Mac miniのWi-Fi/Bluetoothが不安定な時にすること

Mac mini 2018以降のモデルでは海外のコミュニティにしろ、日本のブログにしろ、Wi-Fi及びBluetoothの接続の不安定さが指摘されている。

Mac miniのWi-FiとBluetoothのアンテナはMac miniの筐体底面の円形のゴムキャップの下に配置されており、底面や上面のAppleロゴの部分を通って電波が出ているが、設計に問題があるのか背面のTyp-A USB3(3.0、3.1)のノイズ対策が十分ではないのか、無線機器の接続に問題が発生することが多い。

NOTE
なお、USB3接続機器が発するノイズによる干渉についてはAppleの問題ではなく、USB3の規格自体に問題が存在する。
USB3においての電波干渉はIntelが調査文書を公開している。
Mac mini底面のゴムキャップを外した状態
中央上方の部分がWi-Fi及びBluetoothアンテナ

僕もWi-Fi、及びBluetoothの接続の不安定さを身を以って体験したので、僕が試した方法や解決法をまとめてみようと思う。

Wi-Fiの速度が遅い、あるいは接続が切れる

Wi-Fiの接続が遅かったり接続が切れる場合はまず、ルーターに2.4Ghz帯(11n/g/b )で接続しているのか、それとも5Ghz帯(11ac/n/a)で接続しているのかで解決法が違ってくる。

2.4Ghz帯の場合

  • USB 3ポートから周辺機器を出来るだけ離す
  • 2.4Ghz帯の電波を止める
  • デバイスを5Ghz帯でのみ使用する

もし2.4Ghz帯で接続しているのならば、USB3に繋いでる機器からのノイズの影響を受けているか、あるいはBluetoothが使用する2.4Ghz帯の電波との干渉が起きている可能性があるため、ルーターが5GhzのWi-Fiに対応しているのであれば5Ghzで接続してみることをお勧めする。

また、もし自宅内にあるWi-Fiに接続しているデバイスが全て5Ghz対応なら、ルーターの設定で2.4Ghz帯の電波を止めてしまおう。

ルーターのメーカーによって設定方法は異なるが、例えばバッファロー製のルーターであれば、以下の画面のような設定項目が存在する。

バッファロールーターの設定画面にログインし、”詳細”というボタンをクリックして、上記の画面を開き”無線設定”から”2.4Ghz”の項目を選択し、”無線機能””使用する”ボタンのチェックを外せば2.4Ghzの電波は止まる。

5Ghz帯の場合

  • USB 3ポートから周辺機器を出来るだけ離す
  • Mac miniの設置場所を変える
  • ネットにはイーサネットで接続する

5Ghz帯のみを使用していても、依然としてWi-Fiの接続や速度が不安定な場合はそもそもMac miniを設置している場所が悪かったり、USB3のノイズ干渉が内部のコンポーネントにまで影響を及ぼしている可能性もあるため、USB3ポートに接続している機器を出来るだけMac miniから離したり、Mac mini自体の設置場所も変えてみよう。

それでも改善されない場合はMac miniはデスクトップ型であり、あまり移動させるものではないため、Wi-Fiを切ってイーサネットポートにLANケーブルを繋いで有線接続にしてしまってもいい。

2.4Ghz帯と5Ghz帯を両方使う必要がある場合

2.4Ghz帯にしか対応していない機器を使っていたり、あるいはルーターが5Ghz帯をサポートしていない場合は、ノイズの干渉はどうしても大きくなってしまうので、Mac miniにイーサネットポートで接続するしか解決法はないと言ってもいいかもしれない。

2.4Ghz帯にしか対応していないデバイスはかなり古いデバイスと予想されるため、金銭的な余裕があるならこの際にデバイスを全て5Ghz対応に買い替えたり、また、ルーターが5Ghz帯をサポートしていない場合も同様に買い替えて自宅内のデバイスを全て5Ghzで接続した方が将来性もあるように思う。

ワイヤレス診断を実行する

もし原因を切り分けるのが難しい場合はワイヤレス診断を実行してみよう。

まずメニューバーのWi-FiアイコンをOptionキーを押しながらクリックする。

メニューから「ワイヤレス診断を開く」をクリックする。

上記のようなウィンドウが開くので指示通りに「続ける」をクリックしていき診断を行う。

診断が終わると上記画像のようにWi-Fiの問題が表示されるので「i」アイコンをクリックしてWi-Fiのどこに問題があるのかをチェックしてみよう。

Bluetoothの接続が切れる/遅延が発生する

  • USB 3ポートから周辺機器を出来るだけ離す
  • 2.4Ghz帯の電波を止める
  • 使用するBluetooth機器をMac miniの近くに置く
  • 電子レンジやゲーム機などの電波干渉を起こす機器をMac miniから離す

Bluetoothの接続が頻繁に切れたり、Bluetooth機器(マウスやトラックパッド)の操作やBluetoothイヤホンの音声に遅延が発生する場合は、前の項目と同じくまずはUSB3ポートからの干渉の可能性が高いため、USB3ポートに接続している機器はMac miniから出来るだけ離し、ルーターで2.4Ghz帯を使っている場合は前の項目と同じく、それらを無効化してみよう。

僕の場合はUSB3ポートに接続している機器を1メートル程度離しただけで、Bluetoothの接続は極めて安定するようになった。

また、マウスやトラックパッドを出来るだけMac mini本体に近づけるのも、電波が届きやすくなるため有効。

Mac miniやBluetooth機器の近くに電子レンジやゲーム機などのノイズを発生させる機器がある場合は、それらの配置の変更をしてみるのもいい。

もしMac miniのWi-Fiを使用しており、特にWi-Fiに拘る必要がなければ前述したWi-Fiの問題と同じくイーサネットでの接続に切り替えてWi-Fiを切ると余計な電波の干渉を止めることができて有効だ。

僕のMac miniはルーターの2.4Ghz帯を止める、USB 3ポートから機器を離す、Mac miniのWi-Fiを切るという3つの対処法を実行してからは特にBluetoothの問題は起きていない。

それでも解決しない場合

Mac miniのアンテナケーブル
このケーブルは画像中央からやや右の、金色の端子にしっかりと固定接続されている必要がある
画像はアンテナケーブル固定前のもの

それでも解決しない場合、もしMac miniのメモリを自分で分解して交換した場合(Intel Macモデル)は、その際にWi-Fiのアンテナケーブルがきちんと元通りに接続されていなかったり、アンテナケーブルを損傷した可能性もあるため、もう一度分解してWi-Fiアンテナケーブルがきちんと無傷で固定されているかチェックしてみよう。

また、Mac miniを普段置いている場所から電子機器が周りにほとんどない全く別の場所に置いて起動し、作業部屋に問題があるのか、それともMac mini本体に原因があるのかを切り分けてみることをお勧めする。