macOSの「すぐに削除」「ゴミ箱を空にする」の違い

macOSではゴミ箱のファイルを消去する際に「すぐに削除」と「ゴミ箱を空にする」の2つの項目が存在し、どちらを選んでもファイルが消去されるが、この二つの違いについてあまり言及している記事がなかったので管理人が理解してる限りの情報でまとめてみよう。

「すぐに削除」と「ゴミ箱を空にする」の違い

「すぐに削除」は単一削除

「すぐに削除」はファイルごとの削除。
選択したファイルだけがゴミ箱から削除される

「すぐに削除」というのはたとえばゴミ箱のファイルから一つだけファイルを削除する、という場合に行う削除であり、ゴミ箱に二つファイルがあって片方だけをゴミ箱から削除したい場合は削除したいファイルを選択して「すぐに削除」を実行する。

「ゴミ箱を空にする」は文字通りゴミ箱から全ファイルを削除

「ゴミ箱を空にする」は文字通りゴミ箱のファイルが全て削除される。
この画像ではファイルは一つしか選択していないが、実行するとゴミ箱内のファイルが全部削除される

「ゴミ箱を空にする」は文字通りゴミ箱を空にする削除であり、たとえ一つしかファイルを選択していなかったとしても「ゴミ箱を空にする」を実行した場合、ゴミ箱内のファイルが全て削除される。

また、「クシャクシャッ」という削除の効果音は「ゴミ箱を空にする」を実行した場合にのみ再生される。

混乱を招く理由

海外のコミュニティでは一部のユーザーが「すぐに削除」と「ゴミ箱を空にする」の違いについて混乱しているのを見かけたのだが、混乱する根本の原因として、たとえゴミ箱内のファイルが一つだけでも「すぐに削除」と「ゴミ箱を空にする」の両方の項目が表示されるというのが挙げられる。

ゴミ箱内にファイルが一つしかないのであれば、「すぐに削除」、あるいは「ゴミ箱を空にする」、どちらか一つのオプションしか表示されないようにした方がわかりやすいので、この点についてはAppleによる改善をお願いしたい。

以前までのmacOSでの振る舞い

なお、上記の「すぐに削除」「ゴミ箱を空にする」という項目がゴミ箱に表示されるようになったのは比較的最近であり、OS X Yosemiteまでは「ゴミ箱を空にする」「確実にゴミ箱を空にする」という2項目だった。

OS X El Capitanからは「確実にゴミ箱を空にする」のオプションが消え、「すぐに削除」と「ゴミ箱を空にする」に変更された。

以前までのmacOS(OS X)では「確実にゴミ箱を空にする」を実行した場合はデータ復元ソフトウェアでも復元されにくくなるとされていたが、実際には「確実にゴミ箱を空にする」という操作を実行してもデータ復元ソフトで復元できる場合が多かったため「確実にゴミ箱を空にする」のオプションは廃止になった。

「確実にゴミ箱を空にする」のオプションが廃止になったことで、以降のmacOSでは「すぐに削除」と「ゴミ箱を空にする」の両者にはセキュリティ的な差異はないと思われるが、もし管理人の理解が間違っていたらご指摘して頂けるとありがたい。

ゴミ箱に入れずにファイルをすぐに削除する方法

メニューバーの「ファイル」でOptionキーを押すと「すぐに削除」というオプションが表示される

前述の「確実にゴミ箱を空にする」の廃止に伴い、OS X El Capitanからはファイルを選択した状態でメニューバーの「ファイル」をクリックしOptionキーを押すと「すぐに削除」という表示が現れ、ゴミ箱を経由せずに削除することが可能になっている。

あるいはOption+Command+Deleteキーのショートカットでも可。

ゴミ箱を空にする際の警告表示をオフにする方法

なお、Finderの環境設定では「ゴミ箱を空にする」を実行した際の警告をオフにすることが可能だ。

また、「30日後にゴミ箱から項目を削除」にチェックをすると30日後に自動的にゴミ箱が空になる。

まとめ

以上、簡単にmacOSのゴミ箱についてまとめたが「すぐに削除」はファイルごとの削除、「ゴミ箱を空にする」は全削除と覚えておけばいいだろう。

繰り返しになるが、もし管理人の理解が間違っていたらご指摘を願いたい。