
macOS CatalinaのSidecar利用時において、Sidecarを有効にするとiPad側の画面は正常だがMac側の画面の色味がおかしくなる場合の対処法を紹介する。
原因はTrue ToneとNight Shift

Sidecarを利用するとMac側の画面の色が画像のように主に白色を中心としておかしくなる場合がある。
僕の場合はMacBook Pro 13 Mid 2019とiPad Air 第3世代の組み合わせで発生した。
色々試してみた結果、原因はMac側で”True Tone”または”Night Shift”が有効になっているためだった。


どうやら現状のmacOS CatalinaではSidecar利用時のTrue ToneやNight Shiftの扱いに不具合があるようで、Mac側のシステム環境設定でMac側のディスプレイ設定画面を開き「True Tone」または「Night Shift」のチェックを外せばMac側の色味は正常に戻る。
また、iPad側のTrue ToneやNight Shiftはオンのままでも問題はなく、仮にiPad側のTrue Tone・Night ShiftをオフにしてもMac側のTrue Tone・Night Shiftがオンになっている限りは色味はおかしくなったままになる。
ちなみにこの現象はスクリーンショットには現れない。
macOS Catalinaのバグの可能性が大きい

この現象は4Kモニター(サードパーティーのモニターなのでTrue Toneはなし)を接続したMac mini 2018でSidecarを利用した場合はMac mini側でNight Shiftがオンになっていても発生せず、色味は正常だ。
iMacやMacBookシリーズなど、内臓ディスプレイでTrue ToneやNight Shiftを有効にした場合にのみ起こるmacOS Catalinaのバグ(不具合)の可能性が大きい。
現状ではTrue Toneを搭載したディスプレイまたはMacのTrue Tone対応内蔵ディスプレイを使用している場合でSidecarを利用するならTrue Tone及びNight Shiftはオフのままの運用がいいだろう。