Parallels DesktopのWindowsでネットに接続できない場合の対処法

ここではParallels Desktop内のWindows 10を例にしてネットに接続できない場合の対処法を紹介する。

Parallels DesktopのWindowsでネットに接続できない時にすること

Macではネットに接続できるのにParallels DesktopでWindowsに接続できない場合は以下の対処法を試してみよう。

Windowsのトラブルシューティングを実行する

最も手軽で効果的なのはParallels Desktop内のWindowsでトラブルシューティングを実行することだ。

トラブルシューティングを実行するにはWindowsのスタートボタンをクリックして「設定(歯車アイコン)」を開く。

「ネットワークとインターネット」をクリック。

なお「設定」画面を開かなくてもタスクバー右にあるネットワークアイコン(地球アイコン)をクリックして「ネットワークとインターネットの設定」からトラブルシューティング実行画面にジャンプすることも可能だ。

設定画面、あるいはタスクバーのアイコンからネットワーク設定ページに飛ぶと上記のような「インターネット接続に問題が発生している」という旨の画面がでる。

この画面にある「トラブルシューティング」をクリック。

自動でネットワークの診断が始まり「解決済み」という表示が出てチェックマークが付けば正常にインターネットに接続できるようになる。

Parallels Desktopのネットワーク設定をデフォルトに戻す

トラブルシューティングを実行しても「未解決」という表示が出て、依然として問題が解決しない場合はParallels Desktopのネットワーク設定をデフォルトに戻してみよう。

なお、この作業中でもWindowsは起動したままで構わない。

ちなみにネットワーク設定をデフォルトに戻すのはParallels Desktop ProかBusiness限定となる点に注意。

まずMac側の画面でメニューバーの赤い二本線をクリック。

「環境設定」をクリック。

「ネットワーク」タブに移動し画面下部にある「デフォルトに戻す」をクリック。

確認画面が出るが「はい」をクリック。

これでネットワーク設定がリセットされたので再度Parallels Desktop内のWindowsで先ほどのトラブルシューティングを実行してみよう。

ネットワーク調整を有効にする

それでも問題が解決しない場合はParallels DesktopのWindowsが起動しているウィンドウ内にある「蜘蛛の巣マーク」をクリックして「ネットワーク調整を有効にする」をクリックして再度Windowsのトラブルシューティングを実行する。

なお、正常にインターネットに接続されてもネットワーク調整は有効のままで構わない。

ブリッジネットワークをデフォルトアダプタに変更する

「ネットワーク調整を有効」にしても解決しない場合は「蜘蛛の巣マーク」のメニューにある「ブリッジネットワーク」から「デフォルトのアダプタ」を選択して再度トラブルシューティングを実行してみよう。

Parallels Toolsを再インストールする

依然として問題が続く場合はParallels Toolsの再インストールをしてみよう。

メニューバーの赤い二本線をクリック。

「処理」の項目から「Parallels Toolsの再インストール」をクリック。

確認画面が出るので「はい」をクリック。

Windows側でParallels Toolsの再インストールが始まるので、完了したらWindowsを再起動して再度Windowsでトラブルシューティングを実行してみよう。

ネットワークアダプターをアンインストールする

それでも問題が解決しなければWindows側のネットワークアダプターを一度アンインストールしてみよう。

まずWindowsの検索欄に「デバイスマネージャー」などと入力して「デバイスマネージャー」を開く。

ネットワークアダプターのツリーを開いて「Intel」から始まるネットワークアダプターを右クリックして「デバイスのアンインストール」をクリック。

確認画面が出るがそのまま「アンインストール」をクリックして続行。

アンイストールを実行するとデバイスマネージャーの一覧からIntelのネットワークアダプターが消滅するがツリーの「ネットワークアダプター」を右クリックして「ハードウェア変更のスキャン」をクリック。

すると自動的にWindowsが最適のネットワークアダプターを再インストールしてくれる。

画像のようにネットワークアダプターが再びインストールされたのを確認したら改めてWindowsのトラブルシューティングを実行してネットに接続できるかテストしてみよう。

ネットワークの初期化に失敗(Network initialization failed)エラーが出た場合、ターミナルでコンフィグファイルを書き換える

macOS Big Sur及びParallels Desktop 16の組み合わせでネットワークの初期化に失敗したとエラーが表示される事例が多数報告されている。

これはParallels Desktop 16からmacOSのkext(機能拡張)を使用しなくなったことに起因するエラーだ。

このエラーが出た場合、まず仮想WindowsやParallels Desktopを一度完全に終了させる。

続いてターミナルを開いて下記コマンドを入力。

sudo nano /Library/Preferences/Parallels/network.desktop.xml

パスワードの入力を求められたら管理者パスワードを入力してエンターキー。

上記画面が出るので「<UseKextless>」というタグを探す。

もし<UseKextless>というタグがなければ上記画像を参考にして<UseKextless>0</UseKextless>というタグを作る。

<UseKextless>の値が「-1」もしくは「1」になっているので「0」に変更する。

これでParallels Desktop 16でもmacOSのネットワークkextを使用するようになる。

値を変更したらControl+Xキーを押す。

「Save modified buffer(ANSWERING "No" WILL DESTROY CHANGES)?」と出るのでShift+Yキーを押す。

上記画面が出るのでエンターキーを押して変更を保存してターミナルを閉じる。

続いてParallels Desktopを起動するとシステム環境設定を開くように促されるのでシステム環境設定の「セキュリティとプライバシー」を開く。

鍵アイコン(①)をクリックしてロックを解除し「許可」ボタン(②)を押す。

再起動を促されるのでMacを再起動し、再度Parallels DesktopとWindowsを起動してエラーが解消されたか確認する。

network.desktop.xmlの値が元に戻ってしまう場合

なお、もし起動・再起動のたびに設定が元に戻ってしまう場合は「network.desktop.xml」を編集したら下記の場所にある同ファイルの「情報を見る」パネルを開いてシステムのアクセス権を「読み出しのみ」に変更する。

/Library/Preferences/Parallels/network.desktop.xml

まとめ

Parallels Desktopでは数え切れないほどネットに接続できないという問題を経験しているが、上記の手順のいずれかを実行すれば大抵の場合ネットに接続できるようになる。

なお、Parallels DesktopのWindowsは経験上Windowsを「サスペンド」すると高確率でネットに接続できなくなるため、Parallels DesktopのWindowsを長時間使用しないのであればWindowsは終了させておくことをおすすめする。