「Contexts」でCommand+Tabのアプリスイッチャーを便利に

多機能とはとても言えないmacOSのアプリスイッチャー

macOSでは「Command+Tab」でアプリケーションを切り替える簡易アプリスイッチャーが搭載されているが、このアプリスイッチャーは例え同一のアプリケーションで複数のウィンドウが開いていてもウィンドウの数などが表示されず、ユーザビリティ的に優れているとは言えない。

ここではmacOSのCommand+Tabによるアプリスイッチを多機能にする「Contexts」という有料アプリの紹介と使い方を説明する。

なお、毎度のことであるが管理人は本アプリを紹介するにあったっていかなる依頼も報酬も受け取っておらず、自腹で購入している。

Contextsの概要

冒頭で「アプリスイッチを多機能にする」と書いたが、Contextsというアプリ自体はアプリスイッチに特化したアプリではなく、マルチディスプレイ・仮想デスクトップ環境やウィンドウを多数開いた状態の操作性をサポートするウィンドウマネージメントアプリと言った方が正しい。

ただ、Command+Tabのアプリスイッチ機能だけを取っても非常に優秀なアプリだ。

なお、価格は$9.99(1,200円)だが20日間フル機能で使用できるトライアルバージョンがあるため、トライアルだけでも試してみる価値はあるだろう。

Contextsの使い方

購入方法

Contetxtsを購入したい場合はまず公式サイトの「Buy License」をクリックしよう。

なお、まずはトライアル版を利用する場合は「Download Free Trial」をクリックして本記事の「インストール」の項目までスキップして頂きたい。

「Buy License」をクリックすると入力画面が表示されるので「電子メール」の欄にメールアドレスを入力し、支払い方法の選択では、ほとんどの入力項目をスキップできる「PayPal」を可能なら利用しよう。

「お支払い」をクリック。

PayPal側で無事に支払いが完了したら「続行」をクリック。

支払い処理が完了するとライセンスファイルのダウンロードページに飛ぶので「Download License File」をクリックしてダウンロードしよう。

本アプリでは「プロダクト/シリアルキー」ではなくライセンスファイルでの認証を行うため、ダウンロードしたライセンスファイルはどこかに保存しておこう。

ライセンスファイルをダブルクリックして上記のような「Thanks for purchasing a license!」という画面が出れば無事にライセンスの付与が完了している。

インストール

起動すると「ようこそ画面」が表示される。

本アプリの動作には「アクセシビリティ」への権限をアプリに付与する必要があるため「Open Privacy >Accessibility>Preferences」をクリック。

「セキュリティとプライバシー」の設定画面が開くので左下の鍵アイコンをクリックして管理者パスワードを入力してロックを解除し、「下のアプリケーションにコンピュータの制御を許可。」の欄で「Contexts」にチェックを付けよう。

アクセシビリティのContextsにチェックをつけると「ようこそ画面」に「Continue」というボタンが表示されるのでクリック。

以上でContextsの導入は完了だ。

設定

続いては設定項目を解説するが、本アプリの設定項目は多岐に渡る上に、僕はCommand+Tab機能の拡張のために本アプリを導入したため、設定項目はあくまでCommand+Tabのアプリスイッチ関連にフォーカスする。

Contextsを起動すると上記画像のように独自のサイドバー が表示されるが、まずはContextsのメイン画面で設定をしよう。

なお、Contextsはメニューバーなどにアイコンが一切表示されないため、Contextsの設定画面を見失ったらSpotlightなどで「Contexts」と検索しよう。

Contextsの設定画面を開いたら常時Contextsが機能するように「Launch Contexts at login」にチェックをつけておこう。

続いて左サイドバーから「Appearance」をクリックして「Theme」を好みの色に設定する。

「Subtle」は透明度などを持たないContexts標準の色、「Vibrant Light」はmacOSのライトモードに合わせた色、「Vibrant Dark」はダークモードに合わせた色になる。

また、その下の「Text Size」の項目ではテキストサイズを調整できるので高解像度環境で文字が小さすぎるといった場合は必要に応じて変更しよう。

なお、前述の通り僕はあくまでこのアプリをCommand+Tabのアプリスイッチを多機能にするためだけに購入しており、Contexts独自のサイドバーは必要ないため「Sidebar」の項目では「Show Sidebar on」の欄で「No display」にチェックをつけてSidebarを非表示にしている。

続いてはCommand+Tabの設定だ。

まず左サイドバーから「Command - Tab」を選択し「Show」の項目の「Neither」にチェックをつけ、「Show Panel after slight delay」をオフにしている。

「Show Panel after slight delay」をオンにするとアプリスイッチャーを起動した際にパネルが表示されるまで若干のディレイが挟まれるのでオフにした方がレスポンスがいい。

なお「Show」の項目で「Search Hints」や「Numbers」にチェックをつけるとCommand+Tabでアプリスイッチャーを起動した時に項目に文字や数字が表示されるが、見栄えがあまりよくなかったため「Neither」に設定するといいだろう。

また「Panel」の項目の「Panel Width」ではCommand+Tabを押下した時に表示されるパネルの大きさを指定できるので好みのサイズに調整しよう。

使い方

前述のように僕の環境ではContexts独自のサイドバーはオフにしたが、このサイドバーでもウィンドウの切り替えが楽に行える。

サイドバーにマウスポインタを合わせるとサイドバーが展開されマルチディスプレイや仮想デスクトップ(Spaces)を含む全てのアプリケーションのウィンドウの切り替えや終了が可能だ。

もしサイドバーを有用に感じるのであれば先程の設定でサイドバーを表示するようにしておくのもいいだろう。

続いては肝心のCommand+Tabの切り替え機能だ。

見ての通り、ContextsのアプリスイッチャーはmacOSデフォルトと違って同一のアプリケーションでもウィンドウが複数表示される他、アプリケーションのタイトルやFinderのフォルダの場所まで表示されている。

沢山のアプリやウィンドウを開いている場合は非常に重宝するはずだ。

なお、先程の設定の項目で「Search Hints」を設定すると上記画像のように左端にアプリの頭文字が表示されるが、この表示は乱暴な言い方をするとダサく見えてしまうためオフにしておいた方がいいだろう。

まとめ

Contextsの他にもmacOSのウィンドウマネージャーは沢山あるが、Command+Tabのアプリスイッチの多機能化という目的のみであったとしてもContextsは非常に優秀なアプリだ。

もしmacOSのデフォルトのアプリスイッチャーに不満がある場合はトライアル版だけでもまずは利用してみるといいだろう。