
MacBookシリーズで蓋を閉じてもスリープさせない方法を紹介する。
なお、本記事の方法で蓋を閉じた際にスリープを無効にしてもディスプレイは蓋を閉じると消灯するため、ディスプレイが意味なく点灯したままになることはない。
MacBookシリーズで蓋を閉じた際のスリープを無効にする方法
NOTE
マルチモニター環境、モニターをUSB-Cケーブルで接続してモニター経由で充電しながら使用しているなどの場合は本記事の方法が正常に機能しないことがあります。コマンドの有効性は下記環境で確認しました。
・MacBook Pro 13" 2019
・macOS Catalina 10.15.6
下記コマンドをターミナルで実行すると蓋を閉じた際のスリープが無効になる。
sudo pmset -a disablesleep 1

パスワードの入力を求められたら管理者パスワードを入力してエンターキー。
元に戻す場合は下記コマンドを実行する。
sudo pmset -a disablesleep 0

蓋を閉じた際のスリープを無効にして必要な作業が終わったのなら元に戻すのを忘れないように注意(特にバッテリー駆動時)。
pmsetのマニュアル
余談だが下記コマンドでpmsetコマンドのマニュアルを表示可能。
man pmset

Qキーでマニュアルを終了。
なお、マニュアルには今回扱ったスリープ無効コマンド"disablesleep"についての説明はなし。
まとめ
蓋を閉じた際のスリープを無効にするというのは大半の場合必要ないかもしれないが、埃に弱いバタフライキーボードを搭載したMacBookに長時間処理をさせて放置状態にする場合は有用だろう。
ただ、処理が終わったあとは再度有効にするのを忘れないように注意してほしい。