2019年版:カテゴリ別Mac選び

新型iMac、新型MacBook Pro、そして新型Mac Proと、2019年半ばになって新型Macが出揃った感があるので、カテゴリ別におすすめのMacをまとめてみる。

なお、僕は現在Mac mini 2018とMacBook Pro 13インチ 2015を使っており、過去にはiMac 2013、iMac 27インチ5K 2015を使用していた。

とにかく最高性能のMacが欲しい場合

画像出典 Apple.com

お金に糸目はつけず、とにかく性能が高いMacが欲しいのであれば先日発表された新型Mac Proが最有力候補となるだろう。

発売はこの秋となるが最高性能のMacが欲しいのならば秋の発売まで待つ価値は十分にある。

最高性能を重視するなら、今焦って他のMacを買うと後悔するはず。

新型Mac Proは8コア16スレッドXeon・メモリ32GB・SSD 256GB・Radeon Pro 580Xのベースモデル(最低価格モデル)で$5,999、日本円で65万円弱する非常に高価な製品だ。

ただ、ベースモデルは性能としては、既存のMacのラインナップにおいて突出した所はないので、お金に糸目を付けないのであればベースモデルを買うよりは公式でカスタマイズをした方がいい。

新型Mac Proは自分で内部のコンポーネントを増設・交換出来るが、Afterburner(ProRes環境のハードウェアアクセラレーター)や、MPXモジュール(GPUを複数搭載したMac Pro向けカスタムグラフィックボード)などを導入する場合は一般向けには販売されていないパーツのため、カスタマイズするしかない。

全てのパーツを最高レベルにカスタマイズすると500万円を超えるのではないかと話題になっているが、現時点では新型Mac Proは最も長く使えるMacであり、2013年発売の前世代Mac Proが今でも現役で使っている人が多いことを考えると、新型Mac Proも5〜6年は安泰だろう。

ノートMacが欲しい場合

ノート型のMacBookシリーズを購入するのならば、MacBook Pro 15インチモデル・同13インチモデル・MacBook Airが候補に挙がる。

性能重視の場合

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性能重視でMacBookシリーズを選ぶならMacBook Pro 15インチモデルをおすすめする。

モバイルCPUとは言え、6コア12スレッドまたは8コア16スレッドのCPUを搭載しており、グラフィックもRadeon 555XからRadeon Vega 20まで選択でき、ヘビーな用途でも快適に動作するだろう。

なお価格はベースモデルで25万8800円、最高にカスタマイズした場合は71万5300円となる。

そこそこの性能でいい場合

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ヘビーな作業はあまりしないが、そこそこの性能が欲しい場合はMacBook Pro 13インチモデルがおすすめだ。

4コアあれば大抵の作業はこなすことが出来るし、毎日ヘビーな作業をするわけでなければ十分過ぎるほどの性能を持っている。

唯一注意点としてはMacBook Pro 13インチモデルはカスタマイズしてもメモリは16GBまでしか選べず、メモリを大量に消費する作業には向かないこと、更にMacBook Pro 13インチモデルはグラフィックが内蔵グラフィックなので、グラフィック性能が必要になった場合はeGPUの導入を検討する必要があることだ。

価格はベースモデルが13万9,800円。

最高にカスタマイズした場合の価格は38万5800円となる。

持ち運びが主の場合

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頻繁にMacBookを持ち運ぶ場合は前述のMacBook Pro 13インチモデルかMacBook Airが候補になる。

特にMacBook Airは2018年にディスプレイや筐体・デザインが刷新され、重さも1.25kgでMacBook Pro 13インチモデルより軽いため、持ち運ぶのにも適している。

性能は2コア・CPU内蔵グラフィック・メモリは8GBで、しかもTouch IDがついて価格は11万9,800円であり、Mac製品としてはリーズナブルな部類に入る。

ヘビーな作業は全くせず、持ち運んだ先でコードや文章を書く、あるいはネットサーフィンをする程度ならこのスペックで問題ないだろう。

ただ、僕としてはデュアルコアのMacはあまりおすすめできない。

というのも僕は同じくデュアルコアのMacBook Pro 13インチ Early 2015を持っているが、Webブラウジングや動画再生は問題なくできるものの、一般的なタスクでもCPU使用率が割と高く、Photoshopなどのヘビーなアプリケーションではパフォーマンスに難があった。

MacBook Airもデュアルコアなので「ヘビーな作業は絶対にしない」という人でない限り、薄さと軽さは犠牲になるがMacBook Pro 13インチを購入した方がいいように思う。

