Macでも閉じるボタンでアプリを完全終了させる挙動に変更する「Red Quits」

僕は20年近くWindowsを使用してからMacへと移行してきたMac歴4年程度の新参者だが、WindowsからMac(macOS)に移行して戸惑ったのが「閉じるボタンをクリックしてもアプリによっては完全に終了しない」という点だ。

Windowsであれば閉じるボタンをクリックすれば常駐アプリ以外100%そのアプリは終了するが、macOSではアプリによっては閉じるボタンを押しても終了しないことがある。

この挙動自体に不満はないが、問題点として「閉じるボタンで完全終了するアプリもあればしないアプリもある」ということ。

ここではmacOS全体で閉じるボタンによる動作を「アプリを完全終了させる」挙動に変更する無料アプリ「RedQuits」を紹介する。

RedQuitsの使い方

この無料アプリは開発されてから10年近く経っているが、macOS CatalinaにおいてもSafari以外は正常に動作することを確認している。

Safariに関してはウィンドウやタブのプロセスの処理が特殊なせいか起動・終了に問題が発生(正常にSafariが終了しないなど)するため、Safariをメインブラウザとして使用している場合は注意しよう。

SafariとRedQuitsを併用するならSafariだけは常にCommand+Qやメニューバーでの終了を実行することをおすすめする。

また、Safari以外は正常に動作するといっても開発から10年近く経っているということは何らかの不具合が発生することも考えられるため、使用は自己責任でお願いしたい。

インストール

RedQuitsのパッケージファイルをダウンロードしたらダブルクリックでは開けないため、右クリックメニューの「開く」から開こう。

「開く」をクリック。

インストーラーが起動するので画面の指示に従ってインストールしよう。

RedQuitsにアクセシビリティ権限を与える

インストールしただけではRedQuitsは動作しないため、まずはシステム環境設定を開く。

「セキュリティとプライバシー」をクリック。

「セキュリティとプライバシー」の「プライバシー」タブに移動し、左下の鍵アイコンをクリックして管理者パスワードを入力し、左パネルから「アクセシビリティ」を選択し「+」ボタンをクリック。

アプリケーション選択画面が開くので「RedQuits.app」を選択して「開く」をクリック。

上記画像のように「RedQuits.app」にチェックが付けばOK。

RedQuitsを起動

続いてアプリケーションフォルダやSpotlightからRedQuitsを起動する。

起動したら設定画面が開くので「Start RedQuits Automatically at Login」と「Activate RedQuits」にチェックを付ける。

なお「Quit only when 1 window is left for that app」にチェックを付ければウィンドウが1つしか開いていない場合にのみアプリを完全終了させるという挙動に変更できる。

設定が完了したらRedQuitsのウィンドウは閉じて構わない。

以降はいかなるアプリケーションであっても閉じるボタンを押せばアプリが完全終了するようになる。

ちなみに一時的にRedQuitsの動作を止めたい場合は再度RedQuitsを起動して「Activate RedQuits」のチェックを外そう。

正常に動作するのか?

RedQuitsを実際にインストールして使用してみたが前述の通りSafari以外のアプリの挙動にはおかしな点は見られなかった。

ただ、一部のアプリのウィンドウ(AdGuardやAdobe Creative Cloud)は「ウィンドウを閉じる=最小化」という扱いのため、RedQuitsを有効にしてウィンドウを閉じるとアプリまで終了してしまうという弊害はある。

ただ、そういった挙動を示すアプリは一部であり、ほとんどのアプリでは通常の使用において支障はない。

通常は閉じるボタンをクリックしても完全終了しない「ミュージック(iTunes)」も閉じるボタンのクリックと同時にドックのインジケータが消え、完全終了される。

最初ブラウザやTVアプリで動画をピクチャインピクチャで再生している場合「動画を閉じただけなのにSafariやChrome、TVアプリまで終了されないか?」という不安があったが、少なくともSafariやChrome、TVアプリにおいてそのような挙動は見られなかった。

ブラウザなどのピクチャインピクチャ再生のウィンドウを閉じる際にもおかしな挙動はなかった

また、Finderウィンドウを閉じたからといってFinderのプロセスが終了されるようなこともない。

とはいえ、このアプリは10年近く前に開発が止まっているため、冒頭で書いたように予期せぬ不具合が発生する可能性もあり、導入には注意した方がいいだろう。

ただ、僕のようにmacOSの「閉じるボタンの挙動」に違和感を覚える人、特にWindowsから移行してきた人には有用と言える。

アンインストール

RedQuitsをアンインストールするにはRedQuitsの全てのオプションのチェックを外し、ゴミ箱に入れたりApp Cleanerなどで削除するだけでOKだ(RedQuitsのヘルプにもアンインストールはアプリを削除するだけでいいと説明されている)。

まとめ

macOSはWindowsよりもショートカットキーへの依存度が高いため、このようなアプリを導入しなくてもCommand+Qによるアプリケーション終了ショートカットの使用を習慣付ければいいのだろうが、僕のように長年Windowsを使用してきて「いまいちmacOSのアプリケーション終了の挙動に慣れない」という人は自己責任ではあるが、本アプリを導入してみるといいだろう。