macOS Big Surの通知バッジを消し、アップデートをブロックする方法

macOS MojaveやCatalinaを使用していてmacOS Big Surにアップデートしたくない場合にシステム環境設定の通知バッジを消し、macOS Big Surが自動的にインストールされないようにBig Surをブロックする方法を紹介。

ignoreコマンドは無効化された

現在のmacOS Catalina、Mojave、High Sierraではignoreコマンドは拒否される

macOS Catalina、Mojave、High Sierraでは2020年5月に提供されたアップデートで下記のようなIgnoreコマンドは無効化されたため、完全に通知を止める(macOS Big Surのアップデートを無視する)方法はなく、対症療法的なアプローチを取る必要がある。

softwareupdate --ignore "macOS 11.0.1"
2020年5月27日のmacOSアップデートによるignoreコマンド廃止の注意喚起

macOS Big Surアップデートのバッジを消し、Big Surをブロックする方法

通知バッジを消す

方法1

まずシステム環境設定のソフトウェアアップデートの「詳細」ボタンからアップデートの確認のチェックを全部オフにしておく。

その後システム環境設定を完全に閉じる。

続いて下記コマンドをターミナルで実行することでシステム環境設定のバッジを消すことが可能。

defaults delete com.apple.preferences.softwareupdate LatestMajorOSSeenByUserBundleIdentifier && softwareupdate --list

コマンド実行後しばらくして「No new software available」と出たらバッジが消えるはずだ。

ただし、アップデートの確認をオフにして上記コマンドを実行した場合、セキュリティアップデートなどの通知バッジも消えてしまう他、再びソフトウェアアップデートを実行した場合はバッジが復活してしまうため下記のコマンドを実行したらシステム環境設定内のソフトウェアアップデートはなるべく弄らないようにしよう(セキュリティアップデートなどはニュースサイトなどで確認する)。

方法2

前述のコマンドでバッジが消えなかったり復活してしまう場合は下記の方法も試す。

まずターミナルで下記コマンドを実行。

defaults write com.apple.systempreferences AttentionPrefBundleIDs 0
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.SoftwareUpdate.plist LastUpdatesAvailable 0
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.SoftwareUpdate.plist LastRecommendedUpdatesAvailable 0
sudo defaults delete /Library/Preferences/com.apple.SoftwareUpdate.plist RecommendedUpdates

パスワードの入力を求められたら管理者パスワードを入力してエンターキー。

続いて下記コマンドでDockをリセットする。

killall Dock

Dockがリセットされるとシステム環境設定のバッジが消える。

管理人の環境(MacBook Pro 13 Mid 2019 + Catalina 10.15.7)では前述のいずれかの方法でMacの再起動後も今の所バッジは消えているが、この方法でもバッジが消えない(復活してしまう)場合は下記記事の「Xcodeで.plistファイルを編集する」という項目を参照して頂きたい。

ignore廃止後のmacOSでソフトウェアアップデートの通知を止める

Big Sur BlockerでmacOS Big Surのインストールをブロック

macOS Big SurがうっかりインストールされることがないようにGitHubで配布されているBig Sur BlockerというツールでBig Surのインストールをブロックするのも有効だ。

Big Sur Blockerのダウンロードページへ飛んだら最新版のBig Sur Blockerのpkg(パッケージ)をダウンロードして実行しよう。

インストール画面が表示されるので「続ける」をクリック。

Macintosh HDを選択して「続ける」をクリック。

「インストール」をクリック。

「インストールが完了しました」と表示されれば完了。

Big Sur BlockerはmacOS Big Surの通知などを止めることはできないが、Big Sur Blockerが有効である限りmacOS Big Surのインストーラーが実行されることはない。

Big Sur Blockerが有効な状態でBig Surにアップデートしようとすると上記ダイアログが表示され、Big Surのインストールがブロックされるようになる。

これによりアクシデントでBig Surのインストーラーが実行されてしまうことを防ぐことが可能になる。

macOS Big Surにアップデートしたくなった場合は下記コマンドでBig Sur Blockerをアンインストールする。

sudo current_user_uid=$( echo "show State:/Users/ConsoleUser" | scutil | awk '/UID :/ && ! /loginwindow/ { print $3 }' )
sudo launchd_item_path="/Library/LaunchAgents/com.hjuutilainen.bigsurblocker.plist"
sudo launchctl bootout gui/${current_user_uid} "${launchd_item_path}"
sudo rm -f /Library/LaunchAgents/com.hjuutilainen.bigsurblocker.plist
sudo rm -f /usr/local/bin/bigsurblocker
sudo pkgutil --forget com.hjuutilainen.bigsurblocker

パスワードを求められたら管理者パスワードを入力してエンターキー。

あとはMacを再起動するかログアウトすると再びmacOS Big Surにアップデートすることが可能だ。

macOS Big Surへのアップデートは慎重に。

現在のところmacOS Big Surで大きなトラブルは経験していないものの、macOS MojaveやCatalinaを使用していてmacOS Big Surへのアップデートの予定がないなら本記事の方法を実行して通知を消し、macOS Big Surのインストールをブロックしておくと安心だ。