけは歓迎できない。

写真を撮りに行くだけではなく、私も所用で江ノ電を利用することが時々あるからだ。

江ノ電の線路は交差区間以外は線路が一本であり、増便が難しいため、観光客が多くなるにつれて乗客を捌き切れなくなっているのだ。

江ノ電ではこれ以上対応が難しいのだから、京浜急行や江ノ島電鉄バスが江ノ電沿線のバス路線を拡充すればいいのではないかと思うのだが、何か理由があるのか実現には至っていない。

実際江ノ電沿線にはバスが走っているが、1日数本だけなのだ。

このバスを少なくとも週末だけでも増やせば江ノ電の過密状態は緩和されると思うのだが。

いずれにしろ、鎌倉は昔から観光客が多かったが昨今の混雑ぶりは異常とも言えるほどだ。

市や国にとってはいいことだと思うが、地元住民の方の苛立ちを見るともやもやとした気持ちになってしまう。