Safari 13の細かな変更点。ピクチャインピクチャが万能になった

Appleは9月20日、iOS 13のリリースと時を同じくてSafariの最新バージョンであるSafari 13をリリースした。

AppleはmacOSのSafariに関しては毎年Safariだけを新たなmacOSより優先してアップデートし、Safariに関しては一足先に公開する方針を取っている。

今回はSafari 13の細かな変更点をまとめる。

Safari 13の変更点

Safari 13はiOS 13やiPadOS、macOS Catalinaと比べると大きな変更はないが地味に嬉しい機能がいくつかある。

ほぼ全ての動画をピクチャインピクチャで再生できる

SafariではHTML 5形式の動画であればYouTubeだろうがAmazon Prime Videoだろうが、ほぼあらゆる動画をピクチャインピクチャ(PiP)で再生できるようになった。

PiPを有効にするにはSafariのタブに表示されている「音量ボタン」を右クリック(副クリック)し「ピクチャインピクチャにする」をクリックする。

動画を再生しているタブの「音量ボタン」を右クリックするとピクチャインピクチャが利用可能に。
ほぼあらゆる動画がPiP再生可能

試してみた限りAmazon Prime Video、Twitch、CNNの動画ニュースなど、ほとんどの動画をPiPで再生することが可能だった。

macOS Sierraから既にPiPの機能はあったが動画を右クリックする必要があり、そこにPiPのオプションが表示されなかったり、PiP専用のボタンがUIにない動画ではPiPは利用できなかった。

これまではPiPのオプションが表示されない動画はMacBook ProシリーズのTouch BarのPiPボタンを利用しない限りPiP化ができなかったが、ようやくTouch Barを搭載していないMacでもほとんどの動画をPiPで再生できるようになった。

ピクチャインピクチャの小技。Commandキーを押しながらドラッグさせれば好きな位置に動画を表示可能

ちなみにこれはSafari 13の変更点ではないが、ピクチャインピクチャ表示の動画はCommandキーを押しながら移動させれば画面の四隅以外でも好きな場所に表示することが可能だ。

お気に入り画面に若干の変更が加えられ、フォントが変更された

お気に入り画面には関しては大きな変更点はないが、最初に起動した際はお気に入りの表示が減らされた状態になっており、右上の「表示を増やす」をクリックすることで全てのお気に入りを表示する仕様になった。

僕はまだ確認できていないが閲覧履歴やブックマークを基に、関連するWebサイトをSiriが提案する場合もあるようだ。

さらにお気に入りのサイト名のフォントが太くなり視認性が上がっている。

予定されているイベントへのリマインダーオプションが追加

これはYouTubeの仕様変更なのかSafari 13の新機能なのかはわからないが、YouTubeなどで登録チャンネルのライブ配信などが予定されている場合、新たに「リマインダーを設定」という表示が追加され、予定をリマインダーに登録することができるようになった。

デフォルトではファイルをダウンロードする際に警告が表示されるようになった

デフォルト状態では未確認のサイトからファイルをダウンロードする際は上記画像のような警告が表示されるようになった。

一回ダウンロードすればそのサイト(ドメイン)では警告は表示されないが、鬱陶しい場合はSafariの環境設定を開き”Webサイト”の項目の左パネルにある”ダウンロード”という項目からデフォルト設定(これ以外のWebサイトでのデフォルト設定)を”許可”に変更してしまおう。

まとめ

この他にもスマート検索フィールドに既に開いているタブのアドレスを入力するとそのタブに自動移動したり、Webサイトにログインする際のパスワード入力で、Safariがそのパスワードを安全性が低いと判断した場合にパスワードを変更するよう警告するなどの機能が加わっている。

Safari 13は冒頭でも書いた通り、従来のバージョンから劇的な変化はないが僕としてはピクチャインピクチャの機能が一番嬉しい。

これでスタンドアローンのプレイヤーなどを使用せずともAmazon Prime Videoなどの動画をPiPで垂れ流したり、ニュース映像やライブ配信を見ながら別の作業をするといったことが容易になった。

今のところSafari 13を利用してデメリットや不具合などは経験していないため、上記の機能に魅力を感じるなら導入してみることをおすすめする。

ただし機能拡張に関してはSafari 13に対応していないものも多数あるため、自分の使っている機能拡張がちゃんとSafari 13に対応しているかは確認した方がいい。