Magic Trackpad 2のバッテリーを少しでも長く持たせる方法

Magic Trackpad 2は非常に優秀なMac周辺機器であり、僕も愛用しているが欠点としてMagic KeyboardやMagic Mouse 2と違ってガンガンバッテリーが減っていくというのが挙げられる。

ここでは少しでもMagic Trackpad 2のバッテリーを長く持たせる方法を紹介する。

Magic Trackpad 2のバッテリー容量は?

本題に入る前にMagic Trackpad 2のバッテリー容量について気になる人もいると思うので解説しておこう。

Magic Trackpad 2のバッテリー。
画像出典 iFixit

iFixitの分解報告ではMagic Trackpad 2のバッテリー容量は2024mAhであり、これはMagic Keyboardの2980mAhより大幅に少なく、Magic Mouse 2の1986mAhを少し上回っている程度だ。

ただ、Magic Trackpad 2のバッテリーの減りが早いのはバッテリー容量が少ないのも理由の一つだが擬似的なクリック感を実現しているTaptic Engineによるところが大きい。

Magic Trackpad 2のTaptic Engine。
画像出典 iFixit

Taptic Engineは電磁石を利用したソレノイドアクチュエータであり、一般的なモーターと比べると細かな振動が可能であるため擬似的なクリック感を実現するのに適しているが、物理的に振動する以上、消費電力を無視できない。

なお、上記画像の外側に巻いてある銅線のコイルをソレノイドと呼ぶが、電磁石を利用した機構そのものをソレノイドと呼ぶか、コイルのみをソレノイドと呼ぶかは分野によって違っており、明確な定義は日本国内ではない。

Magic Trackpad 2のバッテリーを少しでも長く持たせる方法

前述の通り、Magic Trackpad 2のバッテリーがガンガン減っていくのはTaptic Engineの振動によるところが大きいため、以下の手順でTaptic Engineの振動を軽減または無効にしてみよう。

トラックパッドの設定で「タップでクリック」を有効にする

まずトラックパッドの設定をシステム環境設定から開き「ポイントとクリック」タブの「タップでクリック」を有効にしてみよう。

これによりMagic Trackpad 2をタップするだけでクリックが可能になるため、Taptic Engineはクリックに関しては完全に振動しなくなる。

ただし、この設定はMagic Trackpad 2をちょっと触っただけでもクリックと判定されてしまうことが増えるため、ユーザービリティ的には難がある。

サイレントクリックを有効にする

同画面内にある「サイレントクリック」にチェックを付けるとクリック音が文字通り静かになるが、これによりTaptic Engineの振動も大幅に軽減されるため、バッテリーを長く持たせる方法として有効だ。

加えて「タップでクリック」のようにクリック感が損なわれることもない。

強めのクリックと触覚フィードバックを無効にする

デフォルトの設定ではMagic Trackpad 2は一本指で項目を強く押し込むとWebサイトのリンク先をプレビューしたり、単語を辞書で調べるといったことが可能だ。

ただ、この機能もTaptic Engineを振動させているため「強めのクリックと触覚フィードバック」のチェックを外して無効にしてみよう。

ちなみにこの押し込みによる動作は「強めのクリックと触覚フィードバック」をオフにした状態であっても3本指のタップで代替できるため、無効にしたからといって押し込みによってもたらされる機能が使用できなくなるわけではない。

まとめ

基本的には上記設定のいずれか、あるいは複数を組み合わせれば劇的とまではいかなくてもMagic Trackpad 2のバッテリーの減りを軽減することが可能だ。

Magic Trackpad 2を何年も使っているならバッテリーが劣化している可能性があるが、それほど長期間使用していないにも関わらずバッテリーの減りが早いと感じたら上記設定を試してほしい、