macOSで表示オプションの設定を全てのフォルダに適用する方法

macOSでは表示オプションを変えることでアイコンの大きさや並び順、間隔などを調整できるが全てのFinderのフォルダに手作業で設定を適用するのは面倒だ。

ここでは一括で全てのフォルダに表示オプションの設定を適用する方法を紹介する。

なお、今回の方法はmacOS Catalina/Big Sur(一部制限あり)で実際に実行し正常に処理が完了することを確認している。

全てのフォルダに表示オプションの設定を適用する方法

通常の方法

通常の方法では表示オプションの設定を他のフォルダに適用する際は適用元のフォルダで表示オプションを開き「デフォルトとして使用」をクリック。

続いて適用したいフォルダの表示オプションでOptionキーを押しながら「デフォルトに戻す」ボタンを押せば可能だ。

しかし前述のようにこの方法ではフォルダごとに上記の作業をする必要があり面倒だ。

Automatorを使用する方法

Automatorを使用することで任意のフォルダ及びサブフォルダに一括で表示オプションを適用する方法もある。

ただしAutomatorを使用する方法だとFinderの背景をデフォルトに指定できないため、Finderウィンドウの背景がホワイトなど望まない色になってしまう欠点がある。

Automatorでフォルダ及びサブフォルダに表示オプションを一括適用するとFinderウィンドウの背景が望まない色になってしまう場合があり、元に戻すのに手間がかかる

もしFinderウィンドウの背景色が変更されても構わない場合は下記手順を実行しよう。

Automatorを開いて新規書類をクリック。

「ワークフロー」をクリックして右下の「選択」をクリック。

上記のようなウィンドウが表示されるので左から「ファイルとフォルダ」①を選択し、「指定されたFinder項目を取得」②という項目を右の空白にドラッグ。

「指定されたFinder項目を取得」のパネルにある「追加」をクリック。

表示オプションを適用したいフォルダを選択して「追加」をクリック。

先ほどの画面に戻るので今度は「フォルダ表示を設定」をドラッグ。

「フォルダ表示を設定」のパネル内の項目でアイコンサイズやテキストサイズなどを弄って希望の表示オプションに変更しよう。

前述した通り「背景」の項目には「ホワイト」、「カラー」、「ピクチャ」の3つしかなく、Finderのデフォルト背景を選択できないという欠点がある。

なお、この際「サブフォルダに変更を適用」にチェックを付けるのを忘れないようにしよう。

希望のフォルダ表示に変更したら画面右上の「実行」をクリックすると処理が始まり、指定したフォルダ及びサブフォルダに先ほど変更した表示オプションが適用される。

フォルダの数によっては処理に時間がかかるので気長に待とう。

Finderの.DS_Storeファイルを削除して全てのフォルダに適用する

NOTE
macOS Big Sur以降では下記の方法は無効です。

Finderの表示オプションの情報は.DS_Storeというファイルに保存されているため、このファイルをターミナルのコマンドを使用して削除すると全てのフォルダに一括適用させることができる。

.DS_Storeファイルは削除しても再生成されるため安心していい。

なお、この作業の前にあらかじめ表示オプションで全てのフォルダに適用させたい設定を「デフォルトとして使用」をクリックしてデフォルト状態に設定しておこう。

また、この方法はそれほどリスクがあるものではないが不測の事態に備えてTime Machineでバックアップを取っておくことをおすすめする。

更に作業前にはTime MachineやSSDなどではない外付けHDDなどのボリュームは取り出し(アンマウント)しておこう。

なお、あらかじめターミナルには下記記事を参考にしてフルディスクアクセス権を与えておこう。

macOSターミナルでNot Permitted(アクセス権)エラーが出た場合の対処法

準備ができたら以下のコマンドをターミナルで実行して.DS_Storeファイルを削除する。

sudo find / -name .DS_Store -delete; killall Finder

鍵マークが出てパスワード入力を求められたら管理者パスワードを入力してエンターキーを押そう。

上記のコマンドを実行するとターミナルで処理が始まるが、処理が終わるまで数分〜数十分程度(HDDのMacの場合は相応の時間)かかるので待とう。

また、処理の最中は頻繁にアクセス許可を求めるウィンドウが表示される場合があるので全てOKをクリックしよう。

注意点としてターミナルで処理が行われている間は不要なmacOSの操作は控えよう

処理が完了するとFinderが再起動し、全てのフォルダに表示オプションのデフォルトとして指定した設定が適用されているはずだ。

処理が完了したかどうかはターミナルで自分のアカウント名が表示されたかどうかで判断可能だ。

なお、ターミナルのステータスではほとんどの項目で「Operation not permitted(処理が許可されていないため実行できなかった)」とエラーが出ているが、これらのエラーは気にしなくていい。

以上で作業は終了だが.DS_Storeファイルはシステムファイルの一部であるため、上記の作業を実行したあとは一度Macを再起動した方がいいだろう。

まとめ

macOSには「全てのフォルダに表示オプションの設定を一括適用させる」というオプションがないため、上記のような手順を踏む必要がある。

正直macOSの表示オプションは少々機能に欠く点があるので次期macOSでの改善を望みたい。