MacでWindows専用美少女ゲームをプレイする方法。手順を解説

僕のようなオタクにとってMacは美少女ゲーム、俗に言うエロゲにMac版がほぼ存在せずWindows専用の美少女ゲームをプレイする方法も若干困難という欠点がある。

ここではWindows専用の美少女ゲームをMacでプレイする手順をまとめてみる。

なお、MacでWindows専用美少女ゲームをプレイする上での注意点をまとめた簡潔な記事を書いたので要点だけを押さえたい場合は併せてご覧いただきたい。

MacでWindows専用美少女ゲームをプレイする上で注意すること

Macでエロゲをプレイするまでの流れ

上記キャラクターはフリー素材です

まず始めにMacでWindows専用美少女ゲームをプレイする流れを簡単にまとめる。

STEP.1
Windows 10のライセンスを購入
まずはWindowsがなければ始まらないのでWindows 8.1のライセンス(プロダクトキー)を持っていない場合は最新のWindowsであるWindows 10(10のライセンス・プロダクトキー)を購入する
STEP.2
外付けDVDドライブを用意する
美少女ゲームの大半は物理メディアなので、光学ドライブがないMacにもインストールできるように外付けDVDドライブを用意する
STEP.3
Boot Campか仮想環境を用意する
MacにあらかじめインストールされているBoot Campをセットアップするか仮想環境構築ソフトウェアを購入する
STEP.4
Boot Campや仮想環境にWindowsをインストールする
Boot Campや仮想環境にWindows 10をインストールして美少女ゲームが動作する環境を作る
STEP.5
美少女ゲームをインストール
外付けDVDドライブを使用しBoot Campや仮想環境のWindows上で美少女ゲームをインストールする
STEP.6
美少女ゲームが無事に動作したら完了
最後に美少女ゲームがきちんと動作するか確認したら完了。

流れとしては上記のようになる。

では上記の流れを詳しく解説していこう。

Windows 10本体とライセンスを用意しよう

MacでWindows専用の美少女ゲームを動作させるならBoot Campにしろ仮想環境にしろ、まずはWindows 10本体とWindows 10のライセンスを用意する必要がある。

Windows 7は既に2020年1月14日にサポートが終了し、Windows 8.1も延長サポートは2023年までなので、よほど古い美少女ゲームをプレイしたいというわけではないのならWindows 10が唯一の選択肢となる。

Windows 8.1のライセンスを持っている場合

既にWindows 8.1のライセンス(プロダクトキー)を持っているなら、下記リンクからWindows 10のISOファイルをダウンロードしてBoot CampやParallels Desktop上にWindows 10をインストールする際にWindows 8.1のプロダクトキーを入力すればWindows 8.1のライセンスはWindows 10のライセンスにアップグレードされ、無料でWindows 10を使用可能だ。

なお、Windows 7に関しては前述の通り2020年1月14日にサポートが終了したため、Windows 7のライセンスキーは通らない可能性がある点に注意。

なお上記リンク先ではダウンロードの際に”エディションの選択”という画面が出るが、基本的にはどのエディションでも構わない(強いて言うなら比較的新しい日付のWindows 10がいいだろう)。

Windows 8.1を持っていない場合

Windows 8.1のライセンスを持っていない場合はWindows 10を新たに購入する必要がある。

Windows 10にはHomeとProの二つのエディションが存在するが、大半の用途においてはHomeでも問題はなく、仮にPro版が必要になってもMicrosoft StoreからProにアップグレードすることも可能なため、まずはWindows 10 Homeのライセンスを購入するのがいいだろう。

Windows 10にはパッケージ版とオンラインコード版があるけどどっちがいいの?

Windows 10にはUSBメモリにWindows 10が入っているパッケージ版と、プロダクトキーのみが同梱されたオンラインコード版(ダウンロード版)が存在するがオンラインコード版の方が若干安く、注文したらすぐ使用でき、Windows 10本体自体もMicrosoft公式からダウンロードすることが可能なため、オンラインコード版の方が手軽なので、どうしても物理的なメディアが欲しいという場合以外はオンラインコード版がおすすめだ。

外付けDVDドライブを用意しよう

現在のMac製品は全て光学ドライブを廃しており、そのままでは当然ながらパッケージ版の美少女ゲームはインストール出来ないので、外付けの光学ドライブが必要だ。

最近では美少女ゲーム業界においてもDL販売が普及しつつあるが、パッケージ版がまだまだ主流であるため、最低でも外付けDVDドライブを用意しよう。

現在のところ僕の知っている限りではBlu-rayで収録された美少女ゲームはないため、DVDドライブで事足りるだろう。

外付けDVDドライブはどういったものがいい?

