文字が掠れる場合などにmacOSのフォントレンダリングを調整して改善する方法

macOS(Mac)の優れた点としてフォントレンダリングが非常に美しいというのがよく挙げられる。

特にWindowsと比べるとフォントレンダリングの質は雲泥の差と言ってもいい。

ただ、Macに外部4Kモニターを接続し、擬似解像度を変更して使用している環境ではモニターのppi(画素密度)の低さにより、モニターによってはフォントのレンダリングが掠れて見えたりする場合がある。

また、文字が掠れる原因としてmacOSのアップデートやシステムを弄るアプリケーションなどの導入によりフォントレンダリングに変更が加えられてしまったというケースもある。

僕の場合は以前から4Kモニターでのフォントが少々掠れていたのだが、macOS Catalinaのアップデートのせいなのか、サードパーティーアプリのせいなのか、いつからか文字の掠れが見るに堪えなくなってしまった。

ここではMacでフォントレンダリングを調整・変更して文字の掠れを軽減する方法を紹介する。

文字(特に漢字)が掠れている。
フォントレンダリングの調整で見やすい文字に。

また、管理人の環境はMac mini 2018(macOS Catalina)にBlackmagic eGPUを組み合わせ、eGPUからUSB-C>DisplayPort変換ケーブルで27インチ4K HDRモニター(LG 27UK650-W)に接続し、擬似解像度3008x1692を設定している。

注意
フォントレンダリングの調整は場合によっては元に戻せなくなったり、また、Retina iMacやMacBookシリーズなどのRetina搭載Macでは逆効果の場合もあるため、実行する場合は自己責任でお願い致します。

Macでフォントウェイトを変更して視認性を調整する

macOSでは以下のターミナルのコマンドで自由にフォントレンダリングの強さ(ウェイトまたはスムージング)を変更することが可能だ。

フォントウェイトはWindowsでもそうだが、フォントの視認性に直結する要素なのでフォントウェイトを変更するだけでも文字の見やすさは劇的に改善する。

defaults -currentHost write -globalDomain AppleFontSmoothing -int 1

コマンドを実行したらMacを再起動、またはログアウトして再ログインしよう。

このコマンドでは末尾の「-int 数字」でフォントレンダリングの強さを指定している。

それぞれの見た目は下記の通り。

なお、当ブログのようにフォントウェイトをWebサイト側で指定している場合や一部のアプリでは変化が表れないため注意。

macOS初期値(管理人の環境の場合)

int 0(フォントスムージングなし)

Int 1(弱)

Int 2(中)

Int 3(強)

スクリーンショットではよく分からないかもしれないが、実際に自分の目で見るとmacOS初期値及びInt 0とInt 1では違いが明白であるのに対し、Int 2〜3では少なくとも僕の環境では変化が現れなかった。

これは推測だが近年のmacOSではInt 0と1の切り替えのみが有効であり、それ以上の値は無効になるのではないかと思う。

いずれにしろ、僕の場合はInt 1に指定するだけでもフォントの見た目が大きく変わり非常に快適となった。

今回の調整によって完璧とはいかなくても一目で分かる程度に文字の掠れが軽減されたので満足している。

4KモニターをMacに接続して「文字が掠れている」と感じたら上記のコマンドを実行してみるといいだろう。

なお、フォントウェイトの設定をデフォルトに戻す場合は下記コマンドを実行する。

defaults -currentHost delete -globalDomain AppleFontSmoothing

なお、上記の元に戻すコマンドでエラーが出る場合は一度下記コマンドを実行した後、続けて元に戻すコマンドを実行してみよう

defaults -currentHost write -globalDomain AppleFontSmoothing -int 1

フォントがぼやけたり、上記設定で改善しない場合

なお、もし外部モニターを接続して文字がぼやける場合上記の方法で改善しない場合は下記のコマンドを実行した上で再度前述のコマンドを実行してみよう。

defaults write -g CGFontRenderingFontSmoothingDisabled -bool  NO

macOS Mojave以降ではアンチエイリアスの仕様が変更されたようで、特に画素密度が著しく低いフルHDの外部モニターなどで文字がぼやける現象が報告されている。

文字がぼやけた場合やフォントウェイトの設定を試しても満足のいく結果が得られなかった場合は上記のコマンドでフォントスムージングの設定を変更した上で再度前述のコマンドを実行することで異常が改善する場合がある。

なお、元に戻す場合は下記コマンドを実行する。

defaults write -g CGFontRenderingFontSmoothingDisabled -bool  YES

まとめ

冒頭でも書いた通りRetina iMacやMacBookシリーズでは本記事の方法を実行するとかえって見た目が悪化する可能性があるためお勧めしないが、もし外部モニターなどをメインに使っていてフォントがおかしいと感じたら上記のコマンドを実行してフォントウェイトを変更してみると改善する可能性がある。