macOS Big Surがエラーコード7740によりアップデート不可の場合の対処法

2020年9月4日にリリースされたmacOS Big Sur Beta 6にアップデートしようとしたところ再起動ループに陥り、電源ボタン長押しで強制終了させたのだが、それ以降は何をやってもソフトウェアアップデートでエラーが生じ、ターミナルでのアップデートでもエラーコード「7740」が示されmacOS Big Sur Beta 6に全くアップデートができないという問題に遭遇したので顛末と最終的に解決した方法を明記しておく。

なお、エラーコードは非常に長いため一部のみを下記に記載する。

Failed to download & prepare update: Error Domain=SUMacControllerError Code=7740~

Apple公式によるmacOS Big Surのソフトウェアアップデート問題のアナウンス

macOS Big Sur BetaはApple自身によりソフトウェアアップデートの際に問題が生じる可能性について言及されている。

最新のリリースノートに記載されている既知の問題は以下の通り。

Known Issues(既知の問題)


You might be unable to update macOS Big Sur 11 beta 6, if Secure Boot is set to No Security. (63434409)


セキュアブート(起動セキュリティユーティリティ)の設定が「セキュリティなし」に設定されている場合、macOS Big Sur Beta 6へのアップデートが出来ない可能性がある。


When updating from macOS Big Sur 11 beta 2 to macOS Big Sur 11 beta 3 or later, you might be offered an unexpectedly large download rather than an incremental software update. (65753086)


macOS Big Sur 11 Beta 2、Beta 3、あるいはそれ以降のmacOS Big Surからのアップデートは予想を超えたダウンロードサイズになる可能性がある。


You might need to adjust Energy Saver settings so your Mac doesn’t go to sleep while preparing to install macOS Big Sur 11 beta. (63166401)


あらかじめ「省エネルギー」の設定でMacがスリープにならないように調整する必要がある。


If macOS Big Sur 11 beta is installed into the same APFS container as previous versions of macOS Catalina 10.15, system software updates can no longer be installed on the previous versions of macOS. (64411484)


もしmacOS Big Sur 11 BetaがmacOS Catalinaと同じAPFSコンテナにインストールされた場合、以前のmacOSではシステムソフトウェアアップデートが利用できない。



macOS Big Sur 11 Beta 6 Release Notes - Apple

ただし、今回僕が経験したアップデートのエラーについては具体的には言及されてしない。

調べたところ、海外ではほぼ同様のエラーコードで問題が起きているユーザーが多数いたが、決定的な解決法は載っていなかった。

試したこと

以下は管理人が試した対処法であり、いずれも僕の場合は効果がなかったが海外のコミュニティでは解決したというユーザーもいたため、掲載しておく。

ターミナルでソフトウェアアップデートを実行

下記のコマンドをターミナルで入力してソフトウェアアップデートを行う。

sudo sh -c "softwareupdate -ia"

NVRAMのリセット

下記のコマンドでターミナル上からNVRAMをリセットし、更にCommand+Option+P+RキーでもNVRAMのリセットを行った。

sudo nvram -c

リカバリーモードで「起動セキュリティユーティリティ」の設定を「高」に設定する

macOS Big Surでは一段とセキュリティが強化されているため、T2チップ搭載Macではリカバリーモードの「起動セキュリティユーティリティ」の設定を変更することでアップデートのエラーを解決できる場合がある。

この方法は多くのユーザーが「解決した」と述べているが、管理人の環境では前述の通り効果がなかった。

セーフブートでソフトウェアアップデートを行う

Shiftキーを押しながらMacを起動しセーフブート内でソフトウェアアップデートを行うことで問題が解決したというユーザーもいた。

最終的に解決した方法

最終的にはリカバリーモードでMacを起動し、「macOSを再インストール」でmacOS Big Sur自体を再インストールした後に再度アップデートを行ったところようやくBeta 6にアップデートできたが、macOSの再インストールが必要という時点で「解決法」とは程遠いとも言える。

ただ、幸いなのはユーザーデータは一切失われなかったため、時間がかかる以外のデメリットはない。

この問題の原因は恐らくだがboot-efiのスナップショット関連が破損、もしくは整合性に齟齬が生じることで起きる問題だと思われる。

下記MacRumorsのフォーラムではBeta 5ではあるが、同様のエラーコードにより同じ状況に陥ったユーザーがいた。

参考 「SOLVED」 Big sur failed Update to beta 5MacRumors Forums

この投稿者はmacOS Big Surの新機能である「Spindump」を無効化したところ、それ以降7740のエラーが発生していると書いている他、最終的には「macOSの再インストールで解決した」と報告している。

冒頭でも書いた通り、僕はmacOS Big Sur Beta 6へのアップデートを行った際に一度Macを強制終了させたため、これによりこの投稿者と同じくboot-efiのスナップショットの整合性に問題が発生しエラーが発生したものと思われる。

macOS Big Surの再インストールで問題が解決したのは再インストールによりboot-efiも正常な状態に書き換えられたからだろう。

まとめ

Betaソフトウェアに対して文句を言うのはお門違いではあるが、昨年利用したmacOS Catalina Public BetaよりもmacOS Big SurのBetaは問題が起きることが多いように思う。

macOS Big Surではアップデートがある度に何かしらの致命的な問題が起きているため、Debeloper BetaにしろPublic Betaにしろ、導入を検討中の方は注意してほしい。