ピクチャインピクチャを多用するならChromeよりSafariを使った方がいい理由

Safariのバージョンが13になり、ほぼすべてのサイトの動画がタブの右クリック一つでピクチャインピクチャ(PiP)が可能になったためPiPを多用する人にとっては劇的に利便性が上がった。

ここではPiPを多用するならSafariを使用した方がいい理由をまとめる。

なお、別にSafariに乗り換えろというわけではなく単純にPiPにおいてはSafariが優れているということであってChromeを否定するわけではない。

SafariのPiPが優れている理由

拡張機能なしでPiPが可能

Safari 13から加わったタブの音量ボタンからのPiP再生機能

SafariではPiPがデフォルトの機能として搭載されているため、機能拡張などを利用せずともネイティブの環境でPiP表示が可能だ。

また、Safari 13では動画が再生されているタブの音量ボタンを右クリックするだけでほぼ全てのサイトの動画でPiP再生が可能なため、利便性は飛躍的に向上している。

もちろんAmazon Prime VideoやTwitch、あるいはニュースサイトの動画ニュースなどの動画もPiPで再生可能だ。

以前Amazon Prime VideoやNetflixをスタンドアローン(単独ウィンドウ)で再生できる「Friendly Streaming」というフリーソフトウェアを紹介したが、Safari 13の登場によって上記のようなソフトウェアも必要なくなった。

MacでNetflixやAmazon Primeビデオを単体で再生できるFriendly Streaming

CPU使用率が高くない

Chromeにおいても拡張機能を利用すればPiPが利用可能であるが、パフォーマンスとCPU使用率のテストをしてみたところChromeによるPiPの動画再生はCPU使用率が若干高く、PiP動画のドラッグによる移動もカクツキが見られる。

Chrome拡張機能「Floating Video」の動作

ChromeにおいてPiP拡張機能として現在最も利用者が多い「Floating Video」という拡張機能を使用した際のiStat Menusで計測したCPU使用率は以下になる。

ChromeでPiP再生を行うとCPU使用率が上がっているのが確認できる。

また、どうもChromeの拡張機能はGPUのアクセラレーションの働きが悪いのかGPUの使用率が低く、CPUの使用率の高さもGPUの使用率が低いためにCPUが肩代わりしているのが原因に思える。

SafariにおけるPiPの動作

対してSafariのPiPではGPUアクセラレーションが存分に発揮され、ウィンドウの移動もスムーズな他、CPU使用率もかなり低い。

上記画像を見るとGPUアクセラレーションによりGPU使用率は上がっていることが確認できる。

GPUの使用率が高いということはその分CPUには余裕が生まれるため結果的にパフォーマンスは向上する。

ドラッグによる再生画面の移動もカクツキなどは全く見られない。

また、Chromeの拡張機能と違いSafariはPiP再生にすると元動画は「このビデオはピクチャ・イン・ピクチャで再生中」という表示に切り替わり非表示になるため、無駄な再生が少ないというのもCPU使用率が低い要因だろう。

ちなみにSafariのPiP動画はCommandキーを押しながらドラッグすれば画面の四隅以外にも好きな場所に配置可能である。

将来性が高い

SafariによるPiP機能はApple純正の機能であり、Appleが方針を変更しない限りは将来に渡ってほぼ確実に利用可能である。

対してChromeによるPiP拡張機能はデベロッパーがアップデートしなければ将来のChromeのバージョンでは利用できなくなる可能性がある。

また、サードパーティーによる機能であるために予期せぬ不具合が発生する心配もある。

ChromeユーザーならSafariウィンドウ単独起動がおすすめ

SafariにおけるPiP機能の利点をまとめたが、それでも慣れ親しんだChromeを使いたいという人もいると思う。

個人的にはChromeの拡張機能は前述の通りCPU使用率が高かったりと、パフォーマンスの点で難があるのでChromeではPiPは利用せずSafariのウィンドウを一つだけ起動し、PiPで再生したい動画だけSafariで再生して通常のブラウジングはChromeで行うという折衷案が良いと思う。

Safariを最小化してもPiP動画は再生される

SafariのPiP動画はたとえSafariを最小化しても表示され続けるため、通常ブラウジングはChromeで行い、Safariは最小化してSafariのPiP機能だけを使うといったことも可能だ。

個人的にSafariのPiP機能はとても気に入っているため、Chrome一筋のユーザーでもPiPを多用するのなら是非とも一度はSafariのPiP機能を試してほしい。