外付けDVDドライブは基本的にドライバーのインストールなども必要なく、後述するBoot CampでもParallels Desktopでも大抵の外付けドライブが接続可能だ。

ただし、USB-C(Thunderbolt 3)端子しか搭載されていないMacBookシリーズなどの場合はUSB-Cタイプの外付けDVDドライブが必要となる点に注意(USB-C>USB変換アダプタなどを持っていない場合)。

上記で紹介している外付けDVDドライブは通常のUSB(Aタイプ)とUSB-Cケーブルが両方付いているため、USB-AでもUSB-Cでも接続できる。

Boot CampかParallels Desktopか

MacにはWindowsをMac上で動作せることが出来るBoot Campという仕組みが用意されているが、Boot CampでWindowsを動かした場合、Windowsを起動するためには一度Macを再起動する必要がある。

仮想マシン構築ソフトウェアであるParallels Desktopならそういった再起動は必要なく、好きな時に気軽にWindowsを起動・終了出来る。

他にもオープンソースソフトウェアのWineVMware Fusionといった仮想マシン構築ソフトウェアもあるが、Wineは(僕が試した限り)トラブルが多く、VMware Fusionは主に法人向けという側面が強いため利用者数も少なく情報があまりない。

加えてBoot Campと違い、Parallels DesktopならeGPU(外付けGPU)も対応しているし、Windows上のアプリケーションをmacOS上にウィンドウとして表示出来るCoherence(コヒーレンス)という機能もある上、ディスク容量も気にする必要はなく、Windows側の領域が足りないと思ったら多少設定を弄る必要はあるもののWindowsの再インストールなどをしなくても好きなように変更可能だ。

僕としては仮想マシンを使うなら利用者数が多く、機能も豊富でコンスタントにアップデートもされるParallels Desktopをおすすめする。

ちなみにBoot CampとParallels Desktopを併用するとWindowsのライセンスが場合によって二つ必要になる可能性があるため、WindowsをBoot Camp、Parallels Desktopどちらにインストールするのか、事前に慎重に検討しておこう。

なお、Parallels Desktop上での美少女ゲームの動作はまだ数は少ないものの下記の記事でまとめている。

Mac Parallels Desktopでの美少女ゲーム(エロゲ )動作確認まとめ

Boot Campを使用する場合

Boot Campアシスタントを起動してBoot Camp領域を作る

最も安上がりなBoot Campを使用する場合はまずは”Boot Campアシスタント”を起動してMac上にBoot Campの領域を作ろう。

Boot Campアシスタントは標準でMacにインストールされているため、Spotlightを起動して”Boot Camp”と入力すると一発で起動するはずだ。

Boot Campアシスタントを起動すると上記の画面が表示されるので”続ける”をクリック。

なおBoot Campアシスタントを利用するには外付けHDDやUSBメモリなどが接続されていると警告が出るので、外付けストレージは(物理的に)全て外そう。

”続ける”をクリックすると上記のような画面が出るので上記画像の矢印の部分をドラッグしてWindows側の領域のサイズを決めよう。

ここで設定したWindows側の領域はあとから変更することはできず、またWindows側の領域の分、Mac側のストレージ容量は減るので注意。

個人的には初期設定の容量だと将来的にWindowsの大きなアップデートがあったり、美少女ゲームを大量にインストールした場合は容量不足になる可能性があるので80GBくらいはあったほうがいいかもしれない。

ただ、使用Macのストレージ容量が少ない人はあまり大きいWindows領域を作ることもできないと思われるので、自分の使用しているMacのストレージ容量を考慮して慎重に決めよう。

Windows 10のISOイメージからBoot CampにWindowsをインストール

あとは”ISOイメージ”という部分にWindows 10のISOファイルを選択してBoot Campアシスタントの指示通りにインストールを進めれば簡単にWindowsはインストール可能だ。

