
macOS Big Surでは通知センターが刷新されiOSライクな通知が表示されるようになっているが、iOSと同じように閉じるボタンを長押しして全通知消去といった機能がないためmacOS Big Surの通知の仕様と通知を全て消す方法を紹介。
なお、手間はかかるもののAutomatorやスクリプトエディタを使用して通知を消すキーボードショートカットを作るには下記記事をご参照頂きたい。

INDEX
macOS Big Surの通知の仕様と全ての通知の一括消去
通知は4つ以上ある時のみ全ての通知を一括で消去できる
macOS Big Surでは異なるアプリケーションやサービスからの通知が4つ以上表示されないと通知を一括で全て消去することはできない。

もし異なる通知が4つ以上存在する場合は通知の下に「その他〜件の通知」という表示が出るのでクリック。

すると通知が展開されて「通知センター」という項目が現れるので「・・・(三点リーダ)」のメニューボタンをクリックすると「すべて消去」というオプションが表示され、ここをクリックすることでようやく全ての通知を消去できる。
現状ではターミナルコマンドなどによる全通知一括消去といった方法は発見できていないので今後もリサーチを続け進展があったら追記したい。
余談として通知のグループ化はシステム環境設定の「通知」の設定で各アプリケーション毎にオフにすることができる。


通知のグループ化をオフにすると同一アプリケーションで通知が別々に表示されるようになる。
一つの通知のグループ通知(スタック通知)の一括消去

ちなみに上記画像のような一つのグループ通知(スタックされた通知)を全て消去するにはそのグループ通知の閉じるボタンにホバー。

「すべて消去」をクリックすればグループ通知を消去できる。
あるいは下記のようにグループ通知を展開して閉じるボタンにホバーでも可。

これはあくまでそのグループの通知のみの全消去であるため、他のアプリやサービスからの通知は依然表示されたままとなる。
おまけ
有用性はあまりないかもしれないが通知の実験を行いたいといった場合、下記サイトのようなHTML 5通知のテストページを利用すると便利。

サイトに飛んだらまず「Authorize」ボタンをクリックして通知許可を与えた後、「Show」もしくは「Show 5s」をクリックするとテスト用の通知が表示される。

管理人は通知の挙動を調べたい場合にお世話になっている。