
Macに多くのアプリをインストールしており、それをメニューバーに表示させている場合、特にメニューバーが狭いMacBook AirやMacBook Pro 13インチモデルにおいてメニューバーがゴチャゴチャとした表示になることがある。


ここでは任意のメニューバーのアイコンを隠す無料アプリ「Vanilla」とその使い方を紹介する。
INDEX
Vanillaの概要

Vanillaは「Proバージョン」も存在するが基本的な機能は無料版でも利用可能だ。

どのアイコンを隠してどのアイコンを表示するか任意に指定できる他、アイコンの表示・非表示もクリック一つでオン/オフが可能だ。
シンプルながら非常に有用であり、この機能をAppleも公式で実装すればいいのにと思うほどである。
ちなみにProバージョンの価格は$4.99。1つのライセンスで最大2台までのMacで使用可能。
Vanillaの使い方
ダウンロードとインストール

まずは上記ボタンからVanillaの公式サイトに飛んで「Download Vanilla for free」をクリック。

dmgファイルをダブルクリックしてVanillaアプリをアプリケーションフォルダに移したら起動しよう。

初めて起動する場合はmacOSの警告が出るが「開く」をクリックしよう。

「開く」をクリックして起動するとmacOSから再び警告が出て「画面収録」の許可が必要になるので「システム環境設定を開く」をクリック。

左下の鍵マークをクリックして管理者パスワードを入力して設定を変更可能な状態にした後、「画面収録」の項目の「Vanilla.app」にチェックマークをつけよう。
チェックマークを付けると同時に「Vanilla.appは終了するまで画面の内容を記録できません」と出るが「今すぐ終了」をクリック。
Vanillaを起動して隠すアイコンを指定
再びVanillaアプリを起動するとメインウィンドウが表示されるが、特にメインウィンドウは弄る必要はないので閉じよう。

メニューバーを見ると「<」マークが表示されているはずだ。
まずは「<」マークをクリックする。

すると「・」マークが出るのでCommandキーを押しながら隠したいメニューバーのアイコンを「・」マークの左にドラッグで移動していこう。
「>」マークをクリックすると「・」マークの左に移動したアイコンを非表示(折りたたむ)にすることができる。
もちろん再び「<」マークをクリックすれば再表示可能だ。
これで簡単に「>」「<」のクリック一つでメニューバーのアイコン表示のオン/オフが可能になった。
また「・」マークをクリックすればVanillaの設定画面の表示やアップデートのチェックもできる。
ログイン時に起動するように設定
VanillaはProバージョンでないとMacのスタートアップ時にVanillaアプリを自動起動することができないが、ユーザー側で手動で設定すればいいだけの話なのでMacの起動と一緒にVanillaを起動したい場合は以下の設定をしよう。

まず「システム環境設定」の「ユーザーとグループ」を開き「ログイン項目」のタブに移動。
左下の鍵アイコンをクリックして変更が可能な状態にしたら、「+」ボタンをクリックし、Vanillaアプリを選択してログイン項目に追加しよう。
また起動時にVanillaのウィンドウが自動で開かないように「非表示」にチェックをつけよう(非表示にチェックしても開いてしまう場合もある)。
これでVanillaがMacの起動・再起動と一緒に自動起動するようになった。

この設定以降、Macを起動・再起動した時に上記のようなウィンドウが表示されることがあるが「OK」をクリックしよう。
まとめ
至ってシンプルなアプリだが使ってみると非常に便利なのがわかるはずだ。
macOSにはメニューバーのアイコンを任意に非表示にする設定がないため、メニューバーがゴチャゴチャしている人は導入してみる価値は大いにあるだろう。
僕はすっかりこのアプリが手放せなくなるほどに気に入っている。