
Mac、iPhone、iPadのSafariにはWebサイトのタイトルやURLが一部でも一致すると「トップヒット」として事前にそのWebサイトを表示する機能がある。
ここではSafariのトップヒット、更にWikipediaやマップなどのサジェスト機能も無効にする方法を紹介する。
なお、iPhoneなどのSafariでは細かな設定ができないため本記事の情報はあくまでMac Safariを使用している前提だ。
また、トップヒットに関しては現状のmacOS及びiOS・iPadOSではどうやっても完全な無効化はできないため、ここでまとめる情報は一時的な対処法になることをご容赦願いたい。
INDEX
Safariのトップヒットを無効にする方法
この「トップヒット」機能であるが、この機能はSafariの履歴を参照しているため、トップヒットに表示させたくないWebサイトの履歴を全て消去すればトップヒットから消える。

Webサイトの履歴を削除するにはまずSafariのメニューバーから「履歴」>「すべての履歴を表示」クリックしよう。

今まで訪れたWebサイトの履歴が表示されるので、トップヒットに表示させたくないWebサイトを右クリック>削除をクリックして削除しよう。

この際、右上の検索欄にトップヒットに表示させたくないWebサイト名を入力して検索すると手っ取り早いだろう。

なお、トップヒットに表示させたくないWebサイトの履歴が複数(今回の例ではYahoo!)存在する場合、Commandキーを押しながらクリックして履歴を複数選択してCommand+Deleteキーで複数項目の削除が可能だ。
また、全ての履歴を消去したい場合、Command+Aで全ての履歴を選択してCommand+Deleteで全履歴を消去できる。
この方法で履歴を消去してもCookieやキャッシュは消えないので安心してほしい。
上記の操作を実行した後、改めてアドレスバーに文字を入力すると履歴から削除したWebサイトはトップヒットに表示されなくなるはずだ。
加えてSafariの履歴はiCloudで同期されるため、iPhoneやiPadのSafariでもMacのSafariで履歴を削除したのならトップヒットに表示されなくなる。
ただし、冒頭で書いた通りこの履歴の削除はあくまで一時的なものにすぎず、再度そのWebサイトにアクセスした場合は再びトップヒットにそのWebサイトが表示されてしまう。
現状のmacOSではトップヒット機能を完全に無効にはできないため注意してほしい。
Wikipediaやマップのサジェストを無効にする

トップヒットとは別にSafariではアドレスバーに入力した文字からWikipediaの項目やマップを表示するサジェスト機能がある。
Mac Safariの場合
この機能をMac Safariで無効化したい場合はまずはSafariの環境設定を開こう。

環境設定を開いたら「検索」タブに移動して「Safariの検索候補を含める」をオフにしよう。
これでWikipediaやマップのサジェストが無効になる他、Safari上の「Siriの知識」も無効にできる。
なお、この設定画面内にある「バックグラウンドでトップヒットを事前に読み込む」という設定は「トップヒットが見つかった場合にそのWebサイトのデータを事前に読み込んでアクセス速度を速くする」機能であり、不要な場合はこちらもオフにしてもいいだろう。
iPhone・iPadの場合

iPhoneやiPadでも同様に無効にしたい場合はiPhone・iPadの「設定」>「Safari」を開き「Safariの検索候補」をオフにしよう。
また、先ほどと同様に不要であれば「トップヒットを事前に読み込む」もオフにしよう。
まとめ
Safariのトップヒットやサジェスト機能は便利な反面、履歴が増えすぎるとゴチャゴチャとして見にくくなる他、アドレスや単語を入力している際はCPUやディスクの使用率が若干ながら上がるため、本記事の対処法を試せばある程度Safariの動作を軽くすることもできる。
もしトップヒットやサジェスト機能が不要であるなら本記事の方法を試してほしい。