Mac Safari上でYouTube 4K動画を判別するアプリ「4Ktube」

数年前にMacのSafariはYouTubeの4K動画に非対応になり、未だにMac上のSafariでYouTubeの4K動画を見ることはできない。

今回は今見ているYouTube動画が4KなのかどうかをMac Safari上で自動判別して4K対応のブラウザを即座に開くことができる4KtubeというMacアプリ(機能拡張)を紹介する。

なお、本アプリは有料$2 日本ストアでは¥250)であるが記事を書くにあたって管理人は報酬などは一切受け取っていない。

なぜSafariはYouTubeの4K動画をサポートしない?

そもそもなぜSafariがYouTubeの4K動画を再生できないのかと言うと、現在のYouTube上の4K動画はGoogleが主導するVP9という動画コーデックで圧縮されているのだがSafariはVP9をサポートしていないためだ。

AppleはVP9のサポートには消極的な姿勢を示しており、代わりにH265を推奨しているが、逆にGoogleはH265のサポートに消極的な姿勢を取っている。

AppleはH265コーデックのパテントプールにおいて特許所有社としての権利を持っているがGoogleはそうではなく、GoogleがYouTubeでH265を使用する際はライセンス料を払わなければならないためGoogleとしてはH265は採用したくないのだ。

これらのAppleとGoogleの主導する動画コーデックの違いによってSafariではVP9で提供されているYouTubeの4K動画が再生されないという結果を招いている。

ちなみにVP9はオープンソースでありロイヤリティフリーでもある。

SafariをVP9に対応させても別にAppleはライセンス料を払う必要はないため全てはApple/SafariがVP9をサポートすれば済む話なのだが、少なくとも3年近くに渡ってAppleはSafariにおいてVP9のサポートに関しては何ら動きを見せずに今に至るというわけだ。

なおYouTubeの4K動画が見られないのはあくまでSafariであってChromeなどのブラウザでは4K動画は問題なく見れる。

Safari上で4K動画を自動判別するアプリ「4Ktube」

4Ktubeの概要

4KtubeはMac用の有料ソフトウェアであり、価格は日本ストアでは250円。

購入・ダウンロード
4Ktube - Mac App Store

注意してほしいのがこのアプリはSafari上のYouTubeで4K動画を有効にできるわけではないということ。

あくまでSafari上で再生しているYouTube動画が4K対応かどうかを自動判別するだけであり、4K動画の再生には従来通りChromeなど他社製ブラウザを開く必要がある。

4KtubeはあくまでYouTubeの4K動画の自動判別とChromeなどの4K対応ブラウザの起動を簡略化する支援アプリだ。

4Ktubeの使い方

4Ktubeを起動すると上記のような画面が表示されるのでまずは「Show in Safari Preferences」をクリック。

なお、4K動画を自動判別後に開くブラウザをChrome以外にしたい場合は「Click the toolbar icon to open any page in this app」のプルダウンメニューから希望のブラウザを設定しておこう。

「Show in Safari Preferences」をクリックするとSafariの機能拡張画面が開くので「4Ktube」にチェックをつける。

これで4KtubeがSafari上で有効になったので試しにYouTubeの4K動画をSafariで開いてみよう。

Safari上で再生されているYouTube動画が4Kに対応している場合はSafari画面上部のアイコンに「4K」というバッジが付く。

このアイコンをクリックすると自動的に4Ktube設定時に指定したブラウザが開くので、あとはそのブラウザで再生すれば4K動画が視聴可能となる。

念のため起動したブラウザの画質がきちんと「2160P 4K」に設定されているか確認しよう。

なおYouTubeの4K動画は4K未満のディスプレイでも再生可能であり、フルスクリーンで再生すれば4Kディスプレイでなくても十分4Kの画質の良さを体感できるはずだ。

また、このアプリ(機能拡張)は別に動画が4Kでなくてもアイコンをクリックすれば視聴中の動画が別ブラウザで開く。

まとめ

以上、簡単に4Ktubeの使い方を紹介したが、前述した通りこのアプリはSafariのYouTubeの動画が4Kかどうかを判別するだけなので正直に言って250円という価格に見合うかどうかは微妙なところだ。

ただSafari上で再生されているYouTube動画が4K対応なのかどうかを判別してくれるのは確かに便利であり、YouTubeでは出来るだけ動画を高画質で見たいという人にとっては有用ではないだろうか。