Magic Trackpad 2分解

以前から管理人が使用しているMagic Trackpad 2(スペースグレイ)だけがBluetoothの接続が切れ、Lightningケーブルを抜き差ししないと復帰しないという問題に悩まされていたので「壊れた」と判断し、分解してみた。

壊れたと判断した理由

壊れたと判断した理由としては、当初はmacOSの問題だと思っていたのだが別に所有するMagic Trackpad 2のホワイトモデルでは単にBluetoothの接続が切れるだけなのに対して、スペースグレイモデルはmacOS Catalina・Big Sur共にBluetoothが切断されたというメッセージも出ずに完全に沈黙するため、管理人の所有するスペースグレイモデルに固有の問題である可能性が浮上してきたことが挙げられる。

macOSをクリーンインストールしても改善せず、別のMacでも発生するためトラックパッド側に問題が生じている可能性が高い。

Appleサポートに連絡すれば修理してくれたかもしれないがAppleサポートに連絡を取り、集荷を依頼し、修理に出し、また受け取るという行程が面倒に感じてしまったため、好奇心を満たす意味で分解することにした。

Magic Trackpad 2分解までの手順

既にMagic Trackpad 2の分解レポートはiFixitが行っているため、詳細な情報が必要な場合はiFixitのレポートを参照して頂きたい。

1. 接着剤を剥がしていく

まずMagic Trackpad 2の上部の隙間にマイナスドライバーやスパジャーなどを差し込み接着剤を剥がしていく。

今回はiFixitのスパジャーを使用。ナイフではない

分解に際してはiFixitが販売するPro Tech Toolkitを使用した。

iFixit Pro Tech Toolkitレビュー。これさえあれば何も要らない

なお、Magic Trackpad 2にはネジなどは使われておらず、全て接着剤で接合されているため一度分解すると簡単には元には戻らない。

2. トラックパッド表面と基盤部分を分離

スパジャーである程度接着剤を剥がしたら指を差し込んで力を入れればトラックパッド表面と基盤部分を分離できる。

もし接着剤の接合が固い場合はドライヤーなどで温めてから剥がすといいかもしれない。

なお、写真では下部がトラックパッドの表面にあたる。

3. 基盤部分のモジュール類

基盤(ロジックボード)部分。

上部左にはBluetoothモジュール(Bluetooth 3.0)やARM Cortex-M3プロセッサ(72MHz)、アンテナ、タイミングコントローラ、中央上部にはトラックパッドの擬似クリックを再現するTaptic Engineがある。

4. トラックパッド表面と基盤部分を接続するケーブルは接着剤による接続

トラックパッド表面と基盤部分を接続するケーブル

なお、Magic Trackpad 2はトラックパッド表面と基盤部分のケーブルも接着剤で固定されているため「ケーブルを差し込んで元に戻す」といったことはできず、前述の通り一度分解したら簡単には元には戻せない。

5. バッテリー

バッテリー容量は2024mAh。

参考までにiPhone 8のバッテリー容量が1821mAh、iPhone 12 Pro Maxが3687mAh。

当然のことながら原因は不明

目で見てわかる問題ならばよかったが、実際にMagic Trackpad 2を分解してiFixitのレポートと照らし合わせても外見上は特に異常は見当たらなかった。

海外のフォーラムを見てもmacOS CatalinaやBig SurでMagic Trackpad 2だけが切断されるという現象は報告されていないため、トラックパッド側に原因があることは間違いないだろうが素人にはこれ以上の原因究明は無理かもしれない。

いずれにしろ将来的にMagic Mouse 2やMagic Trackpad 2が付属するApple SiliconのiMacの購入を予定しているため、現状は問題が発生していないホワイトモデルを使用してやり過ごそうと思う。