
macOSのウィンドウは「閉じる」「最小化」「最大化」の3つのボタンが存在するが、通常「最大化」をクリックした際はウィンドウが最大化というよりはメニューバーも隠れる「フルスクリーン」状態になってしまう。
この挙動は設定、あるいは外部からターミナルなどで変更させることもできない。
ここではmacOSのウィンドウをフルスクリーンではなく最大化する手っ取り早い方法をいくつかまとめる。
なお、本記事ではGIF画像のアニメーションを例に解説しているため、可能ならばブラウザのメディアの自動再生をオンにして頂きたい。
INDEX
macOSのウィンドウを最大化する方法
Optionキーを押しながら最大化ボタンをクリックする

最も一般的な方法はOptionキーを押しながら最大化ボタンをクリックするというものだろう。

Optionキーを押しながらウィンドウの「最大化」ボタンにポインタを合わせると矢印マークが+マークに変化し、その状態でクリックすればウィンドウはフルスクリーンではなくメニューバーがきちんと表示される最大化となる。
ただ、この場合は多くのアプリケーションでは最大化されるのは主に縦方向である上に、いちいちOptionキーを押しながらクリックするのも面倒だ。
ウィンドウの上部のスペースをダブルクリックする

別の方法として上記画像のようにウィンドウの空いたスペースをダブルクリックして最大化するというものもある。

この方法であればウィンドウの上部にスペースがある限り、いちいちOptionキーを押さなくてもウィンドウの最大化が可能だ。
しかしこの方法でもいくつかのアプリケーションでは最大化されるのは主に縦方向のみになる。
SpectacleやShitltを使う

「Spectacle」や「Shiftlt」といった無料のサードパーティーアプリを利用してキーボードにショートカットを適用させて最大化を実現するという方法もある。
しかしこの方法も最大化されるのは主に縦方向であり、更にキーボードショートカットをいちいち実行するのはものぐさな僕にとっては面倒に感じてしまう。
BetterTouchToolを使う
最終的に僕が最も手軽だと感じたのが有料のアプリではあるが「BetterTouchTool」を使うというものだ。
BetterTouchToolはスタンダードライセンス版が$7.50であり、更にあまりに高機能すぎて僕は使いこなせていないのだが、BetterTouchToolは特に設定をしなくてもデフォルトでウィンドウを最大化する機能(ウィンドウスナップ)が実装されている。

BetterTouchToolが起動されていればユーザーは特別な設定をせずとも画像のように最大化したいウィンドウを画面上端に移動させるだけでウィンドウを最大化できる。
更にウィンドウを元のサイズに戻したい場合は単純にウィンドウを下にドラッグすればいい。
感覚としてはWindowsに搭載されている機能に近い。
BetterTouchToolは有料アプリなのが残念ではあるが、45日間のトライアル版(体験版)もあるので試してみる価値はあるだろう。
なお、BetterTouchToolの購入方法や詳細は以下の記事でまとめている。

まとめ
以上、macOSのウィンドウをフルスクリーンではなく手っ取り早く最大化する方法をまとめた。
正直、僕個人の意見としてはmacOSのデフォルトの最大化動作はフルスクリーンではなく単純な最大化でいいと思う。
せめてユーザーが最大化ボタンを押した時のデフォルトの動作を変更させる設定を追加するくらいはしてほしいと感じている。