RetroactiveでiTunesをmacOS Catalina上にインストールしてみた。使い方を解説

macOS CatalinaでiTunesが消滅した(分割された)ことは有名であるが、Githubで配布されている「Retroactive」というアプリを使えばmacOS Catalina上にiTunesを蘇らせることが可能だ。

ミュージックアプリを置き換えるのではなく新たにiTunesをインストールする形になるのでミュージックアプリやmacOSに与える影響が少ないのも利点。

今回はRetroactiveで実際にiTunesをmacOS Catalinaにインストールしてみたので使い方を紹介する。

ちなみにRetroactiveはiTunesだけではなくApertureやiPhotoの他、macOS MojaveやHigh Sierra環境ではFinal Cut Pro 7、Logic Pro 9、Keynote 09なども復活させることが可能だ。

なお、macOSに与える影響が少ないとはいえ、macOS CatalinaでiTunesなどの本来存在しないアプリケーションを使用するのは当たり前だがAppleにとっては想定外の行為であるため何があっても自己責任となる。

RetroactiveでiTunesを復活させる手順

まず上記ボタンからGithubのRetroactive配布ページに飛ぼう。

ページを開いたら「Click to download the Retroactive.app」をクリックしてZIPファイルをダウンロードして解凍する。

解凍されたフォルダを開きRetroactive.appをダブルクリック。

この際に「開発元を検証できない」というウィンドウが出てアプリを開けなくなるが、一旦そのウィンドウを閉じてRetroactive.app上で右クリックしてメニューの中から「開く」をクリックしてみよう。

右クリックメニューの「開く」をクリックすると再度警告ウィンドウが出るが前と違ってウィンドウ内に「開く」というボタンが表示されるのでクリックして開こう。

アプリが起動して上記画像の画面になるのでアンロック、またはインストールしたいアプリを選ぼう。

今回はiTunesを復活させたいので画面内のiTunesアイコンの下の「INSTALL」というボタンをクリックする。

「最も重要なiTunesの機能は何か?」と聞かれるので好みの機能をクリックして選ぼう。

僕はダークモードが非常に好きなので今回は「DJ apps and Dark Mode」を選んだ。

クリックすると緑のチェックマークが付くので続いて右下の「Continue」をクリック。

Authenticate(認証)が必要というメッセージが出るので「Authenticate」のボタンをクリック。

認証ウィンドウが開くので管理者パスワードを入力してOKをクリック。

iTunesのダウンロードとインストール作業が始まるので処理が完了するまで待とう。

なお、この際のiTunesのダウンロードがとんでもなく長い(40分ほどかかった)のでMacがスリープモードに入らないように注意して気長に待とう。

処理が終わると「Congratulations!」と派手に祝福されるので「Launch iTunes」というボタンをクリックしてiTunesを起動する。

この画面が出たらRetroactiveアプリは終了して構わない。

以上でiTunesの復活作業は完了だ。

RetroactiveのiTunesはまともに使える?

Retroactiveで復活させたiTunesを起動してみたところ、全てのライブラリの音楽やプレイリスト、映画は全てミュージックアプリやTVアプリから引き継がれていた。

ただ、曲や映画によっては再ダウンロードの必要はある。

なお、アカウントに関しては自動的にApple IDでサインインした状態になるので問題はない。

バージョン情報を見てみるとiTunes 12.9.5.5となっていた。

ストアやApple Musicも問題なく機能する他、Apple Musicに加入していれば既存のミュージックアプリと今回インストールしたiTunesの双方でライブラリへ追加した曲がお互いにクラウドを経由して反映されるため使い勝手も申し分ない。

ただしミュージックアプリ・iTunes双方で同じ曲をダウンロードしたり追加した場合、同じ曲が2つ存在することになるためストレージの容量に注意した方がいいだろう。

今回復活させたiTunesをメインに使うのならミュージックアプリのライブラリの曲を全て削除しiTunesのみを使用した方がいい。

ちなみに映画に関しては「HDCPに対応していない」というエラーが出て再生できなかったので注意が必要だ(TVアプリで見ればいい話ではあるが)。

また、iPhoneなどとの同期に関しては不安定であり今回復活させたiTunesでは同期やバックアップは行わない方がいい。

アンインストール

RetroactiveでインストールしたiTunesをアンインストールするには単純にアプリケーションフォルダ内のiTunesをゴミ箱に入れて削除してしまえばOKだ。

なおAppCleanerなどのアンインストールソフトウェアでアンインストールするにはAppCleanerの環境設定を開き「Protect default OS X apps」をオフにする。

ただしアンインストールソフトウェアにとってもmacOS Catalina上のiTunesのアンインストールは想定外であるためトラブルが発生する可能性がある。

僕としてはRetroactiveで復活させたiTunesは単純にゴミ箱に入れて削除した方が安全だと考えている。

まとめ

Retroactiveで復活させたiTunesを使ってみてその完成度の高さに驚いた。

いくつかの機能に制限が存在するとはいえ、音楽の購入やApple Music、ライブラリの楽曲を楽しむといった基本的なことは全て可能だ。

もしmacOS Catalinaにして以前のiTunesが必要になったり、ミュージックアプリではなく慣れ親しんだiTunesで音楽を楽しみたいといった場合は自己責任ではあるが導入してみる価値はあるだろう。