
Macでは同一のアプリケーションのウィンドウを複数開いた場合、ウィンドウの切り替えに戸惑ったり、UIがゴチャゴチャとしてわかりにくくなる場合がある。
ここではサードパーティーアプリを使わずに、macOSのMission Controlを使ってアプリケーションやアプリケーションのウィンドウを素早く切り替える方法を紹介する。
INDEX
ウィンドウを素早く切り替える方法
Dockを右クリック
例えばSafariなどでタブではなく複数のウィンドウを開いた場合、ウィンドウを切り替えるにはSafariであればDockのSafariを右クリックすると下記のようなメニューが出る。

上記画像ではSafariで二つのウィンドウが開かれており、どちらかをクリックすればそのウィンドウに切り替わる。
ただ、ウィンドウを切り替えるためにいちいちDockのアイコンを右クリックするのは面倒だ。
Mission Controlのアプリケーションをグループ化する

上記よりスマートな方法としてシステム環境設定の「Mission Control」に移動し、「ウィンドウをアプリケーションごとにグループ化」にチェックを付けるという方法がある。

チェックを付けるとMission Controlを開いた際に同一のアプリケーションに複数のウィンドウが存在する場合はウィンドウが重なりあった状態でMission Control上に表示される。
この状態で好きなウィンドウを選択すればウィンドウを素早く切り替えることが可能だ。
Exposéのショートカットを使う
ショートカットを多用する人の場合はMission Controlの一機能であるControl+下矢印キー(またはトラックパッドのジェスチャ)で実行できるExposéショートカットを使おう。

トラックパッドでのジェスチャを使用する場合はトラックパッドの「アプリケーションExposé」を有効にしておこう。

アプリケーションで何らかの作業中でもデスクトップ上でも、ほぼ全ての場面においてExposéを実行するとアプリケーションのウィンドウが単体で画面に表示される。

このExposéでのアプリケーションの表示の際、同一のアプリケーションに複数のウィンドウが存在する場合は上記画像のように複数ウィンドウもまとめて表示してくれる。
この際、矢印キーが使用可能なのでトラックパッドやマウスを使わずとも左右の矢印キーで任意のウィンドウを選択してエンターキーを押せばキーボードだけでウィンドウの切り替えが可能だ。

更にこの画面でTabキーを押すと開いているアプリケーションがウィンドウごとに切り替わる。

ちなみにExposéでのアプリケーションウィンドウの表示は、デフォルト設定では例え片方のウィンドウが別の仮想デスクトップに存在する場合でもひとまとめに表示してくれるため、わざわざ仮想デスクトップを切り替える必要もない。
まとめ
以上、簡単ではあるがmacOSでウィンドウを素早く切り替える方法を紹介した。
macOSにはウィンドウを切り替える手段が数多くある上に、Appleのサポートやシステム環境設定に説明がないショートカットキーも多数存在するため混乱しやすい。
ただ、上記でまとめた方法であれば混沌としたアプリケーションウィンドウも素早く切り替えることができるため、ウィンドウを沢山開く人は是非試してみてほしい。