Safari 14の変更点。Webサイトタイトルやパスワードの表示方法

2020年9月17日、macOS Big Surに先駆けてSafari 14正式版がmacOS Catalina/Mojave向けにリリースされた。

macOS Catalina/MojaveユーザーはソフトウェアアップデートからSafari 14へのアップデートが可能だ。

ただ、Safari 14ではいくつかの変更について海外コミュニティなどで混乱が見られるため、Safari 14の挙動について少し解説しておく。

Safari 14の変更点

スタートページの刷新

Safari 14ではスタートページが刷新され、デフォルトで数枚の背景画像が用意されている他、好きな画像を背景として1枚だけ設定できるようになった。

基本的にスタートページのUIはわかりやすく混乱することはないはずだ。

各種情報の表示や背景画像の設定は右下の切り替えアイコンから行おう。

なお、現在のところ背景として任意で設定できる画像は1枚だけであり、他の任意の背景画像に切り替えたい場合は一度現在の背景画像を削除する必要がある。

タブを沢山開いた時にWebサイトタイトルを表示するには?

Safari 14ではタブを沢山開いた際はWebサイトアイコン(Favicon)のみが表示され、Webサイトタイトルは自動で非表示に切り替わるようになった。

ただ、同じWebサイトを複数開いた際はタブの区別ができないため、Safari 14の環境設定でWebサイトタイトルを表示するように変更しよう。

タブにWebサイトタイトルを表示するには環境設定の「タブ」の項目で「タブでWebサイトのアイコンを表示」のチェックを外してオフにする。

これによりWebサイトアイコンは表示されなくなってしまうが、沢山タブを開いた際でもWebサイトタイトルが確認可能になる。

なお、これはSafari 13でも可能だが、タブが多すぎてタブが隠れてしまった場合はトラックパッドやマウスの左右スクロールでタブをスライド(横スクロール)させることができる。

Webサイトのパスワードを表示するには?

Safari 14ではわざわざキーチェーンアクセスアプリを開かなくてもWebサイトのパスワードが簡単に環境設定から確認可能になった。

Webサイトのパスワードを確認するには環境設定の「パスワード」の項目を認証して開き、各Webサイトをクリックする。

なお、アイコン横にアラートマーク(セキュリティに関する勧告あり)が表示されることがあるが、これはパスワードを使い回したりパスワードが短すぎる場合に表示される。

ただし、例えばAmazonでは電話番号・メールアドレスを設定すればどちらからでもログインが可能だがSafari 14はそういった「複数のIDでログインできるWebサイト」に関しても「パスワードが使い回されている」と判定してしまうため、そういった勧告は無視していいだろう。

トラッキングブロックはGoogle Analyticsをブロックする?

Safari 14ではトラッキングブロック機能が強化され、広告などによるトラッキング(プロファイル作成)をデフォルトで阻止するようになっている。

現在表示しているWebサイトのトラッカーを確認するにはそのWebサイト上でアドレスバーの「盾アイコン」をクリックする。

なお、ここの表示ではGoogle Analyticsなどもトラッカーとして表示されていることが確認できるが、これはあくまでサードパーティーCookieをブロックしているだけでGoogle AnalyticsなどのファーストパーティーCookieによるアクセス解析までブロックしているわけではない。

参考 「Safari 14からGoogleアナリティクスが完全にブロックされる」疑惑を専門家が否定Gigazine

つまりここで「Google Analyticsのプロファイリングを阻止した」という表示がされていてもGoogle Analyticsによる解析は変わらず行われている。

これはiOS 14やiPadOS 14でも同様だ。

もし訪問するWebサイトでGoogle AnalyticsをブロックしたいのであればMacの場合はGoogle自身が提供する「Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」という拡張機能をインストールしたり、あるいはiPhoneなどでは広告ブロッカーなどのアクセス解析ブロック機能で対処しよう。

なお、当サイトではGoogle Analyticsなどのアクセス解析は行っていない。

まとめ

Safari 14の主な変更点についてまとめたが、Facebookでのプライバシー騒動以降、プライバシーに関しての意識が一部のインターネットユーザーの間で高まりAppleはもちろん、MicrosoftやGoogleまでもがプライバシー重視に傾いているため、アクセス解析や広告を設置しているWebサイト運営者は不利になってきている。

僕はアクセス解析や広告のブロック方法の情報は提供するが、アクセス解析や広告の設置はWebサイト運営者の自由であり僕がその是非について意見する権利はない。

プライバシーはとても重要だがアクセス解析や広告もネットを利用する上で切り離せない関係であるため、プライバシーとユーザービリティのバランスをいかに取るかが重要な時代になっている。