macOSのインストーラーからISOイメージを作る方法

今回はmacOSのインストーラー(例:macOS Catalinaインストール.appなど)からISOイメージを作る方法を紹介する。

ISOイメージ形式であれば仮想マシンなどにmacOSを導入する際に便利だ。

macOSのインストーラーからISOイメージを作る手順

1. アプリケーションフォルダにmacOSインストーラーを入れておく

まず元となるmacOSのインストーラー(macOS Catalinaインストール.app)などをアプリケーションフォルダに入れておく。

なお、macOSのインストーラーの手っ取り早い生成方法は下記記事を参照して頂きたい。

macOS High SierraからCatalinaまでのインストーラーを生成する方法

2. DMGディスクイメージを作る

ここではmacOS CatalinaのインストーラーからISOイメージを作る場合を例にして解説していくが、コマンドのCatalinaの部分は適宜インストーラーに合わせて変更しよう(macOS MojaveのインストーラーからISOイメージを作りたいのであればMojaveなど)。

まずターミナルを開き、下記コマンドを実行してDMGディスクイメージファイルを作る。

hdiutil create -o /tmp/Catalina -size 9000m -volname Catalina -layout SPUD -fs HFS+J

ここではディスクイメージのサイズを「-size 9000m(9gでも可)」で約9GBを指定しているがmacOSのインストーラーのサイズを確認してsizeの容量をmacOSのインストーラーが収まるように適宜変更しよう。

近年のmacOSは肥大化しており、場合によっては10GB以上が必要になることもあるのでその場合は「10g(約10GB)」などと指定してもいい。

先ほどのコマンドを実行して「created: /tmp/Catalina.dmg」と出れば成功。

3. DMGディスクイメージをマウントする

続いて下記コマンドでDMGディスクイメージをマウントする。

hdiutil attach /tmp/Catalina.dmg -noverify -mountpoint /Volumes/Catalina

4. マウントしたボリュームにインストーラーを作る

下記コマンドでアプリケーションフォルダにあるインストーラーの「createinstallmedia」を使用してマウントしたボリュームにインストーラーを作る。

sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Catalina --nointeraction

パスワードを求められたら管理者パスワードを入力してエンターキー。

なお、このマウントしたボリューム内でのインストーラーの作成は時々失敗することがあるため、エラーが出た際は下記コマンドでDMGファイルを消去し、手順2からやり直してほしい。

sudo rm /private/tmp/Catalina.dmg

5. ボリュームをアンマウントする

前述のコマンドでDMGディスクイメージにインストーラーが作られたので、下記コマンドで先ほどインストーラーを作ったボリュームはアンマウントする。

hdiutil detach /volumes/Install\ macOS\ Catalina

「"disk2" ejected」と出ればアンマウント成功だ(disk2の部分は環境によって変わる場合あり)。

6. DMGディスクイメージをCDRファイルにコンバートする

続いて下記コマンドでDMGディスクイメージをCDRファイルにコンバートしてデスクトップに出力する。

なお、「~/Desktop」の部分を変更して好きな出力先を指定してもいい。

hdiutil convert /tmp/Catalina.dmg -format UDTO -o ~/Desktop/Catalina.cdr

「created: /Users/ユーザー名/Desktop/Catalina.cdr」と出ればコンバート成功。

7. CDRファイルをISOにリネームする

次に下記コマンドでCDRファイルをISOにリネームする。

mv ~/Desktop/Catalina.cdr ~/Desktop/Catalina.iso

8. 正常にISOイメージが作られたか確認する

出力先を確認してISOイメージが作成されていたら完了。

9. tmpフォルダのDMGディスクイメージを削除する

最後にtmp(一時ファイル)フォルダのDMGディスクイメージを下記コマンドで削除する。

なお、あくまで一時ファイルなのでここで削除しなくてもいずれはmacOSから削除される。

sudo rm /private/tmp/Catalina.dmg

正常にコマンドが実行されたら一連の作業は完了。

まとめ

少々複雑な手順に感じるかもしれないが、基本的には本記事のコマンドの「Catalina」を適宜変更してコピペして実行すれば特に苦労もなくISOイメージを作ることができる。

もっとスマートなやり方があるのかもしれないが、もしmacOSのISOイメージが必要になったら本記事の方法を是非試してほしい。