Mac Webブラウザベンチマーク どのブラウザが一番速い?

近年Safariはバージョンアップの度にJavaScriptやアニメーションの実行速度の速さを強調してきたが、実際にmacOS上でWebアプリケーションやアニメーションの速度が速いブラウザはどれなのか検証してみた。

検証したブラウザはSafariChromeFirefoxOperaの4種類。

全てのブラウザは現時点(2019年7月8日)で最新のバージョンを使用している。

ブラウザのベンチマークにあたってはbrowserbench.orgBasemarkのWebベンチマークを使用した。

実行したベンチマークは”JetStream 2””MotionMark””Speedometer””Basemark Web 3.0”

公正を期すため、Chrome・Firefox・Operaは”外部GPUを優先”にチェックをしてeGPUを有効化している。

また全てのブラウザのウィンドウサイズは統一している。

使用したMacはMac mini 2018 6コアi7・メモリ32GB・Blackmagic eGPU。

擬似解像度は3008x1692。

macOSのバージョンはMojave 10.14.5

いずれのベンチマークもスコアが高い方が実行速度が速いことを意味する。

JetStream 2

まずはJavaScriptやWebアセンブリの実行速度を計測するJetStream 2。

Safari

Chrome

Firefox

Opera

MotionMark

続いてブラウザのグラフィックパフォーマンスを計測するMotionMark。

Safari

Chrome

Firefox

Opera

Speedometer

続いて反応速度やWebアプリケーションの実行速度を計測するSpeedometer。

Safari

Chrome

Firefox

Opera

Basemark Web 3.0

最後にBasemark Web 3.0の総合ベンチマーク。

Safari

Chrome

Firefox

Opera

所感

結果として、Basemark Web 3.0以外はSafariが最もパフォーマンスが良く、MotionMark・Basemarkを除けばFirefoxが最も遅い結果となった。

ChromeはMotionMark以外は堅実なパフォーマンスを示している。

JetStream 2、MotionMark、SpeedometerではSafariが健闘していたが、Basemark Web 3.0では全ブラウザ中Safariが最も低いスコアとなり、Basemarkのリザルト画面でもSafariだけが唯一「WebGL 2.0のテストが実行できなかった」という警告が出た。

総合的にはSafariが最もパフォーマンスが高いのだが、Basemark Web 3.0の結果を見るに、SafariはWebGL 2.0の実行に問題があるようだ。

意外に思ったのがブラウザシェアで劣るOperaがかなり健闘している点だ。

今回テストしたブラウザの中では総合的に見るとOperaがSafariの次に速く、ChromeやFirefoxを大きく引き離し、Basemark Web 3.0では唯一Operaだけがスコア1000を超えた。

まとめ

Appleは長年macOSがアップデートされる度Safariのパフォーマンスの高さをアピールしてきたが、今回のベンチマークスコアを見るにその主張はあながち間違っていないと言える結果になった。

ただ、JavaScirpt・Webアプリケーションの実行速度やグラフィックパフォーマンスだけがブラウザの速さを決めるものではなく、各ブラウザによってHTMLやCSSのレンダリング、キャッシュの扱いやプラグインの処理方法も違ってくるため、ベンチマークのスコアが高いからといって必ずしも快適なブラウザとは限らない。

上記のベンチマークスコアはあくまで参考程度に受け取ってほしい。