iCloudの同期を簡単に一時停止する方法

iCloudの同期をリスクを冒さず、有料アプリケーションなども一切使用せずに一時停止(ポーズ)する方法を紹介する。

本記事の方法はターミナルを使用するが、大して複雑なことはしてないのでターミナルに慣れていなくても簡単にできるはずだ。

iCloudを司るnsurlsessiondプロセス

なお、iCloudを司るプロセスは「nsurlsessiond」であるが、このプロセスは複数存在する上に終了させても自動で立ち上がるため、このプロセスを単に停止させるだけではiCloudの一時停止はできない。

iCloudの同期を一時停止する手順

1. StopNsurl.shをダウンロードする

まず上記ボタンからGitHubに飛び、Stop Nsurlsessiondというスクリプトをダウンロードしよう。

スクリプトをダウンロードするには上記画像の「Code」というボタンをまずはクリックする。

メニューから「Download ZIP」をクリックしよう。

2. StopNsurl.shをターミナルにドラッグアンドドロップ

ZIPを開いたら中にある「StopNsurl.sh」というファイルをターミナルにドラッグアンドドロップしよう。

なお、ここでは分かりやすいようにターミナルにドラッグアンドドロップして実行する方法を取っているが、今後もこのスクリプトを常用する場合は後述する「/usr/local/bin」フォルダにStopNsurl.shを移動させる方法もある。

3. StopNsurl.shを実行する

ターミナルにStopNsurl.shをドラッグアンドドロップしたらエンターキーを押そう。

上記のような画面が表示されパスワードの入力を促されるので管理者パスワードを入力してエンターキーを押そう。

するとターミナル上で上記のようなシンボル(アイコン)がクルクル回転し、このアイコンが回転している限りiCloudの全ての同期が停止する。

iCloud Driveのファイルやフォルダも「アップロードを待機中」という表示になり、iCloudが停止していることがわかる。

再度iCloudの同期を開始したい際はControl+Cキーを押してスクリプトを停止させよう。

4. 常用するなら/usr/local/binフォルダにStopNsurl.shを移動させる

もしこのスクリプトを常用するならStopNsurl.shを下記のフォルダに移動させよう。

当該フォルダに移動する際はFinder上でCommand+Shift+Gキーを押すか、メニューバーの「移動」>「フォルダへ移動」をクリックして下記のパス(Path)を入力しよう。

/usr/local/bin

/usr/local/binフォルダが開いたらStopNsurl.shを移動させよう。

これにより下記ターミナルコマンドを実行するだけでいつでもiCloudをポーズできる。

StopNsurl.sh

iCloudを一時停止するその他の方法

一応上記スクリプトを実行する以外の方法も書いておこう。

Tripmode(有料アプリ)

Tripmodeという有料アプリ(日本円で1,199円)ではiCloudだけではなく様々なプロセスやアプリケーションの通信を一時停止することが可能だ。

ターミナル操作が不安・面倒という人は現状ではベストな選択肢と言えると思う。

Little Snitch(有料アプリ)

Little Snitchは僕も使用している多機能ネットワーク監視アプリであり、€45、日本円で6,000円近くするが、特定のプロセスやアプリケーションの通信を遮断するのはもちろん、プロセスやアプリの接続先サーバーなどをマップ上に可視化してくれる優秀なアプリだ。

かなり高額なアプリだが僕は日常的に使用しており、その価格に見合った価値は十分あると言える。

Little Snitchの詳しい使い方や機能は下記記事を参照して頂きたい。

Macの通信をマップ上で可視化する「Little Snitch」

プロセスをアンロード

SIPの無効化が必要な上にMacに予期せぬトラブルが起こる可能性はあるが、下記のコマンドをターミナルで実行して当該プロセスをアンロードすれば再起動するまではiCloudが停止する。

launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.nsurlstoraged.plist
launchctl unload /System/Library/LaunchAgents/com.apple.nsurlsessiond.plist
sudo launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.nsurlsessiond.plist
sudo launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.nsurlstoraged.plist

まとめ

iCloudはシステム環境設定でiCloud Driveなどをオフにしない限り、サッとポーズする手段がないため、iCloudの機能を殺さずに同期を一時停止したい場合は本記事の方法が役に立つはずだ。