
macOS Big Surでは壁紙の色合い(明度)に応じて自動的にメニューバーの色合いも変わってしまうため、このメニューバーの色相自動変更を調整する方法を紹介(ダイナミックデスクトップではなく通常の壁紙を例にした場合)。
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macOS Big Surのメニューバーの仕様


macOS Big Surでは壁紙が暗色であればメニューバーの色がダークになりテキストは白に、壁紙が明色であればメニューバーの色がライトになりテキストが黒に自動的に変更されてしまう。
メニューバーの色相自動変更の調整方法
透明度を下げる

壁紙の色合い(明度)に応じてメニューバーの色及びテキストが自動的に変わってしまう場合の単純な対処法はシステム環境設定の「アクセシビリティ」>「ディスプレイ」の項目で「透明度を下げる」にチェックを入れる。
ただ、この方法だとmacOS全体の透明度が無効になり、のっぺりとした印象になってしまう。
壁紙に24pxの黒線・白線を追加する

透明度を下げずにメニューバーの色合いを調整したい場合は画像編集ソフトウェアなどで壁紙上部に縦24pxの黒線(もしくは白線)を追加する。
なお、壁紙の解像度は必ずモニターのネイティブ解像度である必要がある(4Kモニターなら3840x2160)。
macOS Big Surのメニューバーの色相自動変更はメニューバーが存在する上部縦24pxの部分の壁紙の明度を判定しているだけなので縦24pxの黒線を壁紙に追加すれば壁紙が明色でもメニューバーはダークに、白線を追加すれば壁紙が暗色でもライトになる。


もちろんメニューバーのテキストの色もきちんと変更される。
macOS Big Surのデフォルト壁紙の保存先
余談としてmacOS Big Surのデフォルト壁紙は下記の場所に存在する。
/システム/ライブラリ/Desktop Pictures/

参照する場合はFinderのメニューバーの「移動」、もしくはCommand+Shift+Gキーのショートカットキーで「フォルダの場所を入力」ウィンドウを開いて上記のパス(Path)を入力して移動しよう。

なお、このフォルダに存在する壁紙は移動や直接の編集はシステムによって保護されているため、編集する場合はどこかにコピーしよう。