Sound BlasterXをMacで使う際の設定

僕はMacとPS4のサウンドを同時に聞くために外付けUSB DACの「Sound BlasterX G5」をMacのUSB端子に繋ぎ、MacのサウンドはUSBから、PS4のサウンドは光デジタルケーブルで繋いだSound BlasterXから取っている。

ここではG5を例にしたMacで使う際の設定とおすすめのサウンド設定を紹介する。

なお、Sound BlasterXには新モデルのG6がリリースされており、設定画面は若干違うが、今回紹介するサウンド設定周りはG6とほとんど共通だ。

Sound BlasterXのMac向け設定法

Sound BlasterXはそのままMacのUSB端子に接続すれば音声自体は簡単に出るが、Sound BlasterX独自のバーチャルサラウンドやイコライザーなどの設定をするためにはWindows専用のドライバをインストールする必要がある。

そのためSound BlasterXの真価を発揮させるにはWindowsが必要となる点に注意。

なお、使用するWindowsはBoot Campの他、Parallels Desktopなどの仮想環境からでも構わない。

また、Windows側で設定したバーチャルサラウンドなどの設定はSound BlasterX本体に保存されるため、一度サウンド設定を行えばMacに接続してもバーチャルサラウンドなどのサウンド設定は機能する。

Parallels DesktopのWindowsで使用する際の設定

Sound BlasterXをParallels Desktop内のWindowsに接続して設定をするにはParallels Desktopのメニューバーの赤い二本線をクリックして「デバイス」>「USBとBluetooth」から「Sound BlasterX」にチェックをつける。

するとSound BlasterXが仮想環境のWindows側に接続される。

Boot Campの場合は単純にBoot Campで接続してそのまま後述するドライバーをインストールするだけでいい。

Creative公式サイトからドライバをダウンロードしてインストール

続いてBoot Camp・Parallels Desktop内のWindowsでCreativeのサポートページにアクセスしてG5やG6用のドライバをダウンロードする。

G5なら「BlasterX Acoustic Engine Pro ソフトウェアパック」をダウンロード
G6なら「Sound Blaster Connect」及び「Sound BlasterX G6ファームウェアアップデート」をダウンロード

アコースティックエンジンの設定をする

G5・G6でドライバ(及びファムーウェア)のインストールが終わったら設定画面を開く。

以下からはG5のサウンド設定を例に説明しているが、G6でもバーチャルサラウンドやイコライザなどのサウンド設定周りはほぼ変わらない。

まず上記のようなサウンドの設定画面を開く(G5ならACOUSTIC ENGINE)というタブ。

「Surround」はバーチャルサラウンドの度合い。

「Crystalizer」は音声の明瞭度(Creativeによれば伝送中に失われた音声を補間するとのこと)。

「バス」は低音の強さ。

なお「Smart Volume」及び「Dialog Plus」は少なくとも僕の環境では不要だったので設定していない。

基本的にここの設定画面では「Surroundを100」「Crystalizerを50」「バスを80」くらいに設定すると一番音質がいいように感じた。

ちなみにバスを上げすぎると人物やキャラクターの声、音楽のボーカルがこもったような音になってしまうので注意。

イコライザーはオフ

「EQ(イコライザー)」は設定をオフにした方が生のサウンドが伝わるため、ここではオフにしている。

「SCOUT MODE」も同様に余計な処理が入って音声がいわゆる「歪んだ」状態になるためオフ。

VOICE FXも僕はボイスチャットはしないためオフにしている。

詳細設定

「詳細設定」の画面では「スピーカー/ヘッドフォンの構成」を「ヘッドフォン(バーチャル7.1サラウンド)」に設定。

基本的にイヤホンやヘッドフォンを使用するなら上記の設定が一番いいだろう。

なお「ダイレクトモード」は設定を有効にしてもMacに接続すると強制的にオフになってしまうため利用できない。

「ライン出力/光デジタル出力ヘッドフォンサラウンド」はもし光デジタルの出力(OUTPUT)を使用しているならオンにする。

設定の保存

Sound BlasterX G5の場合、Sound BlasterX G5本体右側のLEDインジケーターごとに3つまでのプロファイル(サウンド設定)を保存することができる。

サウンド設定が終わったらプロファイル1〜3までのいずれかを選択し、右側の「保存」をクリックして適当な名前を入力して保存しよう。

以上でSound BlasterX本体内にサウンド設定が保存された。

Sound BlasterXの接続をMacに切り替える

Parallels Desktopを使用している場合は、サウンド設定を保存したら再びメニューバーの赤い二本線をクリックして「デバイス」>「USBとBluetooth」から「Sound BlasterX」のチェックを外す。

するとMacにSound BlasterXが再接続され、設定したサウンド設定でMacの音声が再生されるようになる。

Boot CampのWindowsで設定した場合は単純にMacを再起動してmacOSを起動すればいい。

あとは自分の好みの設定になっているか、Macで音楽を聞いたり映画を見たりして確認すればOKだ。

再調整したい場合はBoot Campの場合は再びWindowsを起動、Parallels Desktopの場合はSound Blaste Xに切り替えて設定ソフトウェアを再度起動しよう。

サウンド設定を調整した感想

サウンド設定を調整したところ、安物のイヤホンであってもかなりMacの音質が変化した。

映画はまるでイヤホンからではなく実際にどこかで音が鳴っているのではないかというほど臨場感があり、音楽や人物・キャラクターの声も非常にクリアになった。

人によって好みのサウンド設定は違うと思うが、バーチャル7.1サラウンドの設定に関しては「Surround」を最高の100にすると臨場感が格段に上がる。

ただ、落とし穴としてSound Blaster X G5はPS4などからの光デジタル接続では2ch出力になる他、バーチャル7.1サラウンド設定も反映されず、Dolbyにも対応していないので注意だ(USBでPS4に接続すればバーチャルサラウンドは可能)。

ちなみに新型のSound BlasterX G6の場合は光デジタルによるDolbyに対応している。

まとめ

Creative製品はWindows向けが多く、MacでCreative製のUSB-DACを使用している人は少数だと思うが、Windowsを動作させることができる環境があればMacの音質も格段に向上させることが可能だ。

もしCreative製品を使っていてWindowsを持っているなら是非ともドライバーをWindows環境でインストールしてサウンドの設定をしてみてほしい。