Windows 10のISOファイルは冒頭で書いた通り以下のリンクからダウンロードしよう。

Windowsインストール途中でプロダクトキーの入力を求められたらWindows 8.1や10のプロダクトキーを入力して認証する。

Boot Campを使用する場合は以上で基本的な準備は終了であり、あとはBoot Camp経由でWindowsを起動して外付けDVDドライブからWindows上で美少女ゲームをインストールすれば完了だ。

なお、MacからWindows、あるいはWindowsからMacにOSを切り替える場合はシステムを再起動してすぐさまOptionキーを押しっぱなしにすればどちらのOSで起動するか選択できる。

Boot Campの最も面倒な点としてMac・Windowsの切り替えの度に上記作業をする必要がある点だろう。

ちなみにBoot Campの使い方はAppleのサポートページでも非常に詳しく解説されているため特別難しいことはないはずだ。

Parallels Desktopを使用する場合

Parallels Desktopで出来ることって?

Parallels DesktopはBoot CampではサポートされていないeGPUの恩恵も享受することができ、GPUが非力なマシンでもeGPUを導入すればParallels Desktopのパフォーマンスも向上する。

また、Parallels Desktopはセットアップ時に自動でWindows 10をダウンロードする機能も備わっている(別途ライセンスは必要)

コヒーレンスでWindows上のエロゲをmacOS上で表示している様子

更に前述したようにコヒーレンスという機能もあり、この機能を利用すればあたかもmacOS上で美少女ゲームが単独で動作しているような振る舞いが可能になるため、Parallels Desktopは非常に魅力的な仮想マシン構築ソフトウェアだ。

Parallels Desktopはどのバージョンがいいの?

Parallels Desktopは大きく分けると”Mac App Store版””公式サイト版”が存在するが、Mac App Store版のParallels Desktopは”Parallels Desktop Lite”であり、コヒーレンスやその他の様々な機能が制限されているため、公式サイト版がおすすめ。

Parallels Desktopには14日間限定の無料トライアル(体験版)も用意されているため、どのようなことが可能なのか無料トライアルを使用してチェックしてみるのがいいだろう。

購入・無料トライアルは以下から。

Standard EditionとPro EditionとBusiness Editionの違いは?

Parallels DesktopにはStandard版とPro版とBusiness版が存在するが、Standard版は仮想CPUは最大4プロセッサまで、仮想RAMは8GBまでという制限が存在する。

Pro版なら4プロセッサ以上・メモリ128GBまで割り当て可能

Pro版・Business版は仮想CPUが32、仮想RAMは128GBまで利用出来るが、美少女ゲーム程度ならStandard版でも十分だろう。

ただ、美少女ゲーム以外にもヘビーな用途に使用するならPro版の方が安心だ。

ちなみにParallels DesktopはStandard版は買い切り型(8500円)、Pro版及びBusiness版はサブスクリプション(年間1万円)という料金体型になっている。

買い切り型は文字通り一度購入すればそのバージョンのParallels Desktopはずっと利用出来るが、次のバージョンにアップグレードするには別途アップグレード料金がかかる。

対してPro版、Business版のサブスクリプションは年間1万円支払う必要があるものの、常に最新版のParallels Desktopを利用出来るというメリットがある。

仮に美少女ゲームしか用途がなくても、「常に最新版のParallels Desktopを利用したい」といった場合にはPro版を選んでもいい。

ちなみにBusiness版は業務用途でもない限り、まず必要ないだろう。

Parallels DesktopにWindowsをインストールしよう

一通りの準備が済んだらParallels DesktopにWindowsをインストールしよう。

Parallels Desktopに正常にParallelsアカウントが紐づけられ、認証されていれば、Parallels Desktopを起動すると上記画像のような画面が表示されるはずだ。

もし表示されなければメニューバーの赤い二本線をクリックして”コントロールセンター”を開こう。

Windows 10のイメージファイルがあるなら真ん中を選び、持っていないなら”MicrosoftからWindows 10を入手”をクリックしてWindows 10をダウンロードしよう。

