MacBook Pro 13 Mid 2019 eGPU接続時も含めて徹底ベンチマーク

MacBook Pro 13 Mid 2019の製品としてのレビューは書いたが、今回はeGPU接続時も含めた徹底的なベンチマークを実行する。

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MacBook Pro 13 Mid 2019レビュー 順当進化を果たしたお買い得Proライン

ベンチマークにあたっては正常な計測ができるように不要なアプリケーションなどは終了させ、MacBook Proを電源アダプタに接続した状態で実行している。

スペック

CPU
Core i5 8257U 4コア8スレッド
1.4Ghz Turbo Boost時最大3.9Ghz

メモリ
8GB LPDDR3

CPU内蔵グラフィック
Intel Iris Plus Graphics 645 128MB eDRAM

eGPU
Blackmagic eGPU(Radeon Pro 580)ビデオメモリ8GB

CPUベンチマーク

まずはCPUのベンチマーク。

CinebenchについてはR20が最新バージョンであるが、旧バージョンのR15の方がわかりやすいという人もいると思うので、R15のスコアも掲載している。

Geekbench CPU

Cinebench R20 マルチコア

Cinebench R20 シングルコア

Cinebench R15 マルチコア

Cinebench R15 シングルコア

CPU高負荷時のクロック変化と温度

CPU高負荷時(Cinebench R20で全コアに負荷をかけた状態)のCPUクロックの変化と温度をIntel Power Gadgetで見てみよう。

Cinebench R20実行 5秒後
Cinebench R20実行 60秒後

Mac mini 2018は爆熱のためにCinebench R20を実行すると温度が100度を超え、発熱によりCPUクロックも低下したがMacBook Pro Mid 2019はCPU温度は94度に達したものの100度を超えることはなく、CPUクロックにも特に落ち込みは見られない。

GPUベンチマーク

続いてはCPU内蔵グラフィック及びBlackmagic eGPU接続時のGPUベンチマーク。

CPU内蔵グラフィックはIntel Iris Plus Graphic 645 128MB eDRAM

eGPUはBlackmagic eGPU(Radeon Pro 580 VRAM 8GB)を接続し、ベンチマークアプリケーションの”情報を見る”のパネルから「外部GPUを優先」にチェックをつけ、強制的にeGPUを有効化した上で実行。

CPU内蔵グラフィック Geekbench Compute Metal

eGPU接続時 Geekbench Compute Metal

CPU内蔵グラフィック Geekbench Compute OpenCL

eGPU接続時 Geekbench Compute OpenCL

CPU内蔵グラフィック Cinebench R15 OpenGL

eGPU接続時 Cinebench R15 OpenGL

CPU内蔵グラフィック Unigine Heaven

eGPU接続時 Unigine Heaven

所感

Mac mini 2018のCPUスコア

CPUに関してはMac mini 2018(6コア12スレッド)のGeekbenchスコアはシングルコアが5945、マルチコアが28144であり、当然のことながらMac mini 2018の方がスコアは高いがエントリーモデルのMacとしてMacBook Pro 13 Mid 2019はかなり健闘している。

また、高負荷時にはCPU温度は94度にまで達したが、Mac mini 2018とは違い極端なCPUクロックの落ち込みもなかった。

MBP 13 Early 2015のCPUスコア

以前使用していたMacBook Pro 13 Early 2015(2コア4スレッド)のスコアがシングルコア3773、マルチコア7287だったのを考えると、デュアルコアMacBook Pro 13インチモデルと比べると大幅に性能が上がっている。

MBP 13 Early 2015のGPUスコア

内蔵グラフィックについてはEarly 2015のMetalスコアが22458であり、Mid 2019のMetalスコア34899というのは順当にグラフィックスコアは上がっているものの、eGPUやディスクリートGPU搭載のMacと比べるとまだまだ性能は劣る。

eGPU接続時のGPUベンチマークにおいてはMac mini 2018にeGPUを接続した時もそうだったが、Geekbench及びUnigine Heavenにおいて特にeGPUによるパフォーマンス上昇の効果が高い。

CPU内蔵グラフィックでは3Dを多用するアプリケーションやゲームはまだ厳しいが、eGPUを使用すればMacBook Pro 13 Mid 2019ならそれなりにゲームもプレイ可能だろう。

総合的に見てMacBook Pro 13 Mid 2019はかなりバランスの取れた性能で、ネックとなるCPU内蔵グラフィックの性能もeGPUを使用すれば補うことができるため、追加投資は必要になるもののeGPUさえ用意できればPro用途のアプリケーションや3Dゲームも、極端にヘビーな使い方をしない限り快適に動作するだろう。