Magic Mouse 2とMagic Trackpad 2、どっちがいい?

Macで主流のポインティングデバイスというとMacBookなどに搭載されているトラックパッドと、iMacなどに付属するマウスの二通りに分けられる。

周辺機器としても2020年現在、Magic Trackpad 2Magic Mouse 2の二つがApple Storeで公式アクセサリとして販売されている。

もちろんサードパーティー製のキーボードやマウスを使う選択肢もあるが、macOSの機能を活かすためにもやはりMacの周辺機器はApple製品を利用したい。

ではMac miniなどでデスクトップ用途として使用する場合、トラックパッド(Magic Trackpad 2)とマウス(Magic Mouse 2)どちらが良いのだろうか?

Magic Trackpad 2、Magic Mouse 2どちらも使用している視点から解説する。

Magic Mouse 2の概要

Magic Mouse 2は普通のマウスと違って表面にタッチセンサーが埋め込まれており、左クリック・右クリックはもちろんのこと、タッチジェスチャーで様々な機能を利用することが出来る。

例えばブラウジング中に指でマウス表面をスワイプすることで、前のページに戻るというように、ある程度のタスクはマウスの表面上で指を動かすだけで利用可能になっている。

ただ、現時点でのmacOSの全ての機能をMagic Mouse 2で実現できるというわけではなく、あくまで一般的なタスクに限られる。

またこの世代から電源は内蔵バッテリーとなっているが、充電ポート(Lightning端子)がマウス底面に配置されているため、充電中はマウスを利用できないという致命的な欠点がある。

Magic Trackpad 2の概要

Magic Trackpad 2は2015年以降に発売された全てのMacBookに搭載されている感圧タッチやジェスチャーなどをそのまま同じ操作で利用することが可能になっている。

こちらも電源はMagic Mouse 2と同じく内蔵バッテリーとなり、充電式であるがMagic Mouse 2とは違い、Lightning端子はトラックパッド上部の淵に配置されているため、充電しながらでも使用することが出来る。

Magic Mouse 2の利点と欠点

利点

  • トラックパッドに不慣れな人でも、Magic Mouse 2は普通のマウスのように扱える
  • バッテリーの持ちがいい
  • 細かな作業に最適
  • ジェスチャーである程度のタスクはこなせる
  • 価格がMagic Trackpad 2より安い(税抜き9,800円)

欠点

  • 充電中は使えない
  • 感圧タッチに非対応
  • ある程度マウスを動かせるスペースを用意する必要があるため、置き場所を選ぶ
  • マウスである以上マウスパッドは必須(Magic Mouse 2にはマウスパッドは付属しない)

Magic Trackpad 2の利点と欠点

利点

  • 充電中でも使える
  • Magic Mouse 2とは比べものにならないほどのジェスチャーの多さ
  • 感圧タッチに対応しているため、強く押し込んで単語の意味を辞書で調べるなど、様々な機能を使える
  • MacBookなどでトラックパッドに慣れている人なら違和感なく使用できる
  • 最低限Magic Trackpad 2を配置できるスペースがあればいいので、置き場所をそれほど選ばない
  • マウスパッドが必要ない
  • 設定画面でのジェスチャーのカスタマイズ項目が豊富

欠点

  • バッテリーはMagic Mouse 2と比べると持ちが悪く、ヘビーユースな場合、1〜2週間、最長3週間程度で充電が必要になる
  • 感圧タッチは指を強く押し込むため、指を痛めやすい(僕はこれで人差し指の腱鞘炎になった)
  • 全ての操作をタッチセンサー頼りで行うため、手が濡れていたり、極端に乾燥していた場合、誤動作しやすい
  • アプリケーションでスライダーを動かしたり、画像の角度調整、Photoshopでの画像加工などをする場合、精密な動きに難があり細かな作業には向かない
  • ドラッグアンドドロップなどの操作はマウスと違い、指を離さずにそのまま指ごと動かす必要があり、手や指の負担が大きい
  • Magic Mouse 2より多少価格が高い(税抜き12,800円)

結論

どんな作業をするかによっても、どちらを選ぶかは変わってくるが、僕としてはMagic Trackpad 2をおすすめしたい。

というのも感圧タッチとジェスチャーがあまりに便利すぎるのだ。

URLにポインタを合わせて強く押し込めばそのページに止まったままリンク先をプレビュー出来るし、英単語などの上で押し込むだけで辞書が開く。

電卓を使用したければトラックパッドの右側から二本指でスワイプするだけで通知センターを呼び出せるし、Launchpadもいちいちドックから起動しなくてもジェスチャーで利用可能。

しかもMagic Mouse 2と違って充電中も操作に支障がない。

唯一の問題点はやはり、指での押し込み操作が主体となるので指を痛めやすいことと、電池の持ちだろうか。

特に電池の持ちに関してはかなり不満がある。

僕は既に3年Magic Trackpad 2を使用しているので経年劣化している可能性もあるが、感圧タッチを実現するためにTaptic Engineという振動装置(アクチュエータ)が入っているため、Magic Trackpad 2は電力消費が大きいのだ。

それでも一度Magic Trackpad 2のジェスチャーに慣れてしまうと、マウスには戻れないくらいの快適さがある。

今後のMagic Mouse 2とMagic Trackpad 2の後継機は?

現在のところMagic Mouse 2やMagic Trackpad 2、更にMagic Keyboardなどに関しても後継機が発売されるという話は噂ですら聞かない。

新型Mac Pro(2019)が発売されたのにも関わらず、AppleはMagic Mouse 2やMagic Trackpad 2、Magic Keyboardなどの後継機を出す気配が全くない。

恐らくAppleは今後も1年か、あるいはそれ以上の期間、周辺機器のアップデートは行わないのではないかと思う。

元々Magic Mouse 2もMagic Trackpad 2もMagic Keyboardも現状では十分に完成された製品なので今後の後継機のすぐのリリースは期待しない方がいいだろう。