あるいはBoot Campの場合と同様に下記リンクからWindows 10のISOイメージをダウンロードしてもいい。

そのあとは単純に画面の指示通りにやれば問題なくWindows 10のインストールが始まるはずだ。

その後Boot Campを使用する場合と同様にWindows 8.1、10のいずれかのプロダクトキーで認証すればWindowsのインストールは完了となる。

Parallels Desktopの設定をしよう

Parallels DesktopへのWindows 10のインストールが終了したら、まずは美少女ゲーム向けに仮想環境の設定をしよう。

Parallels DesktopでWindowsなどの仮想マシンを選択するとウィンドウ右上に歯車のアイコンがあるはずだ。

この歯車アイコン(あるいはメニューバーの”処理”プルダウンメニューの中にある”構成”)をクリックすると仮想環境の設定を変えることが出来る。

まずはCPUとメモリの設定をしよう。

美少女ゲームはそれほど要求スペックが高くないので、メモリは2GB、仮想CPUは2プロセッサ程度でいいだろう。

もしプレイする美少女ゲームの動作が重い場合は適宜メモリを4GB、仮想CPUは4プロセッサ程度まで増やしてもいい。

次にグラフィックの設定。

グラフィックのメモリ(ビデオメモリ)は基本的に自動でいいが、その下の”解決策”という項目では

  • Retinaディスプレイに最適
  • サイズ調整される
  • 外部ディスプレイに最適

以上3つの項目が存在するが、ここは”サイズ調整される”に設定しよう。

他の項目を選んだ場合、WindowsやMacのスケーリング処理により美少女ゲームの画面がボケたり荒くなったりする。

なお、使用しているMacによっては”サイズ調整される”だと逆に表示が荒くなる場合もあるので表示が荒いと感じたら他の設定を適宜試してみよう。

ちなみにWindows側の設定に関しては解像度を1920x1080程度、スケーリング処理(テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する)は100%に設定すると美少女ゲームの画面が綺麗かつ見やすくなる。

美少女ゲームをインストールしよう

Parallels Desktop&Windows側の設定が終わったらいよいよゲームをインストールしてみよう。

まずは外付けDVDドライブを接続したMacでParallels Desktopを開き、Windows 10を起動する。

Windows 10が起動したら美少女ゲームのディスクを外付けDVDドライブにセットしよう。

正常に外付けDVDドライブが接続され、DVD-ROMが読み込まれていればParallels Desktopのダイアログが開き、どちらのOSでDVDドライブを使用するか聞かれるのでWindows 10をクリックしよう。

DVDドライブの選択画面が出ない場合は”メニューバー”から”デバイス”を選び”、”CD/DVD(1か2はどちらでもいい)”をクリックし”物理的なCD/DVD”から該当のDVDドライブを選んでマウントしよう。

美少女ゲームがWindowsにマウントされた

ゲームディスクがWindows 10にマウントされたら該当のDVDドライブをダブルクリックすればインストール画面が表示され、インストールが終了すればParallels Desktop上のWindows 10でゲームがプレイ出来るはずだ。

なお、Parallels DesktopではWindows上のアプリケーションをmacOSのドックに追加することができ、いちいちWindows 10やParallels Desktopのアイコンをクリックしなくても、ドックから直接そのアプリケーションを呼び出すことが出来る。

ドックに追加したWindowsアプリケーションのアイコンには赤い二本線が表示される。

ちなみにWindows上のゲームやアプリケーションをコヒーレンス機能でmacOS上に単独表示するにはメニューバーの赤い二本線をクリックして”表示”から”Coherence”を選ぶ。

注意点

注意点として、当たり前ではあるが美少女ゲームを仮想マシン上で動かすのは美少女ゲームメーカー側も非サポートのため、正常にゲームが動作するとは限らず、中には画面がチラついたり、描画が崩れたり、強制終了してしまう場合もある。

作品によってはインストールしたゲームフォルダにゲームエンジンのコンフィグ(設定)が用意されている場合もあるので、不具合が生じたら美少女ゲーム側の設定を変えてみよう。

冒頭でも紹介したが、Parallels DesktopのWindowsでの各美少女ゲーム動作状況・トラブルが起きた際の対処法をまとめた記事があるので(まだ数は少ないが)よければ参考にしていただきたい。

Mac Parallels Desktopでの美少女ゲーム(エロゲ )動作確認まとめ

まとめ

以上、長々と書いたがMacでWindowsのアプリケーションやゲームをプレイするにはある程度の投資と手間が必要になる。

美少女ゲームのためにここまでする必要があるならWindowsマシンを素直に買った方がいいじゃないか、という気もするが、僕のようにどうしてもMacでゲームをやりたいという場合は上記を参考にして快適な美少女ゲームライフ(?)を送ってほしい。