Macのトラックパッド腱鞘炎の対策を考えてみる

今年の2月に書いた”Magic Trackpad 2を使って人差し指が腱鞘炎になった”という記事にかなりのアクセスがあってびっくりしている。

ブログ開始初期に雑記程度に書いた記事であるため、何ら役立つ情報を提供しておらず申し訳ない。

正直僕が思った以上に世の中トラックパッドの腱鞘炎に悩む人が結構いるのかもしれない、と思い立ったのでここではMac向けではあるが、トラックパッドによる腱鞘炎対策を考えてみる。

ちなみに僕は2月に人差し指の腱鞘炎と診断されたが、現時点においても人差し指に痛みがあり、耐えられないほどではないが改善もしていない。

Macにおけるトラックパッドの腱鞘炎対策

そもそもトラックパッドを使わない

腱鞘炎の一番の対策は”指を使わないこと”というのは整形外科の医者にも言われたが、指を使わないなんてことはまず現実的ではないので、トラックパッドの使用をやめるのが妥協点としては良いだろう。

Macの場合はMagic Mouseに乗り換えれば、Magic Trackpad 2特有の機能は使えなくなるが明らかに指や手への負担は減る。

ただ、僕としてはマウスはデスクのスペースを取るし、Magic Trackpad 2のクイックプレビューなどの特有の機能に依存した使い方をしているので、たとえ指や手に多少の負担がかかってもトラックパッドを使いたいという欲求がある。

サイレントクリックを使用する

Magic Trackpad 2(または2015年以降発売のMacBookシリーズ)には”設定”画面にトラックパッドの詳細なカスタマイズ項目が存在し、トラックパッドの振動や押し込みによる動作を変更出来るようになっている。

ここで”サイレントクリック”というチェックをオンにすると、トラックパッドをクリックした際の触覚フィードバックの力が弱くなる他、押し込みに必要な指の力も僅かだが減る。

また、触覚フィードバックの力が弱くなるということはそれだけトラックパッドに内蔵されているアクチュエータである”Taptic Engine”の振動が減るということになるので、若干だがバッテリーの持ちもよくなる。

サイレントクリックをオンにすると最初はクリックの感覚に違和感があるかもしれないが、使用している内に慣れるはずだ。

タップでクリックをオンにする

上記と同じ画面内に”タップでクリック”という項目が存在するが、ここをオンにすると文字通りトラックパッドをタップしただけでクリックと判定されるようになる

この項目をオンにした場合、もはやトラックパッドで力を入れてクリックする必要はなく、スマホやタブレットの操作と同じようにトラックパッドにタッチするだけでクリック機能が有効になる。

ただ、この場合指がちょっとトラックパッドに触れてしまうだけでクリック判定されてしまうので、誤クリックが著しく増える

指や手への負担は限りなくゼロに近くなるが、ユーザービリティという観点ではこの項目をオンにするのはあまりおすすめしない。

指が痛すぎてクリック出来ないという状態でない限り、この項目は最後の手段として考えておいたほうがいい。

強めのクリックを使わない

Magic Trackpad 2の特徴的な機能として、指を強く押し込んで単語の意味を辞書で調べたり、リンクをプレビューするというものがあるが、指を強く押し込むのはそれだけ指への負担が増えてしまうので上記画像の”調べる&データ検出”の項目の下矢印ボタンをクリックして”3本指でタップ”に変更しよう。

”1本指で強めのクリック”から”3本指でタップ”へと変更することで、トラックパッドを強く押し込まなくても3本指でトラックパッドをタップするだけで強く押し込んだ時と同様の機能を実現することが可能だ。

これでMagic Trackpad 2の利便性は犠牲にしないまま、指への負担を減らすことが出来る。

トラックパッドを操作する指を定期的に変える

僕が実践している方法として、トラックパッドを操作する指を定期的に変えるというものがある。

多くの人がトラックパッドを人差し指で操作していると思うが、僕は人差し指が腱鞘炎になってからは、ある日は中指を使いある日は薬指を使うといったように指への負荷を分散させるようにしている。

腱鞘炎の原因は特定の指や手の使いすぎで起こるため、特定の指を毎日使うのではなく、日によって使用する指を変えることで指への負担を減らし、他の指へ腱鞘炎が波及してしまうことを防ぐようにしている。

幸いトラックパッドであれば中指や薬指で使用してもそれほど違和感もなく使用出来るので、有効な方法だと思う。

まとめ

一般的に腱鞘炎というのは治りが悪く、僕の知人も手首の腱鞘炎が治るまでに1年以上かかったので、上記の対処法を試してもすぐに効果が出るわけではないし、そもそもPCで指を使い続ける限りは完治は難しいだろう。

ただ、僕は上記の方法を数ヶ月間試して少なくとも悪化はしていないので、ある程度の効果はあるのだと思っている。

大事なのは指(あるいは手)をいたわることであり、痛みが酷くなくても「今日は数時間作業してるから少し休ませよう」という気持ちを持って作業するのが悪化させない、あるいは完治までの近道だと思う。

幸いMacのトラックパッドはカスタマイズ項目が豊富なので、Macユーザーの人は腱鞘炎を緩和する意味でも予防するという意味でも、今一度設定項目を見直してほしい。