
MacでZIPファイルをプレビューする(解凍せずに中身を見る・調べる)方法をまとめる。
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MacでZIPファイルをプレビューする方法まとめ

BetterZipのQuickLookプラグインを使う

まず上記ボタンから「BetterZip」というアプリケーションをダウンロードしよう。

BetterZipは有料アプリなのだがBetterZipに含まれるQuickLook(クイックルック)プラグインは完全無料のため、ZIPファイルをプレビューする機能だけであれば半永久的に無料で使用可能だ。
なお、以前まではQuickLookプラグイン単体が配布されていたが現在はBetterZipアプリに統一されている(QuickLookプラグインが完全無料なのは変わらない)。
BetterZipアプリをダウンロードして解凍したらアプリケーションフォルダに入れよう。

続いてBetterZipを起動し、一通りの警告画面を出しておこう。

上記のような警告が次々と出るので「OK」ボタンを押していく。
一通り警告が出るとBetterZipアプリが起動するが特にすることはないのでそのままアプリは終了させよう。

もしBetterZipアプリのアップデートチェックなどを無効にしたければ上記画像のようにBetterZipアプリの起動画面でチェックを全て外してしまってもいい。

また、BetterZip本体が完全に不要であるのなら通知も切ってしまおう。
続いて下記コマンドを入力してQuickLookをリセットしてプラグインをロードする。
qlmanage -r

もし上記コマンドが効果なかった場合、Macからログアウトしログインし直そう。

正常にQuickLookプラグインがロードされれば上記画像のようにZIPファイルをQuickLookした際にZIPファイルをプレビューできるようになる。
BetterZipのQuickLookプラグインを使う- Homebrew+caskの場合
以前まではHomebrew+caskで下記コマンドでBetterZipのQuickLookプラグインのみをインストールできたが、現在はBetterZipアプリに統一されたため不可。
brew install --cask betterzipql

Homebrewユーザーは下記コマンドでBetterZipをインストールしよう。
brew install --cask betterzip

BetterZipがインストールされたら下記コマンドでQuickLookをリセット。
qlmanage -r

あとはZIPファイルをクイックルックしてZIPファイルがプレビューできるか確認して完了。
ターミナルコマンドzipinfoを使う
BetterZipなどのサードパーティーアプリやプラグインを導入したくない場合、下記ターミナルコマンドでもZIPファイルの情報を確認可能だ。
「ZIPファイルへのパス」という部分には中身を調べたいZIPファイルへのパスを入力して置き換えよう(zipinfoと入力してターミナルに調べたいZIPファイルをドラッグアンドドロップすると手っ取り早い)。
zipinfo zipファイルへのパス

コマンドが実行されるとZIPファイルの詳細な情報をZIPファイルを解凍せずにチェックできる。
上記画像にもある通り、ZIPファイルの中身がアプリケーションであればコード署名やplistファイルなど、QuickLookプラグインだけでは分からない情報も表示可能だ。
ターミナルコマンドunzipを使う
zipinfoと似たようなコマンドとして下記のようなものもある。
unzip -l zipファイルへのパス

このコマンドでもzipinfoと同じくZIPファイルの詳細な情報を解凍せずに表示可能だがzipinfoと比べると情報量が少ない。
ただzipinfoで表示される情報は大半のユーザーにとって不要なものも含まれるため、単にZIPファイルの中身を知りたいだけならunzipコマンドの方がシンプルでいいかもしれない。
まとめ
MacでZIPファイルをプレビューする方法をまとめたが、個人的にはターミナルコマンドを用いる方法はいちいちターミナルを起動するのが面倒なためBetterZipのQuickLookプラグインが一番ではないかと思う。
ただ、余計なアプリやプラグインを導入したくない場合はターミナルを使用するのもシンプルでいいかもしれない。