Apple USB-CケーブルとThunderbolt 3ケーブルの違い

Appleのオンラインストアや家電量販店のAppleコーナー・Appleストアでは「USB-C充電ケーブル」と「Thunderbolt 3ケーブル」が販売されているがここでは両者の違いと、どちらのケーブルを買うべきかをまとめる。

USB-C(充電)ケーブルの概要

AppleのストアではUSB-Cケーブルについては単純に「USB-C充電ケーブル」と呼称しているが、Appleで扱うUSB-C充電ケーブルは”充電とUSB 2.0のデータ転送”のみ行えるケーブルである。

このケーブルでiPad ProやMacBookシリーズなどの充電は行えるが、データ転送の場合はUSB 2.0(480Mbps)の帯域に留まりeGPUの接続やディスプレイへの映像信号の伝送にも対応していない。

試しにUSB-C充電ケーブルでMacとeGPUを接続すると下記のようなエラーが出る。

このケーブルはThunderbolt 3ではなく単なるUSB-Cケーブルであるため、Thunderbolt 3端子に挿すことはできてもeGPUなどのThunderbolt 3機器では使用できない。

Thunderbolt 3ケーブルの概要

Thundetbolt 3ケーブルの場合はAppleは括弧書きで(USB-C)と明記しているが、この(USB-C)という表記は単純にUSB-Cの形状のことを表しており、ケーブル自体はThunderbolt 3のフルスペックを発揮できる性能を有している。

当然のことながらこのケーブルであればeGPUとの接続やディスプレイへの映像信号、更にはUSB 3.1 Gen2による10Gbpsのデータ転送にも対応している他、最大100Wまでの充電ケーブルとしても利用できる。

つまりこのThunderbolt 3ケーブルは前述したUSB-C充電ケーブルの上位互換ということになる。

実際に僕もThunderbolt 3ケーブルでMacBook Proを充電できることを確認している。

USB-CケーブルとThunderbolt 3ケーブルを簡単に見分ける方法

Appleストアで販売されているUSB-Cケーブル及びThunderbolt 3ケーブルは端子の形状も色も似通っているため混乱しがちだが「稲妻マークが付いているのがThunderbolt 3ケーブル」ということを覚えておくと見分けがつきやすい。

逆に言えば稲妻マークが印字されていないケーブルは単なるUSB-Cケーブルである。

ただ、稲妻マークが付いていないUSB-Cケーブルであっても、他社のUSB-CケーブルではUSB-C AltモードのDisplayPortやUSB 3.1 Gen2には対応しているケーブルもあるため「Thunderbolt 3ではないがディスプレイ信号やUSB 3.1 Gen2の信号は伝送できる」というケーブルも存在する。

USB-C Altモードとは?
USB-Cの伝送をモニター用に使うといったように、本来のUSBでやり取りされるデータ以外の伝送に使用するモードのこと。

Altモードの中にはDisplayPort Alternateモード、HDMI Alternateモード、MHL Alternateモード、Thunderbolt 3などがある。

なお、AppleオンラインストアやAppleストアで販売されているApple製のUSB-C充電ケーブルは先ほども書いた通り充電とUSB 2.0のデータ転送のみであるため、USB 3.1 Gen2や映像信号は伝送できない。

迷ったらThunderbolt 3ケーブルを買おう

USB-CやUSB-Cケーブルの仕様は非常にややこしいが、どのUSB-Cケーブルを買えばいいのか迷った際はThunderbolt 3ケーブルを買うことをおすすめする。

多少値は張るがAppleオンラインストア・Appleストアで販売されているThunderbolt 3ケーブルはその他のUSB-Cケーブルや他社のUSB-Cケーブルの上位互換であるため、Thunderbolt 3ケーブルであれば他のUSB-Cケーブルの有する全ての機能をカバーできる。

なお、Thunderbolt 3ケーブルを含めてApple製品で使用するケーブルはApple製のものが一番相性問題などのトラブルが出にくいため、出来るだけApple製のケーブルを購入することをおすすめする。