macOS Catalinaの報告されている不具合・僕が遭遇した不具合まとめ

macOS Catalinaでは完全64bit化(32bit非対応)、iTunes消滅に伴う不具合が報告されている他、僕自身もいくつかの不具合を経験したのでそれらの不具合と、対処法が存在する場合はその対処法を紹介する。

macOS Catalinaの不具合

以前までのiTunesで使用していたサードパーティーアプリの連携が不可能

ミュージックフォルダの中には「Music」と「iTunes」という二つのフォルダが存在する

macOS CatalinaのiTunes消滅に伴い音楽類がミュージックアプリに移行した関係でライブラリのフォーマットや管理方式は変更されており、以前までのiTunesでサードパーティーのアプリをiTunesのライブラリと連携していた場合はmacOS Catalinaのミュージックアプリでは他アプリとの連携が現時点ではできなくなっている。

二つあるフォルダのうち一つは従来のiTunesライブラリ
新たに作成されたミュージック専用ライブラリ

これにより一部のユーザーの間でライブラリがおかしくなる、ライブラリの管理を自由にできないなどの不具合が報告されている。

これについてApple自身も連携している他アプリが新フォーマットに対応するまではmacOS Catalinaへのアップデートを控えるようにアナウンスしている。

According to Apple if a customer is reliant on XML files for DJing, they should avoid updating and continue using their preferred software on macOS Mojave until developers push out fixes (some, like Serato, are already trying out new beta versions tailored for Catalina). 

The Verge

Photoshopなどの一部のプラグインが使用不可能

Photoshopの一部のプラグインは32bitであるため、完全64bit化されたmacOS CatalinaではPhotoshopなどの一部のプラグインが動作せず、Photoshopなどでの利用に制限や不具合が発生することが報告されている。

またLightroomにおいてもNicon製のカメラとテザリングができないという現象も確認されている。

Adobeはこれらの不具合が解決されるまではmacOS Catalinaへのアップデートを控えるようにアナウンスしている。

Touch Barが反応しなくなる

macOS CatalinaにしてからMacBook Pro 13 Mid 2019のTouch Barが度々反応しなくなる不具合が起きた。

幸い、ターミナルで「killall ControlStrip」と入力して実行すれば一時的にではあるが解消できるものの、現状macOS CatalinaではTouch Barを満足に使うことは少なくとも僕の環境では難しくなってしまった。

複数のディスプレイケーブルで1台のモニターに接続した場合、ディスプレイが2台あると誤認識される

1台のモニターしかないのに2台あると誤認識

実際に僕が一番頭を悩ませた不具合がmacOS Catalinaがモニターを誤認識してしまう問題だ。

これは特にモニターを用意する必要があるMac miniなどで問題になる不具合(バグ)で、Mac miniなどで使用しているモニターが1台であっても複数のディスプレイケーブルを単一のMacから接続するとモニターが2台あると誤認識される。

Mojaveでは少なくともこのような現象に遭遇したことはなかった。

例えばUSB-CからDisplayPort変換ケーブルでモニターのDisplayPortに繋ぎ、更にHDMI 2.0ケーブルなどをモニターのHDMI端子に繋ぐとmacOS Catalinaはモニターが2台あると判断してしまうのだ。

通常このような接続の仕方をする人は少ないと思うが、僕は時々DisplayPortとHDMIの入力を同一のモニターで切り替えることがあるため見事にこのバグにハマった。

モニターの数が誤認識されたため、僕の場合は開いているウィンドウやアプリケーションがデスクトップから消えてしまうという状況に陥った。

実際に存在するモニターは1台であるため、ウィンドウやアプリケーション、場合によってはドックさえも存在しないモニター側に移動してしまい、実質デスクトップがまともに使えなくなってしまった。

幸いこの問題が発生した場合は接続するモニターのケーブルを1つのみに戻し再起動すれば解消する。

SidecarでiPadをサブディスプレイにした場合に稀にデスクトップがおかしくなる

これは前述の「モニターが2台あると誤認識される」問題と似ているのだが、Sidecarを利用してiPadをセカンダリモニタとして利用した場合に電源断やWi-Fiネットワークの速度低下によりiPadとの接続が切れた場合、前述の項目と同じくウィンドウやアプリケーションがデスクトップから消滅(移動)してしまう不具合に遭遇した。

この場合再度Sidecarと接続し直すか、Macを再起動することによって解決する。

ただ問題が解決してもウィンドウサイズがiPadの画面解像度に合わされてしまい、開いていたウィンドウやアプリケーションのサイズがiPadの画面解像度まで縮小した状態になってしまった。

僕のMac miniがeGPUを接続している上にUSB-C>DisplayPort変換ケーブルでモニターと繋いでおり、更にUSB-DACも使っているという複雑な環境であるために様々な不具合が発生している可能性もあるが、少なくともMojaveリリース時よりCatalinaは不具合が多い。

Mac mini 2018のHDMI 2.0ポートから映像信号が出ない

Mac mini 2018のHDMI 2.0ポートからHDMIで4Kモニターなどに接続すると映像信号が出ない場合がある。

僕は普段はBlackmagic eGPUからUSB-C>DisplayPort変換ケーブルでモニターのDisplayPortに接続しているが、macOS Catalinaの4K HDR対応を検証する上でMac mini 2018本体のHDMI 2.0ポートからHDMIケーブルでモニターと繋い際に映像信号が出ない問題に遭遇した。

調べたところ、この問題は海外のコミュニティサイトであるRedditでも同様の現象の報告が複数あった。

僕の場合はRedditにあった以下の手順を実行することで映像が出たが、どうもmacOS CatalinaではMac mini 2018のHDMIポートでの映像出力に問題があるようだ。

  • Mac mini 2018の電源を落とす
  • 電源ケーブルとHDMIケーブルを抜く
  • その状態で20秒以上待つ
  • 電源ケーブルとHDMIケーブルを挿し直す
  • 再び20秒以上待つ
  • 電源ボタンを押して起動

まとめ

正直に言うと現状、致命的とは言えないがmacOS Catalinaの不具合やミュージックライブラリの移行に伴う問題はかなり多い。

多くの新機能・変更・改善点があるだけに不具合もこの記事で取り上げた問題以外にも多数報告されており、現状macOS Catalinaは不安定とまではいかなくても安定しているとは言えない状況にある。

macOS Catalinaは10.15.1や10.15.2などのバグフィックスが進んだアップデートが適用されるまでは導入を控えた方がいいのかもしれない。