なお、カスタマイズする際はメモリだけは16GBにした方が安心だろう。

最高にカスタマイズした場合は20万5,800円となる。

デスクトップMacが欲しい場合

デスクトップ型Macを購入するなら、前述のMac Proを除けばiMac、そしてMac miniが候補に挙がる。

ここではiMacを基準にしてまとめてみる。

ちなみにiMac Proは新型Mac Proの登場で立ち位置が曖昧になったため、ここでは割愛する。

性能重視の場合

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性能重視の場合はiMac 5K 27インチモデルがおすすめだ。

iMac 5Kはいわゆるオールインワンモデルで、ディスプレイは最初から付いているし、マウスやキーボードも付属している(トラックパッドに変更も可能)

ユーザー側で用意する物は特になく、箱を開けて電源ケーブルを繋げばすぐに使用出来るのは嬉しいポイントだ。

CPUは6コアまたは8コアから選択でき、メモリは最大64GB、グラフィックはRadeon Pro 570XからRadeon Pro Vega 40まで選択できる。

ベースモデルの価格は6コア・メモリ8GB、Radeon Pro 570Xで19万8800円となる。

メモリに関しては前述の通り16GBあると安心だが、iMac 27インチモデルはユーザー側でメモリを増設可能なため、メモリはカスタマイズせず、ユーザー側でメモリを用意した方が安上がりだ。

もちろんメモリを自分で増設・交換しても保証やAppleCareは維持される。

なお、最高にカスタマイズした場合の価格は57万8300円となる。

そこそこの性能でいい場合

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そこそこの性能でよく、大きなディスプレイにも拘らないのであればiMac 21.5インチRetina 4Kモデルがおすすめ。

そこそこの性能といっても4コアから6コアまで選択可能であり、メモリは最大32GB、グラフィックはRadeon Pro 555XからRadeon Pro Vega 20まで選択できる。

それでいてベースモデルの価格は20万円を超えないため、MacBook Pro 13インチモデルより低価格で高性能なMacが手に入る。

ディスプレイは21.5インチであり、一般的なPCディスプレイと比べると少々小さいように感じるが、設置場所をそれほど選ばないというメリットもある。

注意点としてiMac 21.5インチモデルはユーザ側でメモリを交換できないため、購入する際は最低でも16GBにカスタマイズしよう。

最高にカスタマイズした場合の価格は36万8300円となる。

一体型ではないMacが欲しい場合

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一体型ではないデスクトップMacというと現状Mac ProとMac miniしか選択肢が存在しないが、Mac Proは前述の通りプロ向けであり、僕のようにMac Proを買うほどの余裕がない場合はMac miniが唯一の選択肢となる。

昨年発売されたMac mini 2018は僕も愛用しており、価格と性能のバランスがよく、ディスプレイ・マウス(またはトラックパッド)・キーボード・イヤホンやスピーカーを自分で用意出来るのならばおすすめのデスクトップ型Macだ。

CPUは4コアから6コアまで選択でき、搭載可能メモリは最大64GB、グラフィックは内蔵グラフィックとなる。

メモリに関してはユーザー側で交換することも出来るが、保証やAppleCareが無効になる分解行為に当たるため、僕としてはおすすめしない。

Apple正規サービスプロバイダであれば、保証やAppleCareを維持したままメモリの増設が可能なため、メモリをあとから増設する場合はApple正規サービスプロバイダに依頼しよう。

グラフィックが内蔵グラフィックしか選べないため、グラフィック性能を底上げする場合は別途eGPUの購入が必要になるが、そこを気にしないのであればMac miniは比較的低価格で性能が高いMacが手に入る非常にバランスの取れたデスクトップMacだ。

最高にカスタマイズした場合の価格(10Gbイーサネットを含む)は39万7800円となる。

おまけ:とにかく安いMacが欲しい場合

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性能や用途などは気にせず、とにかく安くMacを手に入れたいのならベースモデルのMac miniがおすすめだ。

ベースモデルは4コアのCPUを搭載していながら8万9800円で手に入り、現在Macのラインアップの中で最も安いMacとなる。

初めてのMacにもおすすめであるし、4コアあればヘビーな作業も特殊なものでない限り十分に可能だ。

ただ、繰り返しになるがメモリは最低でも16GBにカスタマイズした方がいいだろう。

まとめ

以上、僕の独断によりカテゴリ別のおすすめMacを列挙したが、近年Macのラインナップは複雑化してきており、正直おすすめMacを選ぶに当たってかなり頭を悩ませた。

とはいえ2019年7月9日、MacBookシリーズは大幅にラインアップが刷新され、無印MacBookが消滅した他、MacBook Airは全てRetinaとなり、MacBook Pro 13インチも全てのモデルがTouch Barありへと変更され、価格の引き下げも行われた。

選択肢からiMac Proを除外し、あとは自分の用途(どのような作業をするか)、持ち運びするか(ノートかデスクトップか)、そして予算はどの程度かを基準にして考えれば選びやすくなると思う。