macOS Catalinaで起動時にアプリが勝手に立ち上がるスタートアップ問題

macOS CatalinaではMacの起動時に前回終了時にアプリケーションを閉じたのにも関わらず望まないアプリケーションが次回起動時に勝手に立ち上がってしまう問題が報告されており、実際に僕もSafariが勝手に立ち上がるという現象を数回確認している。

これはmacOS Catalinaのバグであるため、根本的な解決法はないがユーザー側でこの現象を防ぐ方法もあるので対処法を解説する。

確認事項

本題に入る前にまず下記を参考にしてアプリケーションが勝手に開かないように設定されているか確認しておこう。

ログイン項目を確認

まずシステム環境設定>「ユーザとグループ」にある「ログイン項目」のタブで望まないアプリケーションがログイン項目に設定されていないことを確認しよう。

ログイン項目に設定されているアプリケーションは次回起動時に自動で立ち上がるため、本記事の対処法を試してもログイン項目に自動起動を望まないアプリケーションが設定されていたら意味がない。

一般設定を確認

また、システム環境設定>「一般」の設定画面内で「アプリケーションを終了するときにウインドウを閉じる」にチェックが付いているかも確認しよう。

ここのチェックがオフの場合、アプリケーションを終了してもウィンドウの内容が保存されるが、この動作がアプリケーションが勝手に立ち上がってしまう現象の原因になることがある。

アプリが起動時に勝手に立ち上がってしまう問題の対処法

前述の設定を確認し、それでもアプリケーションが勝手に立ち上がってしまう場合は下記の方法を試してみよう。

再起動やシステム終了時に時間を置く

望まないアプリケーションが次回起動時に勝手に立ち上がってしまう場合、まず再起動やシステム終了をする際にあらかじめアプリケーションを終了させてから数十秒時間を置こう。

また、Macでは再起動・システム終了の際にカウントダウンが表示されるが、ここでも十秒以上は時間を置いてから再起動・システム終了を行った方がいい。

操作を一切せずにカウントダウンに任せて再起動・システムを終了させる

もし依然として勝手にアプリケーションが立ち上がってしまう場合、再起動やシステム終了時のカウントダウンの際に一切の操作をせずにカウントダウンが0になるまで待ち、再起動やシステム終了をmacOSに任せてみよう。

macOS Catalinaでは再起動やシステム終了の際に次回起動時に開くアプリケーションの判定処理に時間がかかるようで、カウントダウンの最中に「再起動」や「システム終了」のボタンを押すと高確率でアプリケーションが勝手に立ち上がってしまう。

スタートアップの設定ファイルをロック

上記の手順を試しても改善しない、あるいはもっと直接的な解決法を探している場合はスタートアップの設定ファイルをロックしてみよう。

まず開いているアプリケーションを全て終了させる。

続いてFinderを開きメニューバーの「移動」>「ファイルを移動」をクリックし下記のパスを入力する。

~/Library/Preferences/ByHost/com.apple.loginwindow

パスを入力すると上記画像のように自動で詳細なパスが続けて入力されるので「移動」をクリック。

com.apple.loginwindowランダムな文字列.plistファイルが選択された状態で開くので、そのファイルを右クリックして「情報を見る」をクリック。

「情報を見る」のパネルが開くので上記画像の「ロック」にチェックを付ける。

また、念のためファイルにロックをかけたら再起動・システム終了時の「再ログイン時にウィンドウを再度開く」のチェックはオフにしよう。

これでスタートアップの設定情報が保存されているファイルがロックされたため、次回起動時に余計なアプリケーションが開くことはなくなるはずだ。

注意点として、この方法だと自動で開いて欲しいアプリケーションまで自動起動が行われなくなるため、自動起動を多用する人にとっては不便かもしれない。

なお、ログイン項目に指定されているアプリケーションは影響を受けない。

まとめ

少なくともこの「予期しないアプリケーションが起動時に自動的に開いてしまう」というバグはmacOS Catalinaの初期のバージョンから報告されており、現時点での最新のアップデートであるmacOS Catalina 10.15.4でも修正されていない。

Appleがこの問題を認識しているかは不明だが、次回のアップデートでは修正してほしいところだ。