MacBook Pro 13 Mid 2019の給電能力の高さ

MacBook Pro 13 Mid 2019とMac mini 2018を比較検証していて気づいたのだが、iPhoneやiPadなどのApple製品をMacBook Pro 13 Mid 2019経由で充電するとMacBook Pro 13 Mid 2019の給電能力はMac mini 2018など、他のMacと比べると高いことがわかった。

MacとApple製品の充電の仕様

MacでiPhone・iPadなどを接続するとiPad Pro(USB 3.0)などを除きデータ転送の帯域はUSB 2.0(480Mbps)になるが、給電能力に関してはMacとiPhone・iPadなどのApple製品接続時のみUSB 2.0の規格を超えて給電することが可能だ。

この仕様により、場合によってはiPhoneに付属する5Wの充電アダプターなどを使用するよりMacで充電した方が速いことがある。

Macの給電能力を調べる方法

自分のMacがiPhoneやiPadなどにどれだけの電力を送れるかは、iPhoneやiPadをMacに接続中にAppleマークをOptionキーを押しながらクリックして「システム情報」を表示するか、同じくAppleマークをクリックして「このMacについて」を開き「システムレポート」を開く。

すると左パネルに「USB」という項目があるのでクリックし「USB装置ツリー」から対象のデバイスをクリックすると表示される。

Mac mini 2018における充電時の最大給電能力

Mac mini 2018の情報を見てみるとiPhone・iPadなどの充電時の電力は下記画像のようになる。

上記画像の通りMac mini 2018にiPhone Xを接続した際のスリープ時消費電流は2100mA・高負荷時消費電流は1600mAとなっている。

iPad Air 第3世代でも試してみたが全く同じ値だった。

これは前述のlivedoor NEWSの記事にもあるように2.1Aであり、MacとApple製品接続時では一般的な給電能力だ。

MacBook Pro 13 Mid 2019における充電時の最大給電能力

MacBook Pro 13 Mid 2019の場合は下記画像のようになる。

見ての通りMBP 13 Mid 2019に同じケーブル・同じiPhone Xを接続しているにも関わらず、スリープ時消費電流が2400mA・高負荷時消費電流は1900mAとなっておりMac mini 2018より給電能力が高い。

これはACアダプター接続時・バッテリー動作時でも変わらない。

実際にMac mini 2018とMBP 13 Mid 2019を比較しても後者の方が充電速度が速いことが確認できた。

なぜこのようなことが起こるのか?

同じケーブル・同じiPhoneを接続してもMac mini 2018とMBP 13 Mid 2019では明確に給電能力が違うことがわかったが、なぜMBP 13 Mid 2019では給電能力が今までのMacで一般的とされていた「2100mA」を超える「2400mA」なのかは判然としない。

現状Mac mini 2018とMBP 13 Mid 2019以外のMacは持ち合わせていないので、個々のMacの給電能力についても検証することはできない。

ただ、考えられる理由としてはMBP 13 Mid 2019はMac mini 2018などの他のMacコンピュータと違ってポート数が少なく、その分電力供給を高くすることが可能なのかもしれない。

Mac mini 2018はIFIXITの分解により内蔵電源の容量は150Wであることが判明しいるが、Mac mini 2018ではUSB-A端子を2つ、更にThunderbolt 3ポートを4つ備えているためMBP 13 Mid 2019のように給電能力を上げることが難しい。

MBP 13 Mid 2019の給電能力の高さはポート数が少ないが故に出来る芸当なのかもしれない。

まとめ

もしMBP 13 Mid 2019などの給電能力が優れたMacを持っているなら、iPhoneなどの充電はそちらでやった方が充電は早く終わる。

iPhoneは11シリーズになってようやく付属のUSBチャージャーを5Wから18Wへと変更したが、5WのUSBチャージャーで充電している人にとってはMBP 13 Mid 2019(給電能力が2400mAのMac)はありがたい存在だろう。

実際に僕も台風による停電中はMBP 13 Mid 2019でiPhoneの充電を行なっていたが大いに助けられた。

この給電能力の差はMBP 13 Mid 2019のポート数の少なさ故なのか、それともこれからのMacは2400mAなどが主流になるのかはわからないが嬉しい誤